サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

凸凹があるのが耐熱性、ないのが耐圧性のペットボトル。滅菌・殺菌や炭酸のありなしで使い分け!

今回は、2018年6月8日放送、第9回「チコちゃんに叱られる!」の3つ目のお話。

「なぜペットボトルに凸凹があるの?」だよ!



たしかに、炭酸系のものはあんまり凸凹がないイメージだけど、お茶などのペットボトルは凸凹があるね。

強度を保つためじゃないのかな?

なぜなんだろう?


なぜペットボトルに凸凹があるの?



「飲み物を飲む姿が一番爽やかな人ってだーれ?」という問いかけで、高橋さんが回答者。


チコちゃんは、ペットボトルの形について尋ねます。

そこで、チコちゃんの質問は、「なぜペットボトルに凸凹があるの?」


高橋さんは、「持ちやすい」と答えてましたが、残念ながら叱られちゃいました。


というわけで、チコちゃんの答えは、

「飲み物がとっても熱いから」

とのこと。


番組では、チコちゃんが「月がとっても青いから~」と菅原都々子さんの曲を歌ってたよ。


「月がとっても青いから」(つきがとってもあおいから、初出時の表記は「月がとつても靑いから」)は、1955年に発表され、歌手の菅原都々子が大ヒットさせた日本の歌謡曲。

作詞:清水みのる、作曲:陸奥明。

陸奥が娘の都々子のイメージチェンジを賭けて売り出し、現在の市場規模の30分の1の時代、100万枚を超える大ヒットとなった。この曲で菅原は歌手としての地位を不動のものにした。

1955年12月20日、日活製作の同名の映画が公開された。

後にレコード化した歌手に、石原裕次郎、森昌子、天童よしみ、遊佐未森、氷川きよし等がおり、その他にも世代を問わず多数の歌手によって歌われている。カラオケ化もされるなど、日本のスタンダード曲として長く歌い継がれている。
(HPより)



1955年の曲を口ずさむ5才児って。。。。


凸凹のペットボトルは耐熱性のボトル


以下、専門家の解説だよ。


「凸凹のペットボトルは耐熱性のボトルで、熱い液体を入れても変形しないように出来ている。」とのこと。


これは、お茶や果汁飲料に多く使用されるペットボトルなんだって。


実際に売られるときは常温や冷蔵のことも多いけど、中身を入れる時には殺菌のため、かなり熱い状態で入れられているんだ。


番組では、オレンジジュースの工場へ。


温度計でチェックしてみるとその温度は何と87.5℃!

とても素手では触れない熱さだね。


中身のジュースと容器を殺菌するために、熱々の状態になっているんだね。


この耐熱性に重要なのが、ペットボトルの凸凹「減圧吸収パネル」。


表面がつるんとしている丸い形のペットボトルで実験してみると、側面が徐々に内側へ凹んできたよ。



ペットボトルに熱い飲み物を入れると、温度が下がるにつれて中身の容積が減って内側にへこむ力が働くんだね。


凹む力に耐えられなくなるとペットボトルは不規則に変形。


そこで、凸凹の減圧吸収パネルがへこむ力を受け止めて、ペットボトルの変形をふせいでいるんだ!


(注)凸凹があるから全て耐熱用ボトルというわけではありません。


凸凹のない丸いタイプのペットボトルは耐圧性のボトル


日常、よく見るのが凸凹のない丸いタイプのペットボトル。

こちらのボトルは耐圧性を持たせているペットボトルで、主に炭酸飲料に用いられるとのこと。

炭酸ガスによってボトルを外側に押し広げる圧力がかかるので、凸凹のボトルでは膨張して変形してしまうのだって。

そこで均等に圧力を受けて変形を防ぐ丸いペットボトルが炭酸飲料には最適なんだね。


番組では、凸凹のボトルに炭酸飲料を入れると、ボトルは膨張して水位がどんどん下がってきたよ。

さらに時間が経過すると凸凹の溝が薄くなるほどにパンパンに膨張。


この膨張を防ぐために、外側に広がろうとする力に強い、耐圧性の丸いボトルが炭酸飲料には使われるんだね。


ということで、

ペットボトルに凸凹があるのは、「飲み物がとても熱いから」

でした。


ちなみに、チコちゃんが好きな飲み物は、「テキーラ」とのこと。

(減圧吸収パネルのデザインには特許や意匠権を取得している場合があるとのこと。)


塚原アナから補足


炭酸飲料を、丸いペットボトルに入れる実験はスタッフさんの自宅で行われたそう。

膨らんだペットボトルを少し揺らしたら。「ボンッ!」と破裂してしまったそう。

ということで、「よい子は絶対にマネしないようにね」という注意喚起がありました。


解説してくれたのは


PETボトル協議会専務理事の宮澤哲夫さん。


PETボトル協議会


PETボトル協議会とは
PETボトル協議会は、PETボトル、プリフォームを製造または販売している成形メーカーと、PETボトル用樹脂を製造または販売している樹脂メーカー、及び、PETボトルに関連する商社や、PETボトルに関連する事業に携わる企業・団体で構成する協議会です。

PETボトルのリサイクル推進活動については、そのほとんどを中身メーカー4団体※とともに構成するPETボトルリサイクル推進協議会を通じて行っていますが、PETボトル協議会自身の活動としては、「PETボトルリサイクル推奨マーク」の認定・管理などがあげられます。

※中身メーカー4団体・・・(一社)全国清涼飲料連合会、(一社)日本果汁協会、日本醤油協会、酒類PETボトルリサイクル連絡会

設立経緯
1982年2月、食品衛生法の改正により、清涼飲料用にPETボトルの使用が認められ、いよいよ我が国においてもPETボトルの時代が到来しました。

そのため、PETボトルに関する種々の技術的な課題や使用済み容器の処理等について、協議するためにPETボトル成形メーカー6社、PETボトル用樹脂メーカー5社により、設立された任意団体です。
(HPより)




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2018年6月8日放送、第1回「チコちゃんに叱られる!」の放送内容は下記からどうぞ!



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