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なんで門松の竹は斜めにカットされているの?→徳川家康の八つ当たり by 要筐辯志(ようきょうべんし)

今回は、2021年1月8日金 チコちゃんに叱られる!「▽門松の竹の謎▽エビ・カニはなぜ赤い▽地球温暖化とは」の番組内容を紹介。

なんで門松の竹は斜めにカットされているの?




確かに門松といえば、斜めにカットされている竹ですね。


なぜなんだろう?





なんで門松の竹は斜めにカットされているの?


本日の1つめ目の話題。


新年初めての放送ということで、晴れ着姿でチコちゃん登場。


チコちゃん「本年もよろチコおねがいいたします。」


ゲストは中村勘九郎さんと山之内すずさん。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、お正月はのんびり過ごしているステキな大人ってだーれ?」


岡村さんの指名で、中村勘九郎さんが回答者に。


お正月の話題から、玄関の前に飾っているものの話題に。


門松、そして、その形について。


チコちゃん「なんで門松の竹は斜めにカットされているの?」


中村さん「外からの、侵入者を追い払うため。」


チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」


山之内すずさんに聞いてみると。


山之内さん「竹のようにながくたまってきてた悪い部分を、一回スパーンと落として、新しい気持ちで次に進む。」


チコちゃん「6代目。どう?この重さの違い。」


中村勘九郎さん「しっかりしてますね。情けないです。」


しかし、正解でなく、やさしく叱られちゃいました。


門松の竹は3本という事で松竹芸能の3人組、安田大サーカスのもとへ。





聞いてみると、クロちゃんは、「落とし穴のように刺さるように。」と中村勘九郎さんと同じような答え。


出張用チコちゃんに叱られちゃいました。



チコちゃんの答えは、「徳川家康の八つ当たり by 要筐辯志(ようきょうべんし)」


岡村さん「八つ当たり切りですわ。」



徳川家康の八つ当たり by 要筐辯志(ようきょうべんし)


解説は和文化研究家の三浦康子さん。


門松が斜めに切られるようになったきっかけについては江戸時代の書物「要筐辯志」にその記述が。


徳川家康が負け戦で味わった手痛い思い出を門松にぶつけたのがその始まり。





つまり徳川家康による八つ当たり。


門松の本来の形というのはその言葉通り、松の木を玄関先に飾ること。





やがてそこに縁起物として竹が添えられるように。


最初は、竹を真横に切る門松が誕生。


この真っ直ぐ切られた門松は「ずん胴」。





今でも銀行や百貨店などでは一般的に見られる門松の伝統的スタイル。


一方で斜めに切られた「そぎ」。





門松の一般的な姿。



一体なぜ徳川家康と結びついたのか?


新春小型時代劇「竹は斜めに」





第一話:風雲 三方ヶ原の戦い



今から400年以上前の元亀3年12月22日。


甲斐の虎こと武田信玄と織田信長&徳川家康連合軍による戦国史に残る一戦。





これが後世に語り継がれる三方ヶ原の戦い。


徳川家康役はクロちゃん。





家来役は、安田団長&ヒロさん。


この戦いで武田軍にコテンパンにやられた徳川家康。


浜松城へと逃げ帰る事に。


その道中には恐怖のあまりに失禁したという逸話が残っているほど。


徳川家康の肖像画は、そんな屈辱を忘れまいと徳川家康が教訓として絵師に描かせたもの。






最終話:憤怒、家康の八つ当たり


三方ヶ原の戦いで完膚なきまでに叩きのめされた徳川家康。


迎えた翌年の正月。


武田信玄からお手紙が届きます。


「松かれて 竹たぐいなき あしたかな」。





松は家康の元の名字である松平にかけたもので、竹は武田の意味。


「松は枯れて竹は類ないほど栄える未来が待っている=徳川が滅んで武田が繁栄する良き年の始まり」





これを聞いて怒る徳川家康。


そこで目に入ったのが目の前の門松の竹。


怒りが最高潮に達する徳川家康。


この時、家臣は、


「松かれで 竹だくびなき あしたかな」




「徳川は滅びず武田信玄の首が飛ぶという何ともめでたい年の始まり」


という句を詠み直し。


徳川家康は、門松の竹を斜めに切り落とします。





ここから徳川家の家臣たちが一斉に門松の竹を斜めに切るように。





そして、関東を中心にして次第に日本中に広まったとのこと。



(注釈:斜め切りになった理由は諸説あり)



結論


というわけで、


「なんで門松の竹は斜めにカットされているの?」は、


「徳川家康の八つ当たり by 要筐辯志(ようきょうべんし)」


でした。



解説してくれたのは


和文化研究家の三浦康子さん



今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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