今回は、2021年1月15日金 チコちゃんに叱られる!「▽金縛りって?▽メリーゴーラウンドの謎▽赤信号の秘密」の番組内容を紹介。
金縛りってなに?
金縛り、経験ありますね。
体が動かなくなるのはなぜ?
金縛りってなに?
本日の1つめ目の話題。
チコちゃん「こんチコは~。」
ゲストは、山田裕貴さん初登場と、5回目の登場、わこちゃんこと島崎和歌子さん。
早速問題へ。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、お化けとか幽霊とかにも好かれちゃいそうなステキな大人ってだーれ?」
生霊に好かれてそうというというイメージがあるとのことで、岡村さんが島崎和歌子さんを指名。
金縛りの話題。
チコちゃん「金縛りってなに?」
髪の長い幽霊に腕をかまれた体験がある島崎和歌子さん。
島崎さん「金縛りは、幽霊の仕業。」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
金縛りの経験者が多いと言われることもある看護師さんに聞いても正解なし。
チコちゃんの答えは、「金縛りはそんな夢」
金縛りはそんな夢
解説してくれたのは、江戸川大学 睡眠研究所所長の福田一彦教授。
金縛りはよく幽霊の類の霊現象と結び付けられる事が多いです。
金縛りの様子を描いた絵画もあります。
おなかの上に男がのっています。
しかし、現代において金縛りの仕組みは科学的に解明されています。
白装束のキムラ緑子さんが、怪談風に金縛りの描写。
キムラさん「なぜ、あなたはかなりバリになるのか!、それは!」
キムラさん「なぜならあなたは今!ドリーミング!!」
金縛りにあった人は「自分は目覚めている状態」と感じています。
しかし、実は金縛りは眠っている時に見る「夢」の一種。
以前、金縛りを人為的に起こすという実験では、実際に金縛り状態になった人を観察。
その様子は、
キムラさん「すやすや眠っていたぁぁ~~!」
普通に寝ているように見えていても、本人にだけは目が覚めていて現実的な夢を見ているのが金縛りの特徴。
学術的には「睡眠まひ」と呼ばれる金縛り現象。
人が眠っている状態はレム睡眠とノンレム睡眠に大きく2つに分類
一般的に眠りにつくとまず一度深いノンレム睡眠に。
そこから徐々に眠りが浅くなると最初のレム睡眠が到来。
その後はノンレム睡眠とレム睡眠というサイクルを繰り替えすのがよくある睡眠パターン。
ところがこの睡眠サイクルが何らかの要因で乱れ、眠ってすぐにレム睡眠になってしまうと。
この時に金縛りになりやすくなります。
そして、金縛り経験者の中にある共通点を調べたところ、研究者が発見したのは、
キムラ緑子「昼寝のしすぎ!」
日中にたっぷり昼寝をしたり、夜眠る前にテレビなどを見ながらいわゆる「寝落ち」をしていたり。
寝る前に一度ぐっすり深い眠りを体験していると、この寝てすぐにレム睡眠になる状態に陥りやすくなるとのこと。
寝ていきなりレム睡眠からスタートするとなぜ金縛りになりやすいのか?
その理由については、レム睡眠時における2つの特徴が関係。
脳が部分的に起きている状態に近い活動をしていて夢を見やすい。
筋肉の緊張がゆるんで力が全く入らない(夢に反応しないように運動機能を抑えている)という2点。
さらに眠ってすぐにレム睡眠になると通常のレム睡眠よりも脳が活発に活動しています。
そのために眠っているのにまるで目覚めているかのような鮮明な夢を見やすい。
錯覚を起こしやすい状態。
その一方で体に全く力が入らないので意識はあるのに体が動かない不思議な金縛り状態に。
さらにレム睡眠時は特に脳内の恐怖や不安を感じる場所が活動します。
この時同時に心臓の動きも速くなる傾向にあるため「胸が苦しい」感覚に襲われやすい。
よく体の上にお化けが乗っているように感じたり、首を絞められる感覚に陥ったりするのはこのため。
このように複数の条件を重なる事で脳が勝手に怖い霊体験と結び付けて「金縛り=怖い」と感じます。
福田先生は「チコちゃんの体型は金縛りになりやすい」と指摘。
その理由は、金縛りになった人の統計を取ると圧倒的に「仰向けで寝ていた人が多い」から。
チコちゃんのフォルムだと仰向けで寝ているだろうという先生の推測。
という事は寝る前に一度ぐっすり眠ってから、改めて仰向けで寝ると金縛り状態になりやすいという事。
そこで番組では再現実験に挑戦。
福田先生は「やめておいたほうがいい。」と忠告ありましたが、無視して実験に。
その結果は、金縛りりならない。
キムラ緑子「先生が忠告していた「お前が金縛りにならないその理由」は!、、
「加齢ぃ~!」
実は年を取ると寝つきが悪くなるので金縛りになりにくい傾向にあるそう。
キムラ緑子「えっ!わたくしですか?金縛り?先週なりましたとも。オホホホ!まだまだまだまだオホホホ~。」
高笑いで終了。
結論
というわけで、
「金縛りってなに?」は、
「金縛りはそんな夢」
でした。
塚原アナから補足
睡眠習慣の乱れは病気のリスクが高まり、わざと金縛りになろうとする行為は何の得にもならないのでやめましょう。
よく金縛りに遭うという人は霊感が強いとかそういう事では無く「病気の可能性」が隠れている場合があるので心当たりのある人は睡眠専門の医療機関に相談すべきです。
解説してくれたのは
解説は江戸川大学 睡眠研究所所長の福田一彦教授。
睡眠研究所長
社会学部人間心理学科 教授
博士(医学)
流山市の隣町、柏市の生まれです。早稲田大学の大学院を終了後、国立福島大学の教員となり教育学部と共生システム理工学類で20年以上教員をしていました。2010年4月から江戸川大学に移ってきました。移ってきてしばらく経ちましたが、人間心理学科の学生さんたちは、おおむねとても真面目な人たちが多いと感じています。大学に入学してとても伸びる学生も沢山います。特にそのような時に教育に対してやりがいを感じます。
研究分野:心理学
専門分野:実験心理学
実験心理学という分野は、研究の手法として「実験」を主に使う研究分野です。研究対象は研究者によって様々ですが、私は、主に人の睡眠に関する現象と人の認知プロセスに関する研究を行っています。心理学の中でも理系に近い分野と言っても良いかもしれません。
専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと
心理学はどの分野でも科学であることを標榜しています。高校までは心理学という科目がないのでイメージしにくいかもしれませんが、一般の方が考える心理学のイメージと研究として行われている心理学の間にはかなり大きな乖離があります。入学後にそのギャップにとまどう学生もいますが、殆どの学生は、人を対象として、科学的に研究することの面白さに目覚めていきます。人という生き物は研究対象としてミステリアスで非常に魅力的です。学ぶ上で大事なことは、まず、人に興味を持つことと、先入観を捨てて現象を客観的に見る眼を養うことです。人に興味のある学生さんは、人の「不思議」を探求することに大いに魅了されると思います。
研究テーマ
睡眠と覚醒は脳の中の生物時計によって駆動されている積極的なプロセスです。それに狂いが生じると様々な問題が生じます。心の問題としては、「うつ病」や「認知症」や「不登校」などと密接に関連していますし、「癌」の発症率や「生活習慣病」「免疫系」にも大きな影響
(大学HPより)
江戸川大学(えどがわだいがく、英語: Edogawa University)は、千葉県流山市駒木474番地に本部を置く日本の私立大学である。1990年に設置された。大学の略称は江戸大。
学風および特色
在校生には、1人につき1台のノートパソコンが入学後に配布されている。そして、コンピュータの基礎教育、文章教育、コミュニケーション教育(専門講師を招いて)を積極的に行っている。また、大学敷地内には無線LANも配置されており、インターネットが常時利用できる。
教員には小倉淳(マス・コミュニケーション学科教授)、西條昇(マス・コミュニケーション学科教授)、小林至(経営社会学科教授)、北原憲彦(経営社会学科教授)、斗鬼正一(現代社会学科教授)他、各分野において著名な人物が非常勤講師も含めて多く、同大学卒業生の専任教員もおり、学生との交流も盛んである。
それぞれの学科においての野外活動も多い。特に現代社会学科は専任教員の専門分野が幅広く、現代社会の諸相を野外活動(フィールドワーク)を軸に研究する学科として、江戸川大学の特色が生かされた学科である。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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