今回は、2021年2月12日金 チコちゃんに叱られる!「チコちゃんに叱られる!▽渡り鳥のナゾ▽えくぼはなぜできる▽柔道の黒帯とは▽」の番組内容を紹介。
なんで笑うとえくぼができるの?
確かにできる人とできない人がいますが、人間だけですね。
なぜなんだろう?
なんで笑うとえくぼができるの?
本日の2つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、笑顔がステキな大人ってだーれ?」
ここは、岡村さんの指名で橋本愛さんが回答者に。
笑顔から、えくぼの話題に。
チコちゃん「なんで笑うとえくぼができるの?」
橋本さん「歯が無いとか?」
正解に至らず、叱られちゃいました。
堤さんにもきいてみると、「筋肉が薄いから?」、
岡村さんは「筋肉の一部が切れているから。」
チコちゃんの答えは、「人類が平和と幸せを求めて進化してきたから。」
人類が平和と幸せを求めて進化してきたから
解説してくれたのは、日本医科大学の青木律先生。
えくぼは笑った時に頬などに出来る窪みのこと。
これは、表情筋によって作られています。
表情筋とはその名の通り顔の表情を作る筋肉。
骨にくっ付いている足や腕などの筋肉とは違い、表情筋は皮膚にくっ付いているという特徴があります。
これによって複雑な表情を作り出す事が可能に。
そしてこのえくぼ誕生の秘密には生物の進化の歴史が関係しています。
その元祖は地球上で初めて背骨を持つことになった魚類にまでさかのぼります。
この時の原始的な魚類は口から入った水を流し出すエラ孔という構造を持っていました。
このエラ孔を動かすための筋肉がやがて顔の表情を作る筋肉へと徐々に進化。
まず魚類のエラ孔を動かす筋肉から爬虫類の首回りの筋肉へ。
そして哺乳類が誕生すると、哺乳類はこの筋肉をおっぱいを吸うための口周りの筋肉へ進化させる事に。
口をすぼめて吸うという動作を効率的に行うために必要な筋肉。
この他にも目や頬、顎などの筋肉にも進化を遂げ、この時始めて表情筋が誕生。
そして人類の祖先であるサルになると、顔の毛が退化した事で表情が外に表れるように。
相手に敵意を持っておらず、服従するという証を歯を見せる表情。
これで、相手とコミュニケーション。
これが人間の笑顔の原型。
サルの口周りの筋肉を見てみると、他の哺乳類に比べてかなり発達している事が分かります。
しかし、えくぼが誕生するにはまだまだ未熟。
サルからヒトへと進化をすると表情筋もさらに発達。
人の笑顔を作る筋肉は、
眼輪筋
口輪筋
小頬骨筋
大頬骨筋
上唇挙筋
口角挙筋
下唇下制筋
笑筋
など複雑に細分化。
脳の発達に伴って感情に沿った様々な表情を作るように。
さらに、顔の表情筋はどんどん細かく薄く進化。
魚類→爬虫類→哺乳類→サル→ヒトというルートを辿って人類は表情筋を獲得する事に。
その結果としてえくぼができるようになりました。
しかし、表情筋だけが関係しているわけではありません。
人間の顔に存在するじん帯もえくぼには重要。
ここで、担当ディレクターの顔に人体を書いて説明。
顔のじん帯は骨・皮膚・筋肉と結合し、筋肉がずり落ちないように留める役割。
笑うと頬の筋肉が縮みます。
その時、じん帯が皮膚の深い所でくっ付いている人の場合、皮膚が奥に引き込まれてえくぼが。
つまり、じん帯が皮膚を引っ張った時に出来る凹みがえくぼ。
えくぼが出来る人と無い人の違いはじん帯と皮膚との結び付きが強いか弱いかに関係。
えくぼにも様々な種類が
縦えくぼ
頬のじん帯が縦に強く結びついているケース
口角えくぼ
口角付近にあるじん帯が強く結びついているケース
泣きえくぼ
頬の上のじん帯が横に強く結びついているケース
笑顔は相手に対して自分の感情を伝えるサイン。
人類はお互いに笑顔を見せ合う事で無駄な争いを回避して来た歴史が。
えくぼはこの時に笑顔をさらに強調するもの。
つまり平和と幸せを求めて進化した結果生まれたと考えられるとのこと。
結論
というわけで、
「なんで笑うとえくぼができるの?」は、
「人類が平和と幸せを求めて進化してきたから」
でした。
解説してくれたのは
日本医科大学の青木律先生。
院長:青木 律(あおき りつ)
昭和38年 立川市生まれ
昭和63年 日本医科大学卒業
医師国家試験合格、日本医科大学付属病院研修医
日本医科大学皮膚科学教室入局(形成外科専攻)
平成2年 日本医科大学付属第二病院外科、消化器病センター医員
平成3年 福島県会津総合病院形成外科医員
平成4年 日本医科大学付属病院形成外科医員助手
平成2年 日本医科大学付属第二病院外科、消化器病センター医員
平成6年 山形県北村山公立病院形成外科医長皮膚科兼担
平成8年 オーストラリアシドニー 王立プリンスアルフレッド病院
形成再建手の外科 シニアレジストラ
平成9年 オーストラリアメルボルン 王立小児病院
小児形成外科 ビジティングフェロー
平成10年 日本医科大学形成外科学教室講師
平成15年 日本医科大学付属病院形成外科・美容外科講師
平成19年 日本医科大学付属病院形成外科・美容外科助教授
平成20年 日本医科大学付属病院形成外科・美容外科准教授
早稲田大学・非常勤講師
グリーンウッドスキンクリニック立川開設
医学博士、日本形成外科学会認定 形成外科専門医、日本レーザー学会認定 I 種レーザー専門医、
日本形成外科学会評議員、日本美容外科学会社員、日本美容医療協会理事、
NPO法人フェイシャルセラピスト協会理事、毛髪促進医療協会監事日本抗加齢医学会会員、他多数学会会員
(HPより)
日本医科大学(にほんいかだいがく、英語: Nippon Medical School、公用語表記: 日本醫科大學)は、東京都文京区千駄木1丁目1番5号に本部を置く日本の私立大学である。1926年に設置された。大学の略称は日本医科大、日本医大、日医大、日医、NMS。1876(明治9)年に長谷川泰により西洋医師養成を目的として設立された私立医学校「濟生學舎(さいせいがくしゃ)」を前身とする、創立以来145年の歴史を持つ日本最古の私立医科大学。
日本医科大学は、1876年(明治9年)に長谷川泰により創設された私立医学校「済生学舎(濟生學舎)」を前身とし、創立145年を超える日本最古の私立医科大学である。1903年(明治36年)8月31日、済生学舎創立者長谷川泰による済生学舎廃校宣言直後に創立者山根正次によって設立された「済生学舎同窓医学講習会」、「医学研究会」、日本医学校の設立や私立東京医学校との合併、専門学校令による旧制日本医学専門学校の時代を経て、1926年(大正15年)の大学令によって旧制日本医科大学となる。戦前に大学令によって旧制大学に昇格したのは私立医大では3校であり、慶應義塾大学医学部、東京慈恵会医科大学と共に、私立医大御三家と称されることがある[1]。なお、東京女子医科大学は前身の済生学舎出身の吉岡弥生(1892年卒)によって創立され、東京医科大学は日本医学専門学校から袂を分かった人々によって創立され、埼玉医科大学は卒業生の丸木清美により設立された経緯がある。また、日本医科大学は2001年(平成13年)に私立医科大学として初めて大学院重点化宣言をし、現在まで継続して大学院の重点的整備を行っている[2]。
(Wikipediaより)
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