今回は、2021年4月23日金 チコちゃんに叱られる!「▽イヌの種類の謎▽たわし誕生秘話▽目が回る理由」の番組内容を紹介。
なんでたわしは亀みたいな形をしている
確かに、亀の子たわしって言いますね。
なぜなんだろう?
なんでたわしは亀みたいな形をしている
本日の2つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、お掃除が上手できれい好きな大人ってだーれ?」
岡村さんの指名で田中さんが回答者に。
田中さんは、「最近、汚いけどいいですか?」と申し訳なさげ。
チコちゃん「がんこな汚れをゴシゴシ落としたいときは何を使う?」
田中さん「重曹を使ってます。」
チコちゃん「手に持つのは何でしょうか?」
田中さん「金たわし」
亀みたいな形のたわしということで、たわしというワードが出てきました。
チコちゃん「なんでたわしは亀みたいな形をしているの?」
田中さんは、棒状のものを曲げて作ったらたまたま亀のような姿になったという趣旨の回答。
チコちゃんが聞きたいのは、なんで、そんな形になったか?
田中さん「棒状だと角を掃除できない。四方八方全部たわしになったらいいなって。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「妻が障子のサンを掃除したから。」
妻が障子のサンを掃除したから
解説してくれたのは、創業113年のたわしメーカー「亀の子束子」の社長、西尾智浩さん。
西野社長は、元プロのミュージシャン。
浜崎あゆみさんやT.M.Revolutionさんなどのサポートメンバーとして演奏経験あり。
あの亀のような形のたわしを考えたのは西尾社長の曽祖父にあたる西尾正左衛門さん。
NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場「タワシの女房 ~亀の子たわし誕生物語~」
今から110年以上前の明治40年(1907年)ごろ。
家業で縄を作っていた西尾正左衛門(橋本じゅんさん)。
そして、その妻である西尾やす(石田ひかりさん)。
しかしその生活は苦しく、当時の回顧録を見ると、一獲千金を夢に見ていたそう。
当時のたわしはワラなどを簡単に束ねたもの。
正左衛門が作っていたのは、生垣などを結ぶ際に使われていたシュロの縄。
明治時代に入って人々の生活が西洋化。
何か新しいモノを作り出せばきっと儲けられるハズ。
縄の原料だったシュロを針金で巻いたアイデア商品、靴拭きマットを開発。
当時は履物が草履から靴に変わっていった時代。
そこで、靴拭きマットは大ヒット。
しかしながら、踏むとマットが潰れてしまうという悪評が。
そして、どんどん返品されることに。
シュロは繊維が柔らかく、踏むと毛先が潰れてしまい、役に立たなくなってしまいます
そして年末。
年末の大掃除に励む西尾夫婦。
そこで妻があるものを手にして、障子のサンを綺麗にする光景が。
それは、返品された靴拭きマットから取られた一本の棒状の毛束。
正左衛門は妻の元へと駆け寄り、大はしゃぎ。
手に持って使う掃除道具に転用することを思いつきます。
靴と違って、力がかかり過ぎてすぐに繊維が潰れるというデメリットが解消。
そして、新規商品開発にもつなげるというアイデア。
開発を進める正左衛門。
妻の手を参考に、大きさやシュロの繊維の長さ、感触など試作。
そして明治40年(1907年)、女性の手にもピッタリサイズのたわしが完成。
釜にこびりついたお米も綺麗に落ちるたわしが生まれました。
そこに居合わせた息子が、「それ亀みたいだね。」と一言。
そこで、亀の子束子という名前に。
これで商売は大成功と思いましたが、気味悪いたわしの形のためか、あまり売れず。
そこで、たわしを20個束ねてぶら下げると人々の目に留まり売り上げアップ。
木になる栗のように、ちょっと親しみやすくしました。
これで人々の興味を惹く事に成功。
売り上げは徐々にアップ。
実際に使ってみればその性能の高さで大ヒット。
その後は靴洗い用の取っ手付き、お風呂洗い用、体洗い用と様々な形が生まれました。
そして、世界中で使われる大ヒット商品に。
現在も手作りで一つ一つ作られています
誕生から100年以上たった現在。
当時と変わらずに職人の手作りで一つ一つ製作。
結論
というわけで、
「なんでたわしは亀みたいな形をしている」は、
「妻が障子のサンを掃除したから」
でした。
解説してくれたのは
創業113年のたわしメーカー「亀の子束子」の社長、西尾智浩さん。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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