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打ち合わせってなんで「打つ」なの?→雅楽の楽器を“打って”“合わせて”いるから。雅楽のリズムは独特でわかりにくいので打楽器で調整

今回は、2021年5月28日金 チコちゃんに叱られる!「▽旅館の窓際空間の謎▽打ち合わせの謎▽フグ毒の謎」の番組内容を紹介。


打ち合わせってなんで「打つ」なの?




たしかに打ち合わせは、「打ち」合わせですね。


なぜなんだろう?




打ち合わせってなんで「打つ」なの?


本日の2つめ目の話題。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、真面目に仕事するステキすぎる大人ってだーれ?」


ここは、岡村さんが立候補。


チコちゃんは、岡村さんに打ち合わせしたことがあるかどうか質問。


岡村さんは、もちろんしたことあると返答。


チコちゃんは、打ち合わせって、スケッチブックに書いてもらうよう岡村さんに依頼。


岡村さんは、「打ち合わせ」と記載。





チコちゃん「打ち合わせってなんで「打つ」なの?」


岡村さんは、「相手の話に対して「相づちを打つ」から。」といった趣旨の返答。


チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」


渋谷さんに聞いてみると、


渋谷さん「こちらの熱意を相手に打って、それを打ち返すというやり取りがあるから。」といった趣旨の回答。


こちらも正解に至らず。



チコちゃんの答えは、「雅楽の楽器を「打って」「合わせて」いるから。


雅楽の楽器を“打って”、“合わせて”いるから


解説してくれたのは、小野照崎神社の宮司で小野雅楽会会長の小野貴嗣さん。


打ち合わせという言葉は日本古来の音楽である雅楽が由来。





宮中行事などで披露される雅楽。


今から1200年以上前の平安時代、日本から古くからあった音楽と中国・朝鮮半島などから伝わって来たアジア諸国の音楽を融合して出来たもの。


貴族を中心に愛されて、儀式や祝いの席で演奏。





日本最古といわれる音楽文化の一つ。


2009年にはユネスコの無形文化遺産に登録。


今では神社で行われる神前の結婚式や初詣などでよく流れています。


この雅楽で使われる楽器は大きく分けて3種類。




管楽器 – 笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)など



主なメロディーを奏でます。


絃楽器 – 箏(そう)、琵琶(びわ)など


全体のリズムをとる


打楽器 – 鉦鼓(しょうこ)、太鼓(たいこ)、羯鼓(かっこ)など





演奏のスピードを調整


雅楽のリズムは独特でわかりにくい。


全体の演奏リズムなどは羯鼓が管理を担っています。


これはオーケストラで言う所の指揮者のような役割。


そしてこの羯鼓が「打ち合わせ」における重要な役割を果たしています。



リモートによる番組の制作スタッフ打ち合わせ


これに、雅楽の打ち合わせを組み合わせることに。


リモートに並ぶ雅楽の演奏者を見て、おどろく番組スタッフ。





打楽器でリズムが演奏され、また、舞も披露。


実際に雅楽の打ち合わせでは全体で集まる前に、打楽器だけで演奏の速さを合わせる打ち合わせを行います。




この時に基準となるのが羯鼓のリズム。


このようにして文字通り楽器を「打って」演奏速度を「合わせる」ので、打ち合わせ。


これが転じて現在では何かを成功する為に前もって集まって相談する事を打ち合わせと表現するように。



結論


というわけで、


「打ち合わせってなんで「打つ」なの?」は、


「雅楽の楽器を“打って”“合わせて”いるから」


でした。



解説してくれたのは


小野照崎神社の宮司で小野雅楽会会長の小野貴嗣さん



今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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