サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

なんでキャンプでカレーを作るの?→男女の仲を深め健全な夫婦にするため

今回は、2022年4月8日金 チコちゃんに叱られる!「▽カレーの謎▽テレビはなぜ映る▽カレンダーの秘密」の番組内容を紹介。


なんでキャンプでカレーを作るの?





なんでキャンプでカレーを作るの?


本日の最初の話題。


本日のゲストは、山下智久さんと、VTRで大地真央さんが出演。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で、アウトドアが似合うステキな大人ってだーれ?」


岡村さんの指名で、山下さんが回答者に。


キャンプから、キャンプご飯の話題に。


チコちゃん「なんでキャンプでカレーを作るの?」


山下さん「みんなで食べやすい、野外なので体が温まる。」といった趣旨の回答。


正解に至らず、叱られちゃいました。


大地さんにもきいてみると、


大地さん「カレ(彼)と、、」しゃれで答えようとして失敗。


チコちゃん「華麗なる失敗!」


特に叱られずにVTRへ。


チコちゃんの答えは、「男女の仲を深め健全な夫婦にするため。」




男女の仲を深め健全な夫婦にするため


解説してくれたのは、聖徳大学の神谷明宏准教授。


これは約70年前に国が決めた方針に基づいています。


第二次世界大戦後で日本の占領政策を行っていたGHQが関わっているとのこと。


GHQが打ち出したのが「男女平等」という考え方。


GHQはそれまでの日本の男性中心の社会を問題視。


教育基本法を制定して男女共学を定めたり、選挙法を改正して20歳以上の男女に選挙権を与えるなど性別による格差を撤廃。


健全な人間関係を目指して改革。


その一環として青年男女の健全育成の為に文部省にGHQが推奨したのがキャンプ。


当時、教育や福祉などに携わる人たちはアメリカのグループワークを学ぶ機会が設けられていました。


そこで行われた研修プログラムの一つがキャンプ。


1950年にアメリカの教育者がGHQに提出した報告書には、



「共に働き学び遊ぶ機会を提供するもの」
「キャンプ計画と共に青少年犯罪防止に対する積極的手段」


といった文言が登場。


このようにキャンプは、青少年の健全育成に役立つものとして取り入れられました。


この時に、合わせてフォークダンスやキャンプファイアなども推奨。


グループワークでは協力し合わないと物事が進んでいきません。


コミュニケーションが生まれて自然と人間関係が形成されることが目的。


さらにここから一歩進んで、男女仲を取り持って、ゆくゆくは夫婦になる事も狙いの一つ。


こういったGHQの方針を受けて文部省が設置した施設が青年の家。


青年の家は自然豊かな場所で野外学習をする施設。


1967年に文部省が発行した男女交際に関するレポートでは、「キャンプなどのイベントを通して男女交際のあり方が自然と身に付く」と明記。





そしてこの野外学習で推奨されたのが、自然研究、ハイキング、そして、野外調理。





この野外調理では、カレー作りが推奨されました。


1950年頃に固形のカレールウが誕生した事でカレー作りは、すこしばかり簡便化されました。


この時代はまだまだ食糧難だったのでカレーは特別な洋食という位置づけ。


そこで青年の家でカレーが食べられるとなれば、多くの若者が魅力を感じてこぞって参加することが期待されます。


1964年度の国立中央青年の家報告書でもカレーらしきものを食べている写真が。





茨木市青少年野外活動センター報告書でも、学習項目の飯盒炊爨にカレーが。





カレーは、ジャガイモなどの皮をむく、切る、煮込む、ご飯を炊くなど調理工程が多い





そのため、自然とコミュニケーションが生まれやすいというのもカレーの利点とのこと。





このように、
キャンプ:健全な出会いを生み出す。
カレー:男女の会話のきっかけに。





ということで始められたものが、現在までも引き継がれています。



結論


というわけで、


「なんでキャンプでカレーを作るの?」は、


「男女の仲を深め健全な夫婦にするため」


でした。



解説してくれたのは


聖徳大学の神谷明宏准教授


教員名 神谷 明宏 写真
フリガナ カミヤ アキヒロ

所属 児童学科
職位 准教授

学位

専門分野

研究内容

担当科目 学士
明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業
関東学院大学大学院文学科社会学専修中退
集団援助技術・野外教育・児童文化

1. 家族の変容と児童のトリートメントサービス
2.教育キャンプのキャンプカウンセリング
3.郷土玩具と生育儀礼・年中行事

所属学会 等
こども環境学会 理事・副会長
日本野外教育学会 会員
日本レジャー・レクリエーション学会 会員
(財)日本環境協会こどもエコクラブ推進委員
NPOコミュニティー実践センター 副理事長
松戸市教育委員会社会教育委員
松戸市子ども子育て委員

(表彰)
(社)日本キャンプ協会 キャンピングアワード 平成19年
(財)横浜市体育協会 スポーツ功労賞 平成20年
(財)神奈川県スキー連盟 功労表彰 平成21年
(財)日本レクリエーション協会 レクリエーション運動普及振興功労表彰 平成22年
(大学HPより)



聖徳大学


聖徳大学(せいとくだいがく、英語: Seitoku University)は、千葉県松戸市岩瀬550に本部を置く日本の私立大学である。1990年に設置された。大学の略称は聖徳。

大学全体
人間教育「和」を謳った女子一貫教育を行う[1][2]学校法人東京聖徳学園が経営する[3]。併設校に聖徳大学短期大学部がある。学長(兼・法人理事長)は川並弘純。

全ての学部に大学院を設置し、学部・大学院・短期大学部の全てに通信教育課程を設置する[4]。また、児童学研究所を始め、心理教育、言語文化、生涯教育の4研究所と家族問題相談センターの5つの特化研究施設を設けている。なお、大学院および通信教育課程については男女共学となっている。

2019年、高等教育の無償化制度に大学側が申し込まず、同制度の対象外となることが決まった[5]。

建学の理念
聖徳太子の「和」の精神を建学の理念として掲げ、創立以来「人間教育」という一本の大きな柱を守り、「女性総合大学でなければ学ぶことのできない、女性にふさわしい教育」を謳っている[6]。

施設
2004年12月には東京都港区にサテライトキャンパスを開設。さらに、翌2005年4月松戸駅前に15階建ての生涯学習社会貢献センターを新設した。附属校・関連校には、幼稚園(7園)、小学校(1校)、中学校(2校)、高等学校(2校)、専門学校(幼児教育専門学校)がある。
(Wikipediaより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。


過去放送日別一覧ページ



モバイルバージョンを終了