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なんでミントを食べるとスースーして冷たく感じるの?→人間の温度の感覚を勘違いさせる謎の物質が入っているから

今回は、2022年4月15日金 チコちゃんに叱られる!「▽ミントの秘密▽温泉まんじゅうの色▽映画館の謎」の番組内容を紹介。


なんでミントを食べるとスースーして冷たく感じるの?




なんでミントを食べるとスースーして冷たく感じるの?


まずは、最初のゲスト紹介。


本日のゲストは、高橋克実さんと井上咲楽さん。


早速一問目に。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で、爽やかでステキな大人ってだーれ?」


岡村さんの指名で、井上さんが回答者に。


爽やかからスーとする食べ物ということでミントの話題に。


チコちゃん「なんで、なんでミントを食べるとスースーして冷たく感じるの?」


井上さん「ミントの中に爽やかな玉がいっぱい入っていて、そのミントの爽やか成分が口に広がって実際に口の温度が下がる。」といった趣旨の回答。


正解に至らず、叱られちゃいました。


高橋さんに聞いてみても、正解に至らず。


チコちゃんの答えは、「人間の温度の感覚を勘違いさせる謎の物質が入っているから。」



人間の温度の感覚を勘違いさせる謎の物質が入っているから


解説してくれたのは、生理学研究所の富永真琴教授。


私たち人間が「冷たさ」を感じるのはTRP M8(トリップエムエイト)の働きによるもの。


TRP M8は皮膚や舌にあるたんぱく質。




「28℃以下」の温度を感知する一種の冷感センサー。


氷を手の平に乗せるとTRP M8が反応し




脳に信号が伝わる事で「冷たい」と感じてます。




このTRP M8の役割は、2つあると考えられています。


1つが、体温の低下から命を守るため


もう一つが、暑い時期に冷たいと感じさせることで心地よさを得るため


ミントの中にはこのTRP M8を勘違いさせるとある物質が存在。


それが、メントール(メンソール)


メントールとはミント独特の「スースーする」清涼感のもととなる成分。


本来28℃以下の温度に反応するはずのTRP M8。




ミントが冷たく感じるのは、TRP M8がメントールにも反応してしまうため。




しかしながら、メントールがTRP M8に反応する性質があるのか?についてはまだ解明されていません。


そこで、番組では、熱々のお湯(47℃)にメントール入浴剤を入れるとどれほど長く入っていられるのか?を実験。


このような体を張った実験には、いつも登場するあばれる君。




するとメントール入りのお風呂の方が3倍近くの時間入っていられるという結果に。


メントール入りだとお風呂に入った瞬間に


あばれる君「あれ?皮膚の表面は涼しく感じる。」とコメント。


結局、4分近く入った時点でギブアップ。




お風呂を出た途端にまた「涼しい!」とメントールの効果が残っていそうなコメント。


この錯覚は唐辛子(カプサイシン)を食べて熱いと感じるのと同じようなもの。


熱さを感じるのは43度以上で反応するTRP V1受容体。





カプサイシンがこのTRP V1に結合して熱さを感じます。





先生に、唐辛子とミントを同時に食べたらどうなるかお伺いしたところ、


先生「このような実験はしたことがありませんが、おそらく辛いと思います。」とコメント


そこで、番組スタッフは、「唐辛子とミントを同時に食べたると熱さが勝つ?」について検証実験。




あばれる君に世界一辛い唐辛子キャロライナ・リーパーと清涼感MAXのメントールの結晶を同時に食べてもらいます。





結果は「辛い!」という事で検証実験終了。



結論


というわけで、


「なんでミントを食べるとスースーして冷たく感じるの?」は、


「人間の温度の感覚を勘違いさせる謎の物質が入っているから」


でした。



解説してくれたのは


生理学研究所の富永真琴教授

愛媛大学医学部卒,京都大学大学院医学研究科博士課程修了,博士(医学)。生理学研究所助手,カリフォルニア大学サンフランシスコ校博士研究員,筑波大学講師,三重大学教授を経て2004年5月から現職。
(大学HPより)



生理学研究所


生理学研究所(せいりがくけんきゅうじょ、英語: National Institute for Physiological Sciences)は、自然科学研究機構を構成する、愛知県岡崎市にある大学共同利用機関。人体基礎生理学分野における日本の中核的な国立研究所である。人体の生命活動を総合的に解明することを目標に研究活動を行っている。

国家事業であるナショナルバイオリソースプロジェクトのニホンザル分野を担当している。

2017年5月現在、以下の4つの研究領域と4つの研究施設及び技術課を有している。

研究系
分子細胞生理研究領域
生体機能調節研究領域
基盤神経科学研究領域
システム脳科学研究領域

研究施設
研究連携センター
脳機能計測・支援センター
行動・代謝分子解析センター
情報 処理・発信センター
動物資源共同利用研究センター
また、動物実験センター、生命創成探究センターとも連携している。経理など管理業務は岡崎統合事務センターで行われている。 総合研究大学院大学の大学院生に対する教育も実施している。
(Wikipediaより)




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