今回は、2018年8月17日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」夏の拡大版のお話。
「お盆の「盆」ってな~に?」だよ!
夏の拡大版らしく、お盆のお話。
夏といえば、お盆、ご先祖様を思い出し、お供え物や盆踊りをおどったり。
でも、確かにお盆の由来ってなんだろう。
お盆の「盆」ってな~に?
チコちゃんの「」この中で一番季節の行事に詳しい品のある大人ってだーれ?」という問いかけで、浅野ゆう子さんが回答者に。
チコちゃん「この間まであった夏のお休みの期間ってなんていうか知ってる?」
浅野さん「お盆」
チコちゃん「では、お盆ってなーに?」
浅野さんはうまくこたえられずに、叱られちゃいました。
NHKアナに聞いてみた
番組では、NHKのアナウンサーに、「お盆ってなに?」って聞いてました。
1992年入局27年目の小野文恵アナウンサー
(鶴瓶の家族に乾杯 ガッテン!)
2006年入局13年目の杉浦友紀アナウンサー
(2018年ピョンチャン五輪)
2006年入局で13年目の杉浦友紀アナウンサー
(ごごナマ)
3人とも、なぜお盆っていうのか、わかりませんでした。
チコちゃんの答えは、「逆さづり」?
なんのこと?
お盆の由来はさかさづり
解説は富士山曹洞宗宝林寺住職の千葉公慈さん。
お盆とは盂蘭盆(うらぼん)を略した言葉。
「盂蘭盆、うらぼん、ぅぼ、お・・ぼん、お盆」ということらしい。
「盂蘭盆」という言葉は、お釈迦さまの教えを説いたお経である「仏説 盂蘭盆経」が由来。
この盂蘭盆という言葉は、古代インドのサンスクリット語「Ullambana(ウランバナ)」に漢字を当てたもの。
「Ul」は「逆さ」という意味の接頭辞。
「lambana」は「つるされる」の動詞の名詞形。
つまり意味は「逆さづり」なんだって!
インド昔ばなし
番組では、お盆の由来を、インド昔ばなし風にアニメで放送してました。
昔、あるところにお釈迦さまのお弟子さんの目連(もくれん)という人物がいたそうな。
ある日、目連は無くなったお母さんがどうしているのかが気になり、あの世を覗いてみることに。
極楽浄土を覗いてみてもそこに母の姿はありませんでした。
恐る恐る暗闇を覗いてみると、そこには母が逆さづりにされていました。
お釈迦さまにお伺いしたところ、
「母を助けたければ、僧侶たちの修業が終わる(旧暦の)7月15日に、沢山のお供えとお経を読んでもらいなさい。すると母は地獄の苦しみから救われるでしょう。」
目連がお釈迦さまの言う通りにすると、
逆さづりにされていた母の足は自由になりました。
そして、あの世で菩薩となり幸せに暮らしたとな。
それ以来、仏教では旧暦の7月15日を盂蘭盆会(うらぼんえ)と呼ぶように。
ご先祖様を供養する日になったんだね。
ちなみに、夏に行われる盆踊りは、目連の母と一緒に救われた大勢の死者たちが、喜んで手を挙げた姿を見立てた喜びの舞とのこと。
というわけで、お盆は、逆さづりでした。
(注)お盆の由来には、諸説あります。
解説してくれたのは
富士山曹洞宗法林寺の住職 千葉公慈さんだよ。
千葉 公慈(ちば こうじ、1964年 – )さん
日本の仏教学者、駒沢女子大学教授。
専門はインド・チベット仏教教理学。
来歴
千葉県市原市生まれ。
1993年 駒澤大学大学院人文科学研究科博士後期課程(仏教学専攻)満期退学。
文学修士。
2011年に駒沢女子大学人文学部日本文化学科教授に就任。
近年は唯識思想と日本文化論を研究。
市原市の曹洞宗宝林寺(第24世)住職。
曹洞宗教誨師。
テレビ、雑誌、講演などで仏教の教えや生き方を説く。また民俗学や日本人の思想にも造詣が深い。
著書に『心と体が最強になる禅の食』
『そうだったのか!お寺と仏教』
『知れば恐ろしい日本人の風習』
『心の花を咲かせる言葉』
『運がよくなる仏教の教え』(萩本欽一との共著)(Wikipediaより)
富士山曹洞宗法林寺の場所はこちらだよ!
http://sotozen-navi.com/detail/index_220623.html
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。
2018年8月17日放送、「チコちゃんに叱られる!」夏の拡大スペシャルの放送内容は、下記の各回放送・放送日別一覧ページからどうぞ!