今回は、チコちゃんに叱られる! 拡大版SP!▽教室の掃除▽絵を描く能力▽桜の開花 初回放送日: 2023年5月12日の番組内容を紹介。
なんで学校で教室の掃除をするの?
なんで学校で教室の掃除をするの?
本日の最初の話題。
本日は、君の声が聴きたい、拡大版SP!
ゲストは内村光良さん、佐藤栞里さん、宮野真守さん。
早速一問目に。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、キレイ好きでステキな大人ってだーれ?」
内村さんが回答者に。
チコちゃん「小学校の時に教室の掃除をしたよね?なんで?なんで学校で教室の掃除をするの?」
内村さん「てめえのことはてめえで始末しろ。そういう教育方針。あと、頑張って綺麗にしたという達成感!」といった趣旨の回答。
正解に至らず、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「チューラパンタカみたいになって欲しいから。」
チューラパンタカみたいになって欲しいから
生徒自身が教室の掃除をするという文化があるのは日本、韓国、中国、シンガポール、エジプトなどごく少数。
チューラパンタカとはお釈迦様の弟子の一人。
日本の学校で掃除が始まったとされているのは室町時代。
当時の学校の役割を担っていたのはお寺。
お寺では読み書きの他に仏教のお経を通して人の道を説く、現在の道徳のような内容も教えていました。
そこで教材として使われていたのが「根本説一切有部毘奈耶」というお経。
そこには善い行いや教訓などが書かれていました。
ここに登場するのがチューラパンタカ。
彼は悟りを開いて阿羅漢(究極の悟りを開いた修行者の最高位)に達して人物。
もともとは一文字覚えると一文字忘れてしまうほど勉学はダメダメだった人。
インド昔ばなし「チューラパンタカものがたり」
ナレーションは清水ミチコさん。
その昔お釈迦様の弟子で、賢くて努力家な兄のマハーパンタカ
そして物覚えの悪いダメダメな弟のチューラパンタカの兄弟がいました。
チューラパンタカはお経が全く覚えられず他の弟子たちからはバカにされていました。
そんな弟をみかねた兄。
仏道をあきらめて家に帰るように説得。
兄の厳しい一言にショックを受けたチューラパンタカ。
お寺の前で泣き崩れてシクシクないていました。
そこへお釈迦様が現れ「塵を払い、垢を除かん。」と唱えながら一本の放棄を渡します。
お寺を掃除しなさいとアドバイス。
あくる日からチューラパンタカはその教えを守ってひたすら掃除に励みます。
そこから3年の月日が流れ、チューラパンタカはハッと気づきます。
「毎日掃除しても塵や垢は全く無くならない。これは心の塵、心の垢と同じなんだ!だから毎日心を磨き続けなくてはならないんだ!」
こうして他のお手本となるような立派な人物にまで成長したチューラパンタカ。
このチューラパンタカのエピソードがもとになって掃除は仏教の修行の一環に。
これらから、お寺の学校で取り入れられて掃除を行うようになりました。
その掃除の習慣は江戸時代の寺子屋にも採用されました。
明治以降も現在に至るまで続いています。
補足
今回の話題は、学校掃除が始まったそもそもの理由。
現在では「子供たちが協力して生活していく」という教育目的で掃除が行われています。
仏教の教えに従ってというわけではないとのことです。
結論
というわけで、
「なんで学校で教室の掃除をするの?」は、
「チューラパンタカみたいになって欲しいから」
でした。
解説してくれたのは
大東文化大学の山本宏樹准教授
ヤマモト ヒロキ
山本 宏樹 文学部 教育学科 准教授
■ 主要学科目
教育学概論, 教育社会学, 教育法行政
■ 学歴
1. 一橋大学 社会学研究科 総合社会科学専攻 博士課程単位取得満期退学
2. 神戸大学 総合人間科学研究科 人間発達科学専攻 修士課程修了 修士(学術)
■ 職歴
1. 2012/04~2016/03 東京理科大学 理工学部 助教
2. 2016/04~2019/03 東京電機大学 理工学部 共通教育群 助教(A)
3. 2019/04~ 東京電機大学 理工学部 共通教育群 准教授
4. 2022/04~ 大東文化大学 文学部教育学科 准教授
■ 所属学会
1. 2006/08~ 日本教育社会学会
2. 2013/08~ 教育科学研究会
3. 2013/08~ 日本教育学会
(大学HPより)
大東文化大学(だいとうぶんかだいがく、英語: Daito Bunka University)は、東京都板橋区高島平1丁目9番1号に本部を置く日本の私立大学。1923年創立、1946年大学設置。大学の略称は大東(だいとう)、大東大(だいとうだい)。
概観
大学全体
大東文化大学は、大正期における日本の政治・経済・社会・文化の近代化の過程で見られた西洋偏重の傾向を是正し、漢学を中心とする東洋文化の振興を図ろうとする木下成太郎による「漢学振興運動」を発端として、1923年(大正12年)の帝国議会衆議院本会議において可決した「漢学振興ニ関スル建議案」に基づき設立された大東文化学院にはじまる。なお、議会の建議案決議で創設された経緯から、特定の創設者は存在しない。
2022年(令和4年)現在、8学部20学科・8研究科を設置している。
建学の精神
漢学(特に儒教)を中心として東洋の文化を教授・研究することを通じて、その振興を図ると共に儒教に基づく道義の確立を期し、更に東洋の文化を基盤として西洋の文化を摂取吸収し、東西文化を融合して「新しい文化の創造」を目指す、と定められている。1985年(昭和60年)に制定された。
そして、2008年(平成20年)9月には、創立百周年に向けた基本計画「中期経営計画(CROSSING2023)」を策定。この中で、これからの21世紀における時代のあるべき姿を提言し、建学の精神を「多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造」と現代的に読み替え、掲げている。
教育の理念
大東文化大学は、建学の精神に基づき、東洋の文化を中心として広く全世界の文化に関する諸学を研究・教授し、その振興を図ると共に、東洋固有の文化を尊重し、その伝統的な美徳を身につけて豊かな人格の形成に努め、併せて国際的な視野を持ち、世界の文化の進展と人類の幸福の実現に寄与できる有為な人材を育成することを目指す。
教育および研究
8学部20学科・8研究科(大学院)からなる文系総合大学である。文学部日本文学科と中国文学科、経済学部は創立当時からの歴史と伝統を持つ[注釈 1]。
書道教育には力を入れており、多くの書家や研究者を輩出している。1969年(昭和44年)4月に大東文化書道文化センター(後の書道研究所)を開設し、日本で唯一の書道専門機関となっている[1]。
創立以来日本文学や漢文学をはじめとする東洋文化研究を柱に据えており、アジア・東洋重視の伝統は受け継がれている。2006年(平成18年)には、国際関係学部の「アジア理解教育の総合的取り組み」が文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択。
2005年(平成17年)より板橋キャンパス近くの高島平団地を活性化することを発端とした環境創造学部による地域貢献活動「高島平再生プロジェクト(後にみらいネット高島平)」を地域住民と行っている。平成19年(2007年)に文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に採択。
自己点検・評価は1994年(平成6年)の「大東文化大学自己点検及び評価規程」制定以来取り組まれており、現在では学長を委員長とする「自己点検・評価基本事項検討委員会」と、その下に実務機関としての「全学委員会」を組織して行われている。
また、教育の質や授業内容を向上させることを目的とした授業評価アンケートや、ファカルティ・ディベロップメント(Faculty Development、通称FD)プログラムも実施している。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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