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なんで右利き、左利きがあるの?→右脳と左脳があるから

今回は、チコちゃんに叱られる! ▽ドラムの不思議▽右利きと左利き▽お面のナゾ 初回放送日:2024年9月6日を紹介。


なんで右利き、左利きがあるの?






なんで右利き、左利きがあるの?


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、手先が器用なステキな大人ってだーれ?」


チコちゃん「なんで右利き、左利きがあるの?」



チコちゃんの答えは、「右脳と左脳があるから。」



右脳と左脳があるから


なぜ利き手というものが存在するのか?


その理由は「脳の負担を減らすため」。


優先的に使う手をあらかじめ決めておかないと、とっさに手を出す状況で判断しやすい。


危険のたびに判断していたのでは、動作に遅れが生じてしまうから。


何かあったら自然と利き手が出るようにしています。


こうすれば、脳が指令を出す時間を省略することができます。


脳には右脳と左脳があります。


右脳が左手を動かし、左脳が右手を動かしています。




右利きと左利きの脳を比較すると、




黄色く表示されている手を動かす脳の領域に注目。


右利きは左脳の該当箇所が大きく発達し、左利きはその逆。


この発達によって右利き、左利きの違いが生まれるとのこと。


この違いに影響を与えるのが「遺伝子」と「生活環境」。


両親と子供の利き手の関係をまとめた統計をみてみると、




両親が二人とも右利き → 子供が左利きになる率は9.5%


両親が二人とも左利き → 子供が右利きになる率は26.1%。


右利きとして生まれた子供でも、左利きの親の影響で左手を使い始めることもあります。


また、右脳の手を動かす領域が発達していってそのうち左利きに変化するケースも。


遺伝子の影響だけではなく、どちらの手を多く使うか?


その生活環境によっても利き手は決まるとのこと。


10歳ぐらいまでは、無理に利き手を変えようとしてしまうと違和感を覚えて脳の発達に悪影響が出るリスクがあるとのこと。


幼い頃に矯正するのは注意すべき。


左利き=天才、センスの人といったイメージがあります。


脳科学的には根拠があります。


左利きだと右利きに比べて右脳と左脳の両方を平均的によく使うことができます。


右脳は主に物の形、色、音の違い、空間認識などの情報処理を担当。



左脳は計算や問題解決したりする言葉の情報処理を担当。


文字を書いたり会話をする時はほとんどの人が左脳を使用。


すなわち、右利きは文字を書く時に左脳で、手を同じ左脳で動かしながら言葉の処理をしています。


左利きは右脳で手を動かしながら、反対の左脳で言葉の処理をしています。


このように左利きだと両方の脳を使う機会が多く、その分だけ脳全体が活性化されています。


そのため、人と違った考えが浮かぶとのこと。


こういった脳の使い分けを利用すれば天才は作る事が出来るとのことで、


日常のあらゆる動作を一か月間に渡って全て左で行うこと。


そこで、芸人のZAZYに協力依頼。



右利きのZAZYが1か月間左手ばかりを使って生活したら天才になるか実験を行うことに。


芸人にとって左手生活は非常に有効。


空気を瞬時に読む力や面白い事を思いつく力がアップする可能性が。


仕事以外は基本的に全部左手という左手生活の行方は、次週以降。




結論


というわけで、


「なんで右利き、左利きがあるの?」は、


「右脳と左脳があるから」


でした。




解説してくれたのは




脳内科医で医学博士の加藤俊徳先生。



加藤 俊徳(かとう・としのり)
新潟県生まれ。医師/医学博士
株式会社「脳の学校」代表
加藤プラチナクリニック院長
昭和大学客員教授
MRI脳画像診断・発達脳科学・脳機能計測、
発達障害・ADHD、認知症の専門家
日本小児科学会小児科専門医
日本医師会認定産業医

1979年
新潟県立長岡高等学校卒業

1987年
昭和大学医学部卒業、医師免許取得

1987年-1988年
昭和大学病院小児科(東京都)

1988年-1991年
亀田総合病院小児科(千葉県)

1991年
昭和大学大学院医学研究科 卒業

1991年-1995年
国立精神神経センター 疾病研究第2部併任研究員

1992年-1995年
公立昭和病院小児科(東京都)

1993年
昭和大学大学院医学研究科 医学専攻博士

1995年-1996年
長寿科学振興財団 海外派遣研究員

1995年-2001年
ミネソタ大学放射線科MR研究センター 研究員

2001年-2005年
財団法人濱野生命科学研究財団
小川脳機能研究所 主任研究員
慶応大学医学部訪問講師

2003年-2004年
東京大学医学部大学院講師

2005年-2006年
社団法人福祉社会研究所 主任研究員

2006年6月
株式会社脳の学校創業

2013年
加藤プラチナクリニック院長

2016年-現在
昭和大学客員教授
(大学HPより)





今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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