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ドライクリーニングって何? 有機溶剤で洗う事

今回はチコちゃんに叱られる! ▽腕時計の謎▽ドライクリーニング?▽ショートの謎 初回放送日:2025年9月6日を紹介。


ドライクリーニングって何?




ドライクリーニングって何?


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、洋服をパリっと着こなすステキな大人ってだーれ?」


チコちゃん「ドライクリーニングって何?」


チコちゃんの答えは、「有機溶剤で洗う事。」



有機溶剤で洗う事


クリーニングの「ドライ」って何?意外と知らないドライクリーニングのヒミツ

みなさんは、洗濯表示に書かれている「ドライ」マークを見たことがありますか?


「ドライクリーニングって、一体何だろう?」そう思ったことはありませんか?


今回は、意外と知らないドライクリーニングの仕組みについて、分かりやすくお話ししたいと思います。



「ドライ」は水を使わないってこと

ドライクリーニングの「ドライ」は、英語で「乾いた」という意味ですね。


その名の通り、ドライクリーニングでは水を使わずに洗濯します。


水の代わりに使われるのは、「有機溶剤」と呼ばれる油のような液体です。




石油から作られることが多く、身近なものでは除光液や灯油もこの仲間です。


この有機溶剤は、水では洗えないものをきれいにするために使われます。



汚れの種類で使い分け

クリーニング店では、服の汚れの種類と素材をチェックして、洗い方を決めています。


まず、汚れの種類。汚れは大きく2つに分けられます。


水に溶けやすい汚れ(水溶性):ジュースやしょうゆのシミなどです。


油に溶けやすい汚れ(油性):口紅や揚げ油のシミなどです。


実は、水と油は反発し合うので、水洗いでは油性の汚れは落ちにくいのです。




そこで登場するのが、有機溶剤です。油と似た性質を持っているので、油性の汚れにうまく馴染んで、きれいに落としてくれます。



服の素材もチェック

次に、服の素材です。


ドライクリーニングが使われることが多い素材として、ウールがあります。


ウールの繊維は、表面がうろこ状になっています。




この繊維が水を吸うと、うろこが開いて絡み合ってしまいます。これが、ウールの服が縮んでしまう原因です。




有機溶剤は、繊維の形を変えません。



ウールの服も型崩れせずに洗うことができます。



ウールの他にも、綿、絹、麻などの素材も、水で洗うと形が変わりやすいので、ドライクリーニングが向いています。




番組では、ティッシュで鶴を折って、水と有機溶媒でいれて選択



水は、形が崩れましたが、有機溶媒はそのままの形を保っていました。




家庭ではできないドライクリーニング

「じゃあ、自宅でドライクリーニングできる?」と思うかもしれませんが、残念ながら、ドライクリーニングは家庭ではできません。


ドライクリーニングには、専用の機械が必要です。また、専門の国家資格を持ったプロの技術も欠かせません。


ドライクリーニングは、水では落ちにくい油性の汚れや、水洗いすると型崩れする素材の服を洗うための、特別な方法なのです。


意外と奥深いドライクリーニングの世界。


次にクリーニング店に行くときは、ぜひ「ドライクリーニング」のマークをチェックしてみてください。


もしかしたら、その服の裏側にある物語を少しだけ感じられるかもしれませんね。




結論


というわけで、


「ドライクリーニングって何?」は、


「有機溶剤で洗う事」


でした。




解説してくれたのは


大手クリーニング会社の長谷川千恵さん。




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。


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