今回は、2018年9月21日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
考え事をする時上を向くのはなぜ?
確かに、考え事をするときは、天上とか、別の方向をむいちゃいますよね。
そういえ割れてみれば、なぜなんだろう?
考え事をする時上を向くのはなぜ?
最初の問いかけは、「アタマが良くてステキな大人ってだーれ?」
というわけで、中村さんが回答者。
チコちゃんが、なぞなぞを出題。
チコちゃん「真っ黒なのに点々をつけると透明になるものなーんだ?」(答えは、カラス)
中村さんは考え込みます。
そこで、チコちゃんがストップを!
ちこちゃん「今(考えているとき)、目線の先はどこ?」
中村さん「禁煙マーク」
そこで、チコちゃんの質問。
「なんで考え事をする時、上を向くの?」
中村さん「思い出そうとすると左上を見るみたいな事を聞いた事あります。」
チコちゃん「今のなぞなぞ問題は、思い出の中にある?」
中村さん「ない。」
チコちゃん「でも、上を見たわね?」
中村さん「うん。見た。なんで?うーん、分かんない。」
というわけで叱られちゃいました。
番組では街頭インタビュー。
街の方々になぞなぞを出し、その時の目線の先をチェック。
みんな、考えるときには、上を見上げる人々。
なぜか、わからないようでした。
チコちゃんの答えは、
「情報をシャットアウトするため」
とのこと。
情報をシャットアウトするため
解説してくれたのは、目・体の動きと心の働きの関係を研究している金沢工業大学の伊丸岡俊秀教授。
考え事をする時に人間は沢山の情報を処理する必要があります。
五感を通して脳に入って来る情報のうちで目から得ている情報が非常に多いんです。
視覚 83.0%、聴覚 11.0%、嗅覚 3.5%、触覚 1.5%、味覚 1.0%
このように全情報量の8割以上を占めているのが視覚情報。
この多すぎる情報は、時として考え事の邪魔になるそう。
普段あまり情報が無い上を見て情報を遮断しようとしているとのこと。
例えば会議中では目の前にいる人の顔が視界の中に入ると考え事の邪魔。
そのため。目をそらすために上を向きます。
人の顔の表情ですら脳は情報として処理しようとするのでそれを何とか防ごうとする行動。
あまり何もない上を見るのが情報をシャットアウトするための手段。
目の動きが分かる装置を学生さんに装着してもらって実際に実験
視線計測できる機器を使用。
取材スタッフ2名は、それぞれ32歳と42歳。
学生の目線映像がでます。
なぞなぞを出題。
「歩くと必ずこける場所はど~こだ?」(答えは土手)
学生さんの視線はすぐさま上の方にシフト。
あきらかな変化。
白い壁を見つめたり、何もない机の上にも視線が移動。
他の学生さんで実験してみても同じように壁から机に視線が移動しました。
心理学の仮説では、過去の事を考える時は左上未来の時は右上を見る
この説について街行く人で実験。
過去の思い出を聞いた時に左上を見たのは14人中11人。
しかし、未来の話をする時も左上を見る人が多く、右上を見たのは14人中3人という結果。
一応、これは過去の情報から未来を考えているから?
伊丸岡教授「そういう話がある事は知っていますが、それで人の心が分かったら苦労はしないですけどね。」。
とあっさりされてました。
結論
というわけで、
「考え事をする時上を向くのはなぜ?」は、
「情報をシャットアウトするため」
でした。
塚原アナからの補足情報
何もない事が多い天井にポスターなどをベタベタと貼ってなぞなぞを出すとどこをみるのかという実感で
チラッと天井を見た後に何もない壁にすぐに視線を移すという実験結果が得られたとのこと。
解説してくれたのは
金沢工業大学の伊丸岡俊秀教授
伊丸岡俊秀教授研究室
伊丸岡俊秀 教授・博士(医学)
青森県五所川原高校出身
略歴
金沢大学文学部行動科学科心理学コース卒業。
同大学文学研究科哲学専攻修士課程修了。
大阪大学大学院医学系研究科情報伝達医学専攻博士課程修了。
日本学術振興会特別研究員(DC2)、
科学技術振興機構研究員。
2004年本学講師就任。准教授を経て、2015年現職。
専門分野
専門:認知心理学、認知神経科学
論文・著書:心理学の基礎:脳とこころの科学入門(培風館)分担執筆
感動と商品開発の心理学(朝倉書店)分担執筆
横顔
学生時代に金沢へ来たのを皮切りに、大阪・神戸・京都と西方面に引き付けられっぱなしです。本来は生粋の東北人なのですが…。
趣味
日々のランニングとマラソン大会出場が趣味です。2015年の目標だった第1回金沢マラソン抽選には無事当選し、完走することができました。
(大学HPより)
金沢工業大学(かなざわ こうぎょうだいがく、英語: Kanazawa Institute of Technology)は、石川県野々市市扇が丘7-1に本部を置く日本の私立大学である。
1965年に設置された。
大学の略称はKIT(ケイアイティー)、金工大(きんこうだい)、金工(きんこう)、工大(こうだい)
概要
大学全体
大学の建学綱領として、人間形成「人間味豊かな技術者、研究者として、高い道徳心と国際感覚を持った創造的で個性豊かな人材の養成を目指す」、技術革新「確かな基礎学力の育成を基本において創造的応用能力の育成に力を注ぎ、将来の技術革新に柔軟に対応しその中核を担い得る技術者、研究者を育てる」、産学協同「産業界の新しい息吹を前向きに取り入れながら、つねに時代が求めるテーマを積極的に追求し、広く開かれた大学として地域社会に貢献する」を掲げている。
「教育付加価値日本一の大学」を目指し、入学時と比べた卒業時の力の成長を重要視していることから、課題が多い大学としても有名である。また、その成果が評価され、地方にありながらも常に高い就職率を維持していることでも有名である。
早くから学内LANが開放され、個人のノートPC等を接続することができる。今では一般常識となっているが、学内で大規模なコンピュータウィルス被害が発生した事や、P2Pソフトの不正利用による犯罪行為が蔓延したことから、早くから対策としてMACアドレスを登録した機器以外接続することが出来ないようになっている。これまで有線LAN接続のみであったが、近年[いつ?]各所に無線LANが設置された。
「夢考房」という作業場があり、安全講習・ライセンス講習を受講すれば、旋盤やフライス盤、プリント基板製作機器などの工作機械や手工具を使うことができる。また、作業に必要な部品もネジ1本から購入することが可能である。夢考房プロジェクトと呼ばれる一種のサークル活動が有り、学生が主体となり様々な大会などに参加し成果をあげている。
付属図書館である「ライブラリーセンター」(LC)は工科系専門図書館としては世界最大級であり、蔵書数は50万冊を超えている。工学の「曙文庫」には『プリンキピア』の初版など貴重な資料が収蔵されている。
大学名には「金沢」が入っているが、これは県庁所在地である金沢市の方が通りが良いためである。発祥地は金沢市であるものの、現在は施設の大半が隣接する野々市市にある。一部の駐車場、建物、テニスコートなどが、野々市市に隣接する金沢市久安にある。「コミュニティ道路」と称した公道が学内を横断しており、車が速い速度で通行できず学生が安全に往来できるようにハンプが設けられ、さらに蛇行させてある。
施設の一角に、地元である野々市市のコミュニティ放送「えふえむ・エヌ・ワン」があり、運営に協力している。また、学生も番組制作に関わっている。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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