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びっくり納得!高齢者のことをシルバーというのは、JRのシルバーシートに由来。

今回は、2018年5月18日放送、「チコちゃんに叱られる!」の6回目の放送の1つ目のネタ。


「なぜ高齢者のことをシルバーというのか?」


チコちゃんの今日の始まりは、「人生経験が豊富な大人ってだあれ?」


岡村さんは、自分で人生経験豊富ということで立候補。


チコちゃんに問われて、岡村さんは、シルバー世代の意味はわかっていました。


高齢の皆さん、お年寄りの皆さんのことだよね!


そう、高齢者の意味で「シルバー」ってつかうよね。


チコちゃんの疑問は、「なんで、高齢者のことをシルバーっていうの?」


そういえば、お年寄りのことをシルバー世代とか普通につかっているんだけど、なぜそう呼ぶのか、考えたこともなかった!


髪の毛が白髪で銀色っぽいから?


いぶし銀とかいう、いかにも玄人っぽい言葉もあるしね。



なぜ、高齢者のこととシルバーというのか?



シルバー人材センターに集まっている皆様に聞いてみた!



うーん、みんな、知らないみたい。

「シルバー世代のご本人たちもわからないのに、あちこちで、「シルバーデー」やら「シルバーパス」やら、「シルバー」「シルバー」と当たり前のようにつかっている日本人のなんと多いことか!」



チコちゃんの答えは?


なんと、チコちゃんの答えは、


高齢者のことをシルバーというのは、「たまたま銀色の布が残っていたから」


ええっ、何のことかまったくわからないや!


スタジオのみんなもわからないみたいだね。



専門家の解説によると、


もともと、シルバーという英語には、高齢者という意味はなかった!


1982年発行の国語辞典をみると、シルバーには、老人や高齢者という意味が。


でも、1974年発行の国語辞典には、高齢者を表す意味の記載なし!


1974年以後、シルバーに高齢者という意味ができたそう!





でも、どうしてなんだろう?



「シルバー」という言葉になにがあったのだろうか?


実は、国鉄のシルバーシートが、高齢者とシルバーを結び付けた!


実は、シルバーと高齢者を結び付けたのは、1973年の敬老の日に登場した、JRの優先座席の名前!


JRに問い合わせると、シルバーシートの名付け親は、営業課長の須田さんという人らしい


実は、須田さんは、国鉄が民営化した際、JR東海の初代社長に就任されたすごい人。


その後、会長を歴任し、現在は87歳、現役の相談役!



さて、須田さんによると、優先座席をシルバーシートと名付けたというよりも、「そうならざるを得なかった」そう。

必然的にそうなったんだ。


怪我の功名?


どういうことなんだろう?



シルバーシート誕生の夜明け


「たぶんこうだったんだじゃないか劇場VTR」、





場所は、1973年7月、国鉄旅客局営業課


須田さんを演じるのは、いつもの鶴見慎吾さん





当時、低運賃や快適なサービスを取り入れていた私鉄に流れた乗客を取り戻すべく頑張っていた。





そこで考えられた新たなサービスの一つが、高齢者向けのサービス。


そのプロジェクトを任されたのが当時の営業課長の須田さん!




「ただ、お年寄りのための席を作っただけではインパクトがない」


「なにか、話題性がほしい!」


「そうか、9月15日の敬老の日から導入すれば、わかりやすい。」


それから具体的な優先座席の議論が始まったそう。


「たとえば、一目でわかるように座席ごと新しくしてみたら?」


でも、座席を作り変える予算の関係でできない。


当時、国鉄は、赤字が大きな問題。





そこで、座席の色を変えることができないか、工場に問い合わせてみたんだ。


急な話なので新しい布を用意できないみたい。


しかし、そこに朗報が!


そう、浜松工場にの布が少し余っていた。


その色は、色見本242番、なんと、シルバー!




これは、当時の新幹線の座席に使われていた生地。





それがたまたま余ってたんだ!


日本では、味のあるベテランを「いぶし銀」


お年寄りでは、髪の毛が銀髪のひともいるし、


なんてこともあり、シルバーシートに名前が決定!


そして、1973年9月15日敬老の日、お年寄りや体の不自由な人のためのシルバーシートが誕生。


実際には、生地が少なかったので、座る部分だけシルバー。


背もたれの部分は、元の生地のまま。


その後、シルバーシートは、私鉄やバスにも広がっていったそう。





そして、「シルバー = 高齢者」という認識が一般的になったんだ。


用意できるのが別の色だったらどうなった?


須田さん「別の色の名前がついたでしょうね。オレンジだったらオレンジシート、黄色だったらイエローシートかゴールデンシート」


ほんと、偶然の産物。


結論


ということで、


「高齢者のことをシルバーというようになった?」のは、


「たまたま銀色の生地がのこっていてシルバーシートになったから」


でした。



鶴見慎吾さん


鶴見さんの紹介は、下記のページ参照。





解説してくれたのは


国語辞典をまとめる編集員を務める飯間浩明さん


飯間 浩明(いいま ひろあき、1967年10月21日 – )
日本の日本語学者・辞書編纂者。
『三省堂国語辞典』編集委員。

経歴
香川県高松市出身。
早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得。
専門は現代日本語。
修了してアルバイトとして三省堂の辞書編纂に携わった後に第六版より『三省堂国語辞典』の編集委員および早稲田大学・成城大学などで非常勤講師を務めている。
(Wikipediaより)




元国鉄営業課長、現JR会長
須田 寬さん
1998年6月NHK経営委員会委員長に就任


須田 寬(すだ ひろし、1931年1月28日 – )は、東海旅客鉄道(JR東海)の初代代表取締役社長である。
名は寛と表記されることが多いが、正式な名前の表記は寬(儿部の右側に点が入る)である。
ホームライナーの生みの親と言われている。
(Wikipediaより)





その他、2018年5月18日放送、「チコちゃんに叱られる!」の6回目の放送の内容は





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