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なんでロッカーって革ジャンを着るの? 地味な歌手をテレビプロデューサーが何とかしようとしたから

今回はチコちゃんに叱られる! ▽なぜ革ジャン▽鳥のウンチの謎▽バナナの不思議 初回放送日NHK総合テレビジョン10月2日(金)を紹介。


なんでロッカーって革ジャンを着るの?





なんでロッカーって革ジャンを着るの?


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、革ジャンが似合うステキな大人ってだーれ?」


チコちゃん「なんでロッカーって革ジャンを着るの?」


チコちゃんの答えは、「地味な歌手をテレビプロデューサーが何とかしようとしたから。」



地味な歌手をテレビプロデューサーが何とかしようとしたから


【カルチャーの雑学】なんでロッカー=革ジャンなの?始まりは「地味な歌手プロデュース」!?ビートルズも憧れたロックファッションの真実


ロックミュージシャンといえば、黒いレザーのライダースジャケット(革ジャン)を羽織ったクールなスタイルを真っ先に思い浮かべますよね。


「ロック=反骨精神だから自然とワイルドな革ジャンになったの?」


「バイク好きなミュージシャンが着始めたの?」


そう思いきや、先日の『チコちゃんに叱られる!』で服飾史研究家の辻元よしふみ&玲子夫妻が明かした理由は超意外なものでした!


なんと、ロッカーが革ジャンを着る最大のきっかけは「地味で売れない歌手を、テレビプロデューサーが起死回生で売り出そうとしたから」だったのです。


今回は、革ジャンが音楽シーンに根付くまでの知られざる歴史ドラマと、時代を彩ったスターたちのトリビアをたっぷりお届けします!



チコちゃんの答え:地味な歌手をテレビプロデューサーが何とかしようとしたから!

もともと革ジャンは、当時発明されたオートバイや自動車、飛行機など屋根がない乗り物に対応するため。




革ジャンの誕生は1927年




戦争などで使われた革ジャンは、戦後、ロードバイク乗りなどに普及しました。


1953年の映画、乱暴者で、マーロン・ブランドが来たこともあり、大ヒット。



憧れた若者が革ジャンを着用することで広まりました。


しかし、音楽界では無縁の存在。


それが有名になるエピソードが今回の答え。


番組で明かされた答えは、音楽史の裏側に隠されたプロデュースのドラマでした。


「ロッカーが革ジャンを着るようになったのは、地味な歌手をプロデューサーが何とかしようとしたから!」


そもそも、1950年代初期までのロックンロール界では、「ロッカーの服装=スーツ」が当たり前でした。


ロックの先駆者であるビル・ヘイリーはもちろん、“キング・オブ・ロックンロール”と称されるエルヴィス・プレスリーでさえ、初期はきちんとしたスーツ姿でパフォーマンスを行っていたのです。





そんな「スーツが常識」だった時代に、革ジャンという劇的なイメチェンを持ち込んだ人物こそが、アメリカのロックンローラージーン・ヴィンセントでした。



地味なロックンローラーを救った「奇跡のイメチェン作戦」

デビュー曲『Be-Bop-A-Lula』が全米7位の大ヒットを記録したヴィンセント。


しかし、その後のヒットに恵まれず一気に地味な存在になってしまいました。


そこで彼は、当時ロックが熱く盛り上がっていたイギリスへと渡ります。


そこで彼が出会ったのが、イギリスの音楽番組を手がけていたプロデューサーのジャック・グッドでした。





実のヴィンセントは、過去の怪我で脚にギプスをつけており、マイクにしがみつくように棒立ちで歌うスタイル。


性格も温厚で礼儀正しく、ワイルドなロッカー像とは程遠い人物でした。


「このままの地味なキャラクターでは売れない…!」と危機感を抱いたプロデューサーは、一計を案じます。


当時、映画『乱暴者(あばれもの)』のマーロン・ブランドの影響で若者の反逆の象徴だった「革ジャン+革パンツ」というバイカーファッションでステージに立たせることにしたのです!


この危険でアウトローなイメージチェンジは大成功!


革パンツのおかげで脚のギプスも目立たなくなり、マイクにしがみつく独特の歌い方も「クールで硬派な個性」として一気に花開きました。



あのビートルズも大激写!音楽界へ広がった「革ジャンイズム」

イギリスで一躍大スターとなったヴィンセントに、熱狂的な憧れを抱いたのが無名時代のビートルズでした。


若き日のジョン・レノンやポール・マッカートニーたちは、ヴィンセントのスタイルをそっくりそのまま真似て、全身黒の革ジャン&革パンツ姿でステージに立っていたのです!




後に世界を席巻するビートルズの初期スタイルにも、このイメチェン作戦が深く影響を与えていたんですね。


1970年代に入ると、ハードロック、ヘヴィメタル、パンクといった攻撃的で力強い音楽が全盛期を迎えます。




「革ジャン・不良・反社会性」というイメージが音楽性とバッチリ合致したことで、多くのアーティストが愛用し、現在の「ロッカー=革ジャン」という不動のイメージが完成しました。


イメチェンの代償…葛藤と栄光の裏側大成功を収めたヴィンセントでしたが、その裏には切ない葛藤もありました。


世間にすっかり定着した「危険でアウトローなキャラクター」と、本来の「温厚で礼儀正しい自分」とのギャップに長年苦しむことになります。


さらに、ビートルズやローリング・ストーンズなど後進のバンドが大台頭したことで仕事が激減。


ストレスなどが重なり、1971年に36歳という若さで胃潰瘍のためこの世を去りました。


しかし、彼の残した功績とスタイルは色あせることなく、1998年には「ロック史に多大な影響を与えた人物」として見事「ロックの殿堂」入りを果たしています。



まとめ:

一人の知恵から生まれた永遠のロックアイコン「強そう」「かっこいい」というイメージで着られていると思っていたロッカーの革ジャン。


その原点には、一人のアーティストを何とか輝かせようとしたプロデューサーの知恵と、コンプレックスを魅力に変えた演出のドラマが隠されていました。


次にロックバンドが革ジャンを着てシャウトする姿を見たときは、ぜひ音楽史を変えたこの素敵なストーリーを思い出してみてくださいね!



結論


というわけで、


「なんでロッカーって革ジャンを着るの?」は、


「地味な歌手をテレビプロデューサーが何とかしようとしたから」


でした。




解説してくれたのは


服飾史研究家の辻元よしふみ&玲子夫妻。




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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