サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

こたつに入るとウトウトするのは?→温もって放熱し体の中の内臓の温度(深部体温)が冷えるから

今回は、2019年2月1日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


こたつに入ると、ウトウトするのは?





確かにこたつに入ると、体中があった高くなってうとうとしますよね。


でも、なぜなんだろう?






こたつに入ると、ウトウトするのは?


本日の一問目。

チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で冬のリビングで一緒に過ごしたいステキな大人ってだーれ?」


岡村さんと田中さん「たまちゃーん!」と指名されて、玉木さんが回答者に。


チコちゃん「こたつに入るとどうなる?」


玉木さん「温かくなる。みかんが食べたくなる。」


田中さん「寝る。寝る。」と助言。


玉木さん「寝ちゃう。」


チコちゃん「美佐子さん、言わないのよ?」


チコちゃん「なんでこたつに入るとウトウトするの?」


玉木さん「下半身が温まると眠くなる。」


と、正解に至らず、叱られちゃいました。


田中さん「子宮の中」


岡村さん「羊水の中の温度とこたつの中の温度が一緒!」


チコちゃん「違う!」


街頭インタビューでも正解はありませんでした。



チコちゃんの答えは、「体が冷えるから」


こたつに入って、体が冷えるって、どういうことなんだろう?



体が冷えるから


解説してくれたのは、東京女子医科大学病院睡眠科の鈴木真由美先生。


人間は体温が上がる事で熱が放散し、体の中の内臓の温度(深部体温)が下がって睡眠に入るそう。





人間の体は脳や内臓の深部体温が下がるほどに眠くなる仕組みになっているそう。





そもそもなぜ睡眠時に脳の温度が下がるのか


昼間の活動によってオーバーヒートした脳をクールダウンさせるから。


脳は高温に弱いのですが、活動時は脳の温度が上昇するので睡眠時は温度を下げて休ませる必要があるとのこと。



ではなぜ温かいこたつに入ると脳の温度が下がる?


その謎を調べる為に脳波を計測しながらこたつに入ってみる事に。


こたつに入る前は顔や頭に比べて手足の温度が低い。


そして脳波は起きている状態だと細かく波打ち。





睡眠に入ると波の感覚がひろくなります。


こたつに入ってから15分で被験者の脳波は睡眠状態。





入眠直前に体温にある変化が。


こたつに入れた足の温度が上昇、そしてこたつに入れていない手の温度も上昇。


手足には動静脈ふん合という熱を外に逃がすための血管が沢山開いています。


手足からどんどん熱が逃げる事で脳の温度を効率的に下げることが可能。


だから手足の温度が上昇したとのこと。


こたつに入ると確かに体全体が温まります。


同時に体温の上がり過ぎを防ぐために手足から余分な熱を放熱。





この時に脳などの深部体温も下がっていくので眠気が。


実際にこたつに入ったスタッフの手の温度は1℃上昇、深部体温は0.2℃下がりました。


温かいこたつで眠り続けると、手足が熱い状態に居続ける事になるので熱放散に限界が。



そして、深部体温が上手く下がり切らなくなるという弊害も。


一時的に下がった深部体温が再びこたつの熱で温められて、眠りが浅くなり体に余分な負担がかかります。





「こたつで寝ると風邪を引きやすくなる」


この理由は、上記のメカニズムで疲労感が生まれ、さらに体温の上昇で汗をかくのが原因とのこと。



結論


というわけで、


「こたつに入ると、ウトウトするのは?」は、


「体が冷えるから」


でした。



塚原アナからの補足


眠りと深い関係がある深部体温ですが、人間は寝ている時に最大で1℃も深部体温が下がると言われています。


朝の寝起きで体がブルブルっと震えたりするのはそれが理由との事。


という事で寝起きには温かい飲み物やスープを摂って体温を上がると良いとのことでした。



解説してくれたのは


東京女子医科大学病院睡眠科の鈴木真由美先生


鈴木真由美先生


鈴木真由美
睡眠障害一般、生活習慣病

概日リズム障害、睡眠関連運動障害(むずむず脚症候群など)、睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害など)、過眠症(ナルコレプシーなど)、睡眠時無呼吸症候群(SAS)ならびにそれに随伴する生活習慣病などの 診断、治療を担当します。
日本睡眠学会 睡眠医療認定医
日本睡眠学会 睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン作成WG 班員
日本人間ドック学会 認定医、情報管理指導士
日本医師会 認定産業医
(大学HPより)




東京女子医科大学病院



東京女子医科大学(とうきょうじょしいかだいがく、英語: Tokyo Women’s Medical University)は、東京都新宿区河田町8番1号に本部を置く日本の私立大学である。1950年に設置された。大学の略称は女子医大、女子医、

女性医師・吉岡彌生が1900年(明治33年)に創設した「東京女医学校」を前身とし、世界的にも珍しい女子大学としての医科大学となっている(大学院は男女共学)。教育・研究の特色として、従来の常識にとらわれない自由な発想を特色とする。

東京女子医科大学病院のほか、心臓病センターや消化器センター、脳神経センター、糖尿病センターなどがある。

早稲田大学との間で医工連携における協定を締結し、共同研究施設や共同専攻大学院などを開設している。
(Wikipediaより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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