サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

これは意外!脳は足の動きを正確に認識できず、タンスに小指をぶつける!

今回は、2018年5月4日放送、「チコちゃんに叱られる!」の4回目の放送の2つ目のお話。

「なんでタンスに小指をぶつけるの?」だよ!



たしかに、タンスに足の小指をぶつけたことあるよね!

あれ、いたいんだよね。

でも、どうしてなんだろう?

2問目はどんな苦しいことにも耐えられる我慢強くてかっこいい大人という指名で、滝藤さんに。

滝藤さんのタンスに小指の足をぶつける熱演は、すばらしかったね。


なんでタンスに小指をぶつけるの?


一番外側で意識がいってないから?

車体感覚と一緒で自分のボディの大きさが分からないから?

ほんと、タンスに足の小指をぶつけたことあるよね!
あの忌々しい経験。

番組の調査では、548人中534人がぶつけた経験があると回答。
足の骨を折った人もいるんだって。

小指の宿敵タンス。

足の小指 vs タンスの戦いは誰しもが経験しているんだね。

でも、なぜなんだろう?

チコちゃんの答えは、

「タンスに小指をぶつけるのは、自分が思っているより1cm外側を歩いているから」

ええ、自分の歩いている範囲を認識できてないの?


専門家の解説


先生によると、実は脳というのは足の動きを正確に認識できていないんだって。

だから歩くときに足の位置がズレてしまうんだね。

NHKスタジオパークで、番組の宣伝を兼ねて実験参加を呼びかけたよ。

やり方は、真っ直ぐ引かれた線の中央に立つ。

そして、パネルで足元が見えないように隠し、先にある線だけ見える状況を作る。

その状態で、見えている線を目安に、足の小指側を線を踏まないギリギリの場所に調整しながら足をおいてもらう。



このようにして感覚のズレを調査したんだ!


調査の結果


みなさん、線から足がずれてたよ。

実験では6cmもズレていて親指以外全負傷という人もいたよ!

ほんと、ほとんどの人が線を踏んでたのにはびっくり!

平均台に親しんでいる体操選手にも試してもらったけど、同じようにずれてたよ。

平均台の体操選手も小指に足をぶつけるんだね。

現役時代の得意種目が平均台だったキレニア先生(元キューバのナショナルチーム)は4.5cmもずれてたよ。

結論


先生によると、このような足の感覚のズレに男女差、年齢差は関係なく、大体平均して1cm外側にズレてしまっちゃうんだって。

でも、まだ、その明確な理由はわかっていないんだって。

まだまだ、小指とタンスの戦いはつづきそうだね!

というわけで、答えは

「自分が思っているより1cm外側を歩いているから」

でした。


補足:足の小指をぶつけた時の衝撃について


体重およそ60kgの人で足の小指をぶつけた時の衝撃は約260N(ニュートン)。

これは5kgのボウリング球を17.2cmの高さから小指に落とす時の衝撃と同じ衝撃がかかるんだって。

これは痛そうだ!

また左右のズレだけではなく、上下や前後にも足はズレるんだって。

ちょっとした段差でつまずくのは、この上下のズレによるものだったんた。

ちなみに、年齢、性別は関係ないんだって。



電車で座っている人の前に立つ時に、自分のつま先が当たってしまうのも前後のズレなんだ!

なーるほど、とってもよく分かったね。

今日から、小指の位置を気を付けて、タンスに当たらないようにしなきゃね!


解説してくれたのは

解説は人の歩き方を研究している高齢者の転倒対策などに取り組んでいる産業技術総合研究所の小林吉之先生

小林吉之先生

産業技術総合研究所


今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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2018年5月4日放送、「チコちゃんに叱られる!」の4回目の放送内容は下記からどうぞ!

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