サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

なんで顔は覚えているのに名前なんだっけ?ってなる?→顔と名前は脳の別の場所で覚えているから。顔記憶は右脳側頭葉、名前は左脳

今回は、2019年2月15日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


なんで「顔は覚えているのに名前なんだっけ?」ってなる?




たしかに、あるあるですね。


名前が出てこないのは、老化現象??





なんで「顔は覚えているのに名前なんだっけ?」ってなる?


本日の2問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番人との出会いを大切にしているステキな大人ってだーれ?」


岡村さん「いきますか?(オールスター)感謝祭とかぎょうさんの人の前で、、」


ということで、島崎さんが回答者に。


チコちゃん「顔は思い出せるのに名前が出てこないということある?」


島崎さん「年齢を重ねるごとにふえてきてます。」


チコちゃん「なんで顔は覚えているのに名前なんだっけ?ってなるの?」


島崎さん「老化?」(即答)


チコちゃん「そこでえーっ?て言わなきゃいけないの!」とだめだし。


仕切り直して、


チコちゃん「なんで?」


島崎さん「えーっ?」


岡村さん「ヘタクソ。」


チコちゃん「一生ちゃん分かる?」


高橋さんの口元にはピヨピヨ音と正解の文字。


チコちゃん「一生ちゃん。アンタ、つまんねーヤツだな。」


岡村さん「えっ?今の?」


チコちゃん「はい!ペン持って!」


高橋さん「何?」


チコちゃん「漢字問題です。「さがみはら」書いて!」


岡村さん「佐神原」


島崎さん「相撲原」


高橋さんは、相〇原の〇部分を、獏、摸、その他書きましたが、不正解。


正解は「相模原」


全員不正解でした。


街頭インタビューでも正解なし。


チコちゃんの答えは、「顔と名前は脳の別々の場所で覚えているから」


そうだったんだ!



顔と名前は脳の別の場所で覚えているから。


解説してくれたのは、生理学研究所の柿木隆介教授。


顔は右脳、名前は左脳で分かれて覚えている。


顔の記憶は右脳にある側頭葉の最も深い部分の顔認知センターに存在。





ここには顔だけを記憶する顔認知細胞が密集。


ここでは目・鼻・口の3か所に反応し、その特徴を記憶。





記憶に要する時間はわずか0.15秒。


顔認知センターの記憶量は非常に多く、その容量は無限。


街中でチラッとすれ違った人ですら記憶できるそう。


その鋭敏過ぎる能力のため、3つの点があるだけで顔と勝手に認識してしまいます。


壁のシミや、樹木が顔に見えてしまったり。




このような弊害もあるそう。



一方で、名前を記憶するのは左脳にある側頭葉。


左脳にある側頭葉は、人名に限らずあらゆる言葉を記憶する部分。





そのため、記憶できる量には限界があるそう。





年齢を重ねるにつれて出会った人の数が右肩上がりに増えていきます。





このように顔は無限大に憶えていくのに対して、名前の記憶量はわずかに増える程度。


そこには落差が。


だから歳を取るにしたがって「あの人の名前なんだっけ?」が増えていくそう。



この名前が出てこないという現象を防ぐ方法


顔と名前を一致させるためにエピソード(思い出)を用います。


エピソードを作って紐づけるのが最も効果的。





人は見覚えのある顔を見ると、脳の表面にある大脳皮質からその人に関したエピソードを検索。


そのエピソードと関係した名前が浮かぶと顔と名前が一致。


つまり、その人とのエピソードが顔と名前の橋渡し役になるそう。



この方法を上手く利用する事で3000人以上の顔と名前を一致させるて記憶する人


東京・銀座。銀座のクラブの伊藤由美ママ。


伊藤ママ「私の記憶術はシャッター法と申し上げまして、お顔とお名前を映像で覚えるんですよ。」


シャッター法とは相手の胸元に名刺をかざして頭の中で写真を撮るように覚えるという記憶法。


番組ディレクターの藤井雄真さんを記憶してもらいます。


伊藤ママ「肌がつるっとしていてお内裏様みたいでかわいらしいですね。」


褒められて照れる藤井D。


この時の笑顔のおかげで楽しかったエピソードとして記憶できるのでより覚えやすくなるとのこと。





柿木先生「初めから一つの画像として憶える事で顔と名前が離れないようにするという工夫があります。」



結論


というわけで、


「なんで「顔は覚えているのに名前なんだっけ?」ってなる?」は、


「顔と名前は脳の別の場所で覚えているから。」


でした。



解説してくれたのは


生理学研究所の柿木隆介教授


柿木隆介教授


柿木 隆介

かきぎ りゅうすけ / KAKIGI, Ryusuke

所属部門: [ 安全衛生管理室 ] [ 統合生理研究部門 ]
略歴
九州大学医学部卒,医学博士。佐賀医科大学助手,ロンドン大学研究員,佐賀医科大学講師を経て1993年3月から現職。
専攻
神経生理学,神経内科学

代表的な論文・著書
H. Mochizuki, et al., J Neurophysiol. 102, 2657 (2009)
K. Inui, R. Kakigi, J Neurol Neurosurg Psychiatry 83, 551 (2012)
H. Okamoto et al., Sci Rep 4, e3927 (2014)
(研究所HPより)




生理学研究所


生理学研究所(せいりがくけんきゅうじょ、英語: National Institute for Physiological Sciences)は、自然科学研究機構を構成する、愛知県岡崎市にある大学共同利用機関。人体基礎生理学分野における日本の中核的な国立研究所である。人体の生命活動を総合的に解明することを目標に研究活動を行っている。

国家事業であるナショナルバイオリソースプロジェクトのニホンザル分野を担当している。

2010年4月現在、以下の6つの研究系と4つの研究施設及び技術課を有している。

研究系
分子生理研究系
細胞器官研究系
生体情報研究系
統合生理研究系
大脳皮質機能研究系
発達生理学研究系
研究施設
行動・代謝分子解析センター
多次元共同脳科学推進センター
脳機能計測・支援センター
情報処理・発信センター
また、岡崎共通研究施設の動物実験センター、岡崎統合バイオサイエンスセンターとも連携している。経理など管理業務は岡崎統合事務センターで行われている。 総合研究大学院大学の大学院生に対する教育も実施している。
(Wikipediaより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。


過去放送日別一覧ページ



モバイルバージョンを終了