2018年5月25日(金)放送、第7回「チコちゃんに叱られる!」の2つ目のお話だよ!
「なんで、女性は男性よりも長生きなの?」だよ!
確かに、女性のほうが、平均余命をみても男性より長生きだね。
男性は、危険な仕事をするからかなぁ?
なぜなんだろう?
なんで、女性は男性よりも長生きなの?
チコちゃん「2問目は一番長生きしそうな健康美人はだーれ?」
年齢が一番若い夏菜さんが指名されたよ!
チコちゃんの質問は、「どうして男より女の方が長生きなの?」
夏菜さんは、「脂肪が多いから?」って答えて、チコちゃんに怒られてたね!
でも、なぜなんだろう?
長寿大国、日本
日本人の平均寿命は、男性 80.98歳女性 87.14歳。
(2017年のデータ)
その差は、およそ6歳差だね!
健康体操に精を出すシニア世代に聞いても、みんなわからないみたい。
答えは、男は女だったのに無理して男になったから
ええっ、男の子って、女の子から変わったんだ!
なぜ、女性のほうが長生き?
なぜ、男性のほうが寿命が短いというと、これまでは男性の喫煙率が高いからとか、仕事のストレスが多いからと言われてきたんだ。
でも、女性の喫煙率 56.0%、男性の喫煙率 49.7%というナウル共和国では平均寿命が女性 70.9歳、男性63.3歳。
また、女性の就業率 82.1%、男性の就業率 98.5%というオマーン国でも平均寿命は同様に女性 77.7歳、男性73.7歳。
とやはり女性の方が長生きなんだね。
どうしてなんだろう?
男性が無理に男性にされているから
解説によると、生物学上、生き物の基本は女なんだって。
男は、女が「男化」したものなんだ!
卵子と精子が出会い、受精すると受精卵が作られるだ。
でも、すべての受精卵もまずは女性として成長するんだって。
これは全ての生物に共通とのこと。
ヒトの場合は、受精から最初の6週間で「子宮」や「卵巣」などの女性器が発生するんだ。
そして、7週目に将来男性になる胎児の体の中では、コルチコステロンというホルモンがたくさん放出されるそう。
このコルチコステロンの働きで、胎児の体内で大量の男性ホルモンが放出。
すると女性器は無理やり、男性器へと作り変えられるんだ!
ちなみに男性の体には胎児の頃に女性だった名残があり、女性器が閉じられていって出来た閉じ跡の線があるんだよ。
コルチコステロンには手痛い代償が
実は、コルチコステロンは免疫細胞の能力を低下させる(免疫力を低下させてしまう)んだって。
つまり、病気に対する抵抗力が弱まっちゃうということなんだね。
男性の体内で放出され続けるコルチコステロンの為に病気になりやすく、平均寿命が短くなるんだ。
ちなみに、このコルチコステロンの分泌を抑えると男性の免疫力がアップするんだけど、男性が女性化してしまうんだね。
男性は、「男であり続けるために色んな犠牲を強いられている」んだね。
ということで、チコちゃんの答えは、
「男より女の方が長生きなのは男はもともと女だったのに無理して男になったから」
でした。
塚原愛アナから補足
コルチコステロンのホルモンについては女性も分泌されていますが、男性の方が圧倒的に量が多いとのこと。
(注)コルチコステロンは男女の平均寿命差を生み出す要因の一つと考えられており、他にも要因があります。
解説してくれたのは
青山学院大学の福岡伸一教授。福岡伸一オフィシャルブログ「福岡ハカセのささやかな言葉」
福岡 伸一(ふくおか しんいち、1959年9月29日 – )は、日本の生物学者。
青山学院大学教授。
専攻は分子生物学。農学博士(京都大学、1987年)。東京都出身。
(Wikipediaより)
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