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蚊取り線香の渦巻きってなんの形?→とぐろを巻いたヘビ。昔は細く棒状、2本同時に巻くことで太く長時間燃焼、大量生産可能に。

今回は、2019年7月26日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


蚊取り線香の渦巻きってなんの形?





蚊取り線香って、あの渦巻きですよね。


渦巻きの形じゃないの?





蚊取り線香の渦巻きってなんの形?


本日の1問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番いい味出しててとってもおいしそうなステキな大人ってだーれ?」


岡村さんの指名で藤原さんが回答者に。


蚊取り線香についての話題。


チコちゃん「蚊取り線香の渦巻きってなんの形?」


藤原さん「回っている。地球。」


チコちゃん「回っている?ズバリ!」


藤原さん「鯉を釣る時の吸い込み!」


岡村さん「しぶいの知ってますね!?鯉釣る時の吸い込み針って。」


正解にい当たらず、叱られちゃいました。


東京臨海広域防災公園でBBQをしている人に質問しても正解なし。


チコちゃんの答えは、「とぐろを巻いたヘビ」



とぐろを巻いたヘビ


解説してくれたのは、世界で初めて蚊取り線香を発明した方のひ孫で大手メーカーの専務である上山久史さん。


蚊取り線香の発明者で会社の創業者、上山英一郎さん。


蚊取り線香は今では世界的に使用。


マラリアのリスクがある国では命を守るのに欠かせません。


実際に世界で一番人間の命を奪っている動物は蚊。


しかし発明当初の蚊取り線香は仏壇の線香と同じように真っ直ぐな棒状。






蚊取り線香が蚊を落とす原理


それは蚊取り線香に含まれるピレトリンという殺虫成分。





その原料はシロバナムシヨケギク(別名、除虫菊)。


除虫菊はヨーロッパでは14世紀ごろからノミやダニを退治するノミ取り粉の原料として使用。


これが明治時代に日本に伝来。


上山英一郎氏は除虫菊を積極的に栽培。





ノミ取り粉の販売で大成功。


さらにこのピレトリンが蚊にも効果があるという事を研究で突き止めました。


そして、線香にして焚く事で蚊を退治出来ることを発見。


蚊取り線香を燃やすと熱でピレトリンが気化。


それが煙によって空気中に広まる事で殺虫作用を発揮。


この棒状の蚊取り線香から渦巻き型の蚊取り線香に変わって行くのには長い年月が。



NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場






「なつよ、これが日本の夏だ 渦巻き型蚊取り線香誕生物語」


舞台は明治23年(1890年)の和歌山県。


縁側でうたた寝をしている上山英一郎氏(鶴見慎吾さん)。


うたたねして、蚊に刺されます。


そして妻(堀内敬子さん)との会話。


当時の蚊取り線香は棒状のもので長さは20cm、燃焼時間は約40分。





また、煙が細かったので一度に3本使わないと効果が出ない。


さらに問題点は、

・長いので折れやすい
・少しの風で倒れやすい
・燃えるのが早いので長持ちしないなど。


上山さんは材料の配合や太さを変えるなどの試行錯誤。


しかし、これといった解決策は見つからないまま5年。


ある日。ゆきが庭で大きな声を上げます。


そこには蛇がとぐろを巻いている姿。


ゆき「線香をあの形にしたら?」


上山「何を言うてんねん。線香をあの形にってあほも休み休みに、、ほんまや!長いもんは巻いてしまえばええのんのんか。」



そして、渦巻き型蚊取り線香の開発が開始。


ところが粘土状の線香の材料を渦巻き型に巻いていくとある程度すき間を開けて巻く必要が。


その形を揃えるには大変な手間。


そこで木型を作って解決しようとしますが、乾いて硬くなるまで方から外せない。





また、大量生産するには大量の木型が必要に。


そこで2本同時に巻くという方法を思いつきます。





2本の渦巻きを同時に巻いて作る事で均一の隙間を持った同じ渦巻き型の線香が出来る事を発見。





しかし、新たな問題が発生。


2重に巻いた蚊取り線香を板に置いて乾かしているとそのままくっつき取れない。


ゆき「その線香を網の上で乾かしたら?」


網の上で渦巻きを乾かして作られた蚊取り線香。





長さ60cmで燃焼時間は約6時間に。


この時点でとぐろのアイディアから7年。


渦巻き型の蚊取り線香を焚きながら夫婦の会話。


ゆき「これでぐっすり眠れますね。」


上山「ああ。なつよ、」


ゆき「ゆきです。」


上山「ゆきよ、これが日本の夏だ。」



結論


というわけで、


「蚊取り線香の渦巻きってなんの形?」は、


「とぐろを巻いたヘビ」


でした。



塚原アナから補足


2巻きが組み合わさった状態でパッケージングされている蚊取り線香。


2つに分けるのに苦労している人に、簡単な外し方。





中央の太くなった部分を上下から押す太い部分をつまんで持ち上げるとのこと。




解説してくれたのは


世界で初めて蚊取り線香を発明した方のひ孫で大手メーカーの専務である上山久史さん。




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。


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