今回は、2019年7月26日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
国道の数字ってなに?
確かに国道っていろいろな番号がついてますね。
できた順番?
国道の数字ってなに?
本日の4問目は、笑いから始まります。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番車のドライブが似合うステキな大人ってだーれ?」
岡村さん「オートマ限定なんですけど。」と言いながら立候補。
チコちゃん「最近、国道走った?」
岡村さん「走りましたよ。1号線。」
チコちゃん「とか?」
岡村さん「2号線とか。」
岡村さん「時には3号線まで。足を延ばす事があります。」
チコちゃん「青山通りは何?あれは。」
岡村さん「青山通り?」
2人のゲストに助けを求めます。
藤原さん、大東さん「246」
岡村さん「246」
チコちゃん「みんな大阪人やさかいな。」
チコちゃん「国道の数字ってなに?」
岡村さん「造られた順番!」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
国道1号の起点となる東京・日本橋で街頭インタビューするも正解なし。
ナレーション「第一京浜が15号で、第二京浜が1号で、第三京浜が高速道路ってもう意味分からん!と不満を言っている関西人の知り合いがいます。」
チコちゃんの答えは、「いろんな理由があるから知っておこう!」
いろんな理由があるから知っておこう
国道の定義ですが、これは国などが管理する道路のこと。
2019年7月現在、1桁から3桁の番号が付いた一般国道は459路線。
日本で初めて国道の番号が付けられたのは明治時代。
その当時のほとんどが日本橋(東京都)を起点。
そこから各地の主要な港や陸軍施設、都道府県庁をつないだ国道に1~44号までの番号を割り振ったのが始まり。
昭和27年(1952年)までの国道は東京が起点となるものがほとんど。
これは、当時の物の輸送を担っていたのが主に鉄道網だったという事も関係しています。
そして、本格的な道路整備が始まったのは第二次世界大戦後。
終戦後に連合国軍総司令部(GHQ)の指示。
日本経済の再建のために傷んだ道路の補修を優先した計画を作るように指示。
そして昭和27年(1952年)に新道路法が制定。
これによって国道の番号は1から付け直されることに。
これが現在使われている国道の番号のもとになっています。
この新道路法によって国道は一級国道(1桁と2桁で1~40まで)と二級国道(3桁)に分類。
一級国道
現在、
1号は東京と大阪をつなぐ道路。
2号は大阪から福岡(北九州)をつなぐ道路。
3号は福岡から鹿児島をつなぐ道路。
4号が東京から青森をつなぐ道路。
5号は北海道函館から札幌をつなぐ道路。
6号は東京から宮城。
7号は新潟から青森。
このようにして日本列島を骨格を作るようにして「縦に繋がる国道」を1号から12号と決定。
13号から35号までは、それまでに結ばれていない県庁所在地などを結ぶ路線を北から順番に指定。
残りの36号から40号は北海道の路線に割り振られました。
二級国道
二級国道は3桁。
101号から244号の計144路線が北から順に。
二級国道は重要都市を結ぶ補完的な役割。
県庁所在地と人口10万以上の町をつなぐ道路や、一級国道と重要な港や空港などをつなぐ道路。
その後、昭和38年(1963年)までに一級国道は57号まで追加。
また、二級国道は271号まで追加。
東京都民になじみ深い246号は「東京都千代田区から静岡県沼津市まで」とかなり長い国道。
これは、昭和31年に番号が割り振られました。
そして昭和40年(1965年)に一級、二級という等級分けが廃止。
その年以降から北から順に3桁の番号が付けられるように。
この中でも一つだけ特別な存在の道路が
昭和47年(1972年)に沖縄返還に伴って誕生した国道58号。
この道路は沖縄本島の骨格を成す重要な国道ということで特例として2桁の番号が付与。
これ以降の59よりあとの2桁の番号は欠番。
チコっと変わった国道
階段が国道?
それが青森県弘前市から外ヶ浜町までを結ぶ国道339号。
その最北端では道が途切れていますがその部分は階段に。
全部で362段ある階段は車で通る事は出来ず「階段国道」という名称で地元の環境名所に。
アーケードの国道?
長崎県長崎市から熊本県宇城市までをつなぐ国道324号。
アーケードがかかった国道で中は商店街。
基本は歩行者優先ながらも朝5時から10時までの時間帯は車両通行可。
日本一短い国道
神戸市中央区にある国道2号と神戸空港を結ぶ国道174号。
起点から終点までの距離はわずかに約187mしかないとのこと。
結論
というわけで、
「国道の数字ってなに?」は、
「いろんな理由があるから知っておこう」
でした。
塚原アナから補足
2017年から高速道路にも路線番号が付けられました。
東京オリンピック・パラリンピックに向けて外国の方にも分かりやすいようにという配慮から路線番号で案内する仕組みがスタート。
高速道路の路線番号には番号の前にEのアルファベットが付けられています。
これはExpressway (エクスプレスウェイ)の意味で、番号は似たエリアを通る一般国道の番号を使用。
東名高速道路は似たエリアを通る国道1号の番号からとって「E1」。
解説してくれたのは
国土交通省道路局、国道・技術課 国道事業調整官の西川昌宏さん。
国土交通省
国土交通省(こくどこうつうしょう、略称:国交省(こっこうしょう)、英語: Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism、略称:MLIT)は、日本の行政機関の一つである。
「国土の総合的かつ体系的な利用、開発及び保全、そのための社会資本の整合的な整備、交通政策の推進、気象業務の健全な発達並びに海上の安全及び治安の確保を図ること」を任務とする(国土交通省設置法第3条)。
上記の国土交通省設置法第3条に示された任務を達成するため、国土計画、都市、道路、建築物、住宅、河川、港湾、官庁営繕、国土の測量、交通・観光政策、気象業務、災害対策、周辺海域の治安・安全確保など、国土・交通・社会資本整備に関する事項を管轄する。
英語表記は当初 Ministry of Land, Infrastructure and Transport(land 国土、infrastructure 建設・インフラ、transport 交通・運輸)としていたが、2008年1月8日の観光庁発足にあわせて、「観光」を意味する tourism を加え、Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism とした[3]。
国土交通省のシンボルとしては、漢字の「心」の文字を図案化した意匠が用いられている[4][5]。国土の上で人が弾んでいる躍動感を表すとともに、北海道開発庁、国土庁、運輸省、建設省の4省庁が互いに心をひとつにし、国土交通省として未来に向かって躍動する様子を描いている[4]。職員の投票によりシンボルマークとして制定され、省の封筒や職員のバッジなどに用いられている[6]
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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