サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

なぜ宿に泊まるとき宿帳を書く?→感染症の拡大を防ぐため。食中毒が出たら保健所に提出。

今回は、2019年8月2日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


なぜ宿に泊まるとき宿帳を書く?






確かに宿帳では名前を記入しますね。


なぜなんだろう?






なぜ宿に泊まるとき宿帳を書く?


本日の1問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番いろんな所に行った事のあるステキな大人ってだーれ?」


岡村さんの指名で伊東さんが回答者に。


チコちゃんは、ホテルに泊まった時にどうするという話題。


伊東さんは、フロントで宿帳に記名すると答えます。


チコちゃん「宿帳はなんで書くの?」


伊東さん「宿帳に書かれた電話番号に一度確認の連絡を入れる。」


チコちゃん「かかってきた事あります?」


伊東さん「ない。」


伊東さん「宿泊代を踏み倒された時に後で請求するため。」


しかし、正解にいたらず、叱られちゃいました。


チコちゃんの答えは、「感染症の拡大を防ぐため。」


岡村さん「うわぁ、見当もつかへんわ。」


伊東さん「I can not understand.」



感染症の拡大を防ぐため


解説してくれたのは、旅館協会副会長の竹内順一さん。


ホテルや旅館などの有料宿泊施設の運営を定めた法律である旅館業法。


これによると宿帳には氏名、住所、職業その他の項目を宿泊者に書くという規則。





宿帳は、江戸時代には既に存在したそう。


当時の宿帳の目的は、宿泊者の身元確認、





あるホテルの大正時代の宿帳。





「K.Natsume」という宿泊者名。





これは夏目漱石の宿帳。


この頃も身元確認が主な理由。


そんな宿帳に転機が訪れたのは昭和23年。


終戦の混乱の中で日本人の死因のトップは感染症。


そこで少しでも感染症の拡大を防ぐ為に宿帳が法律で義務化。


予防法や治療方が確立されていない感染症の拡大を最小限に食い止める為に宿帳は有効な手段。



NHK そのときどうするの劇場 『ホテル王 岡村隆史の没落』感染編






ホテルマネージャー役は山西惇さん。


するとフロントに保健所から電話。


マネージャー「えっ!?ノロウイルスですか?この東淀川ホテルニュー岡村がですか?」


宿泊者からノロウイルスで病院に搬送された人が出たとのこと。


マネージャーは、料理長を呼びます。


キョエ料理長「バカー!」


マネージャー「料理長!お客様に何をお出ししたんだ?」


キョエ料理長「生ゴミ~!」





生ゴミの中のカキにノロウイルスが付着。


そして、保健所職員がホテルに到着。


感染症が発覚すると保健所が宿帳を使って、たの宿泊客に感染状況を確認。


ホテルスタッフも協力して宿泊客に連絡。


また、感染者が複数のホテルに泊まった場合は宿帳を辿る事で感染ルートを特定できます。





2000年に12都府県以上で同時期にノロウイルスによる食中毒患者が124人発生したケースでは、宿帳で感染源を特定できました。





東淀川ホテルニュー岡村では。大きな感染は確認できなかったという事で一件落着。


マネージャー「料理長、衛生管理しっかり確認頼みますよ!」


キョエ料理長「多分大丈夫!」



伊東さんから質問


伊東さん「宿帳に偽名や偽住所を書くと罪になるの?」


塚原アナ「宿帳に嘘の名前や住所を書くと1日以上30日未満の拘留または1万円未満の科料に処すると旅館業法に定められています。」



結論


というわけで、


「なぜ宿に泊まるとき宿帳を書く?」は、


「感染症の拡大を防ぐため」


でした。



日本旅館協会



一般社団法人日本旅館協会は、国内外からの旅客に対して快適な宿泊を提供し、宿泊施設の接遇サービスの向上を図り、会員相互の連絡協調に努めることにより、旅館ホテル業の健全な発展を図ることを目的としております。
旅館ホテル業は、内需や雇用機会の拡大など幅広い産業への経済波及効果があり、地域経済の発展を図るとともに、観光立国の実現に寄与するものです。

沿 革
1948年(昭和23年)12月 国際観光旅館連盟設立
1950年(昭和25年) 6月 国鉄推薦旅館連盟設立
1957年(昭和32年) 4月 国鉄推薦旅館連盟を日本観光旅館連盟に改組
2012年(平成24年)10月 国際観光旅館連盟と日本観光旅館連盟を統合し、日本旅館協会設立
(Wikipediaより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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