今回は、2019年8月2日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
地図はなぜ北が上?
地図は、北が上が普通ですよね。
やっぱり、見やすいから?
地図はなぜ北が上?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番世界を舞台に活躍したステキな大人ってだーれ?」
ということで、世界的に活躍した潮田さんが回答者に。
(北京五輪バドミントン女子ダブルス日本代表、ロンドン五輪バドミントン混合ダブルス日本代表)
チコちゃん「地図って見たことある?」
潮田さん「ありますよ。」
チコちゃん「地図の向きって知ってる?」
潮田さん「北が上」
チコちゃん「なんで地図は北が上なの?」
潮田さん「太陽の動きで方向を決めた。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
地図専門店で街頭インタビューするも、正解なし。
店員さんや地図出版会社で地図を製作している人にも聞いても正解なし。
チコちゃんの答えは、「奇跡の星があったから」
チコちゃん「星と言えば、北の星は?」
潮田さん「北斗七星?」
チコちゃん「(おおくま座の)星座ね。それは。」
奇跡の星があったから
解説してくれたのは東京海洋大学副学長の庄司るり先生。
学生さんたちが、手旗信号で「チコちゃん」でご挨拶。
地図は北が上にあると便利だったから。
人類が北を上にして地図を作るようになったのは大航海時代。
学生時代は学祭委員だった庄司先生が朗読で解説。
大航海時代に船乗りたちが海上で方角を知る目印に使ったのが北極星。
陸上であれば山・川・道・建造物などが目印に。
しかし、海上ではこれらは役に立ちません。
これ以前は太陽を目印にしていましたが、時間と共に移動。
また、夜には見えなくなってしまいます。
そこで北の方角に輝く北極星に注目。
北極星の軌跡
北極星は地軸の延長線上に存在。
地球が自転しても止まって見えるという奇跡。
北の夜空をしばらく撮影した映像では周囲の星が円を描くように移動していますが、北極星だけ止まっています。
さらに地軸の延長線上が真北。
北極星が約430光年離れた位置にあるために地球の公転による誤差が小さく、どの季節でも同じ位置に見えます。
これにより、北極星に合わせるには北を上にした地図の方が都合が良かった。
北極星に合わせて地図を動かせば右側が東で左側が西がすぐにわかります。
このように世の中には北の上にした地図が大半。
変わった地図
Upside Down World Map
1970年代に作成された南が上になっています。
南半球のオーストラリア人が反発して作成したもの。
富山県『環日本海・東アジア諸国図』
大陸の方から見た日本地図で作製したのは富山県。
富山県が日本海地域の中心にあるという事をPRするために作られた地図。
結論
というわけで、
「地図はなぜ北が上?」は、
「奇跡の星があったから」
でした。
塚原アナから補足
地球の地軸はおよそ2万5800年周期で動いています。
現在の北極星はこぐま座α星「Polaris (ポラリス)」ですが、およそ2000年後にはErrai (エライ)という星が北極星に。
解説してくれたのは
東京海洋大学副学長の庄司るり先生。
庄司るり先生
庄司 るり (シヨウジ ルリ)
SHOJI Ruri
職名: 教授
所属: 海事システム工学部門
学位: 博士
学位の分野名: 工学
(大学HPより)
東京海洋大学(とうきょうかいようだいがく、英語: Tokyo University of Marine Science and Technology)は、東京都港区港南4丁目5番7号に本部を置く日本の国立大学である。2003年に設置された。大学の略称は海洋大(かいようだい)、海洋(かいよう)。
海洋の研究・教育に特化した大学である。2003年(平成15年)10月に共に120年以上の歴史を持つ東京商船大学と東京水産大学が統合し開学、2004年4月から学部生の受け入れを開始した。工学部では乗船実習が義務であり、旧東京商船大学は長年日本商船隊を支えた船乗りを輩出し、水産立国の礎を築いた旧東京水産大学とともに、現在でも海に関連する科学・工学的な専門分野における教育と研究で、その良き先達となることを目指している。
大学の法人本部が設置された品川キャンパスには、海洋科学部が置かれ海洋環境、生物資源、食品生産、海洋政策文化に関する教育と研究が、また越中島キャンパスには海洋工学部が置かれ、船舶職員の養成とロジスティクスの分野の教育と研究を行っている。
教育および研究
学部は建学以来の伝統に基づき、実学を基本とし、専門科目の講義以外にも練習船を用いた実習や、数か所ある学外の施設を用いた遠泳実習や実験を課している。遠泳実習は男女共に学校指定の競泳用水着の購入が必須である。大学院では海洋の科学技術に関する高度専門技術者の養成を目標としている。なお、講義内容は船舶水圏関連が9割を占める。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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