今回は、2019年10月11日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」チコちゃんに叱られる!▽近畿と関西なにが違う?・水が透明なのは?・メロンほか のお話。
メロンの網目ってなに?
たしかにメロンには網目がありますね。
なぜなんだろう?
メロンの網目ってなに?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、 フルーツを毎日食べていそうな健康的な大人ってだーれ?」
岡村さん「キヨっさんでいきますか?」
チコちゃん「そこまで大阪風にしなくてよい。」
ちなみに西川きよし師匠の出囃子は氷川きよしさんのズンドコ節とのこと。
チコちゃんは、メロンの外観について尋ねます。
チコちゃん「メロンの網目ってなに?」
氷川さん「カバーですか? あれは飾り。」
正解にいたらず、叱られちゃいました。
実家がメロン農家さんという事で漫才コンビのカミナリを取材。
ツッコミの石田たくみさんのご実家がメロン農家。
茨城県はメロンの生産数が日本一。
その中でも石田たくみさんのお父さんが作ったメロンが賞を受賞。
石田さんに聞いてみると、正解マークとピヨピヨ音。
出張用チコちゃん「つまんねーヤツだな!」
チコちゃんの答えは、「かさぶた」
かさぶた
解説してくれたのは、恵泉女学園大学の藤田智教授。
メロンの網目模様はコルク細胞とも呼ばれる組織。
このコルク細胞は傷を治す役割を果たしています。
いわゆるかさぶた。
かさぶたが出来て行く様子
担当ディレクターは、かさぶたができる様子を撮りたいと相談。
しかし、この時期はメロンの収穫時期を過ぎてしまっているので難しい。
そこで、NHKアーカイブスへ。
「産地発!たべもの一直線」と「カガクノミカタ」の映像を拝借。
メロンの網目ができるまでのビデオ。
2か月以上かけて定点カメラで観察したという力作。
メロンは交配後しばらくは縦方向に大きくなって卵のような形に。
この時はまだ網目はありません。
そして約15日ほど経つと今度は横方向に急激に成長。
この時、内側にある果肉部分の成長に皮の成長が追い付かず皮に裂け目が。
皮に傷がつくとメロンは蒸発を防ぐためにスベリンというコルク成分を分泌。
これがコルク状に固まってかさぶたに
メロンの網目はかさぶた。
これが網目の正体。
試しに人工的に皮に傷をつけてみると、その傷の通りに網目が形成。
番組名「カガクノミカタ」にちなんで「カ」の文字の傷をつけると、
そのまま網目模様に。
ナレーション「こんな実験までするなんてカガクノミカタさん、勉強になります。」
メロンの網目は元々ついているものではなく、成長過程で形成。
あの綺麗な網目は農家の方が成長に合わせて温度管理・水管理を徹底する事で作られているとのこと。
例えば育てる際に水分が多すぎたりすると、太い網目(ヒルネット)となり綺麗な見た目にならず。
メロンは交配後15日目あたりから皮が硬くなって伸縮性が無くなる硬化期に。
中の実だけがどんどん成長
すると、皮が裂けてひびが。
この成長の度合いを上手く調整する事で綺麗な網目を作りだします。
管理したメロンと管理していないメロン。
実際には、硬化期に入る前を見極めて水分補給を止めます。
この見極めこそがメロン農家の腕の見せ所。
その為に農家の方々は毎日休みなくメロンを観察して絶妙のタイミングで止めます。
温度管理によって身を大きくして糖度を上げます。
そして、水管理によって成長スピードをコントロールして綺麗な網目を作って行くとのこと。
網目の間隔が狭くて盛り上がっているメロンが高級メロン。
網目の細かさが均一であるほどに良いメロンとのこと。
結論
というわけで、
「メロンの網目ってなに?」は、
「かさぶた」
でした。
解説してくれたのは
恵泉女学園大学の藤田智教授
藤田智オフィシャルサイト
藤田 智(フジタ サトシ)
FUJITA SATOSHI
藤田 智
職名 教授
担当科目 生活園芸Ⅰ、Ⅱ、食料と資源、現代社会の食と農、現代社会演習Ⅰ,Ⅱ、人間環境特別演習、現代社会基礎演習Ⅰ、卒業論文
専門分野 野菜園芸学、農業教育学、育種学
メールアドレス
s-fujita@keisen.ac.jp
私の趣味は、日本全国を旅して歩くことです。今までに行ったところは、北は北海道から南は九州沖縄まで多くあります。北海道札幌の時計台(ちょっとがっかり)、青森のねぶた祭り、仙台の七夕、栃木日光の鬼怒川温泉、四国松山の道後温泉、高知のはりまや橋(ちょっとがっかり)、山口岩国の錦帯橋、沖縄の守礼門(ちょっとがっかり)などなど、今までに行ったところの光景が目に浮かびます。しかし、全ての都道府県に行ったというわけではありません。たった一つ「鳥取県」には1回も行っておりません。鳥取砂丘、大山、境港などが夢に出てきます。旅は、人に何かをもたらすのかもしれません。
(大学HPより)
恵泉女学園大学(けいせんじょがくえんだいがく、英語: Keisen University)は、東京都多摩市南野2-10-1に本部を置く日本の私立大学である。1988年に設置された。 創設者は河井道。リベラルアーツ(教養教育)主義の大学。ちなみに恵泉女学園園芸短期大学は2005年廃止になった。
建学の精神
3つの柱「聖書」「国際」「園芸」を建学の精神とする。
聖書:自己を尊重し、人種や階級に関わりなく他人を尊重すること
国際:日本女性が世界を知り、偏見をなくし、それに対峙すること
園芸:自然を慈しみ、生命を尊び、人間の基本的なあり方を学ぶこと[1]
大学の教育理念
「自立した女性を育てる」:
1) 精神的自立(価値観・世界観):「イエスとノーをはっきり言える人間に」と説いた河井道の教えを源とする価値観や世界観をもつことで可能となる自立
2) 孤立ではない自立(協調性・社会性):人間性の根幹に触れるキリスト教教育、広く多元的な視野をもった国際教育、人間関係形成にも重点を置いた園芸教育、さらにこれを生かした体験学習を通して培われる自立
3) 経済的自立(就業意識・キャリアデザイン):社会人になるための自覚や就業意識の教育を通して、知識、教養、技術を一人の社会人として身に着ける自立
1) 伝統ある女性教育、2) 手厚い就職支援、3) 一人ひとりを大切に、4) 豊富な実体験学習、5) 「いのち」を育む教育
<参考:初代学長の村井資長が、河井道の教えから掲げた言葉>
考える大学:学問の出発は、考えること、疑問を持つこと、批判することにあるとして、真剣に自分で考え活発に討議しあう、考える大学
平和を目指す女性の大学:平和と共存を担うものとして、社会で活躍する女性を育てる大学
地球大学:地球規模でものを考え、欧米やアジアに焦点をあわせた文化・語学を学べる大学
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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