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なんで夫のことを旦那って呼ぶの?→物やお金をくれる人だから。古代インドサンスクリット語のダーナ(施す・与えるという意味)

今回は、2019年10月18日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!電話のときウロウロするのは・“旦那”と呼ぶ理由ほか のお話。


なんで夫のことを旦那って呼ぶの?





確かに、旦那さんって呼び方、いろいろなところで使いますよね。


なぜなんだろう?






なんで夫のことを旦那って呼ぶの?


本日の2問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、 美しい日本語を話すステキな大人ってだーれ?」


岡村さんからの推薦で戸田さんが回答者に。


チコちゃん「恵梨香ちゃんがさ、例えば結婚したとすんじゃない?そのお相手について誰かに話す時、なんていう呼び方になる?」


戸田「旦那さんがって言うかな?」


チコちゃん「なんで夫のことを旦那って呼ぶの?」


戸田さん「えぇ!?分からないかもしれない」


戸田さん「旦那って言葉があるから。」


チコちゃん「その言葉はどっから来てると思う?」


戸田さん「どっから~?」


戸田さん「自分よりも前に立ってもらうための敬意の言葉。」


チコちゃん「ステキな答えだけど、ボーっと生きてんじゃねーよ!」


街頭インタビューでも正解なし。


チコちゃんの答えは、「物やお金をくれる人だから。」



物やお金をくれる人だから


旦那という言葉の語源は、古代インドのサンスクリット語のダーナ。


このダーナは施す・与えるという意味。





古代インドの僧侶は生活の全てを修行に捧げるという厳しい戒律。





出家をしていない人々が衣服や食べ物などを分け与えるダーナ(施し)で生活を支えていました。





ダーナは自分たちに代わって毎日厳しい修業をしてくれているお坊さんたちへの感謝の気持ち。


何の見返りも求めずに与えるというのがダーナ(施し)に込められた仏教の精神。


このダーナが日本に伝わると檀那(旦那)という漢字が。






意味も「施すこと」から「お布施をする人」を指す言葉に変化。



なぜ現代では妻が夫を指す言葉になった?


江戸時代に設けられた寺請制度がきっかけ。


寺請制度とはキリシタンを弾圧していた江戸幕府が始めた政策。


寺の住職が一般の人々の戸籍を管理してキリシタンでは無いと身元保証。





保証された家の家長がお寺にお布施を払って葬式・盆などの法事を行う事を義務付ける制度。


この時、保証された一家の家長はお寺から見ると檀那(旦那)。


日本全国の家長=一家のお父さんたちが旦那に。






そして、お寺が家長を旦那と呼ぶように、家族も旦那という呼び名を使うように。


その他でも、奉公人が自分の主人を旦那と呼んだり。





また、商売人が客を旦那と呼んだり。





このようにして、お金をくれる人を旦那と表現するようになりました。


家の中でもお金を家に持って来る役目を担った家長を旦那に。





ちなみに、住職は、メールなどで全国のママさんからのお悩み相談もしていらっしゃるそう。


その後は、取材担当のディレクターが、自身の相談して番組は終了。



結論


というわけで、


「なんで夫のことを旦那って呼ぶの?」は、


「物やお金をくれる人だから」


でした。



解説してくれたのは


解説してくれたのは、日蓮宗高応寺の酒井菜法住職


ホタル舞う400年の学問寺、高応寺(埼玉県三郷市)住職。臨床宗教師、日本育児アドバイザー。八芳園(東京・白金台)マインドフルネスセミナー監修、全国日蓮宗女性教師の会事務局長、日蓮宗伝道推進委員。1976年、埼玉県生まれ。立正大学仏教学部卒業。サラリーマンの夫と3人の子どもを持つママ僧侶。地域と連携して生老病死に寄り添う活動や緩和ケア病棟の専属宗教者として傾聴活動などを行い、地域をケアする僧侶として親しまれている。「がんカフェ」「マタニティ瞑想」「親子ヨガ」などの活動のほか、教育機関、医療機関、市民団体、企業向け講演会などでも活躍中

住職 酒井 菜法
Priesthood Naho Sakai

幼少期を米国で過ごし9歳で得度。現在は会社勤めの夫と三人の子どもの母。
地域と連携して生老病死に寄り添う活動や高度専門職の臨床宗教師として緩和ケア病棟などで傾聴活動を行い、地域をケアする僧侶として親しまれている。
教育機関、医療機関、市民団体、一般企業向けに講演を行などでも活躍中。
高応寺は誰でも心穏やかになれるお寺として、多数紹介されている。

著書 『私こんなはずじゃないと思っているあなたへ』(主婦の友社)
   『酒井菜法のお悩み相談室~モヤモヤお母さんの駆け込み寺~』(東洋経済新報社「ハレタル」WEB)

日蓮宗 長覚山高応寺住職
臨床宗教師
日蓮宗伝道推進委員
全国日蓮宗女性教師の会事務局長
日本育児アドバイザー
学校評議委員
八芳園(東京・白金台)マインドフルネスセミナー監修
(HPより)



日蓮宗高応寺


ホタル舞う四百年の学問寺
まちの駆け込み寺

江戸時代のはじめ、寛永元年(一六三一)大広戸村を開墾の際に寄進された土地に創建されました。
開山にあたって、立正大学の前身にあたる『飯高檀林(いいだかだんりん)』の学長であり、学問の誉れ高かった真応院日達上人をお迎えしたといいます。
それからは、代々学者が継承する「学問寺」として栄え、かつて存在した寺小屋は早稲田小学校の前身です。現在でも受験など学業成就の祈願に多くの方が訪れ、道徳の授業や職業体験で地域の小中学生が集います。

ホタル舞い モリアオガエル鳴く境内

JR三郷駅からほど近い住宅街にありながら、多くの自然を残す高応寺境内は、地域の方々の憩いの場になっています。
春は桜、秋は紅葉で染まり、小川と池にはホタルや天然記念物のモリアオガエルが生息しています。自然豊かな境内でおくつろぎください。
静かな時間を過ごせる本堂

本堂は、京間と江戸間の交じる珍しい建築。風通しがよく小川のせせらぎが聞こえ、本堂で座っているだけで心が休まると言われます。
境内にある東屋で休憩する方も多く、珍しい「水琴窟」も見どころのひとつ。朝昼夕に梵鐘の音が響き、古き良き日本の風情を今に伝えています。
(HPより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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