今回は、2019年12月27日金曜日放送、チコちゃんに叱られる！「拡大版SP！イチョウ並木・氷の謎・イラスト一挙公開！」のお話。
なんで大相撲はいつも決まった時間に終わるの？
確かにいつも、夕方6時にきちんと終わりますね。
なぜなんだろう？
なんで大相撲はいつも決まった時間に終わるの？
本日の2つ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番スポーツ観戦している姿がステキな大人ってだーれ？」
岡村さんの指名で萬田さんが回答者に。
相撲の話題。
チコちゃん「お相撲って、何時に終わる？」
萬田さん「6時。」
チコちゃん「なんで大相撲はいつも決まった時間に終わるの？」
相撲の取り組みは、時間が決まっていません。
長引く勝負があれば一瞬で終わってしまう一番もあります。
しかし、大相撲は、いつも18時には終わります。
萬田さん「最後の一番だけで調整する。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「いろんな技があるから知っておこう。」
いろんな技で時間をコントロールしているから
現在の大相撲の終了時間の目安は夕方5時55分。
日本相撲協会のHPにも一日のタイムスケジュール(時間割)が掲載。
朝8時の開場から最後の弓取式は17:55頃。
今の相撲興業の基礎は江戸時代中期に確立。
当時は終了時間については未定。
というのも、立ち合いの際にお互いの呼吸が合うまではどれだけ時間をかけても良いというルールだったから。
1912年(明治45年)には立ち合いだけで1時間12分を費やした一番があったそう。
1928年(昭和3年)の一月場所からNHKラジオ大相撲中継がスタート。
ここから取組に仕切り制限時間が設けられる事に。
仕切り時間とは力士が土俵に上がってから立ち会うまでの時間。
その間は四股を踏む、塩をまく、顔や体を拭いたり。
いざ立ち合いとなっても、向かい合った状態からまた体勢を戻して、再度塩をまいてと繰り返します。
この仕切り制限時間はルールがあります。
時間通り終わらせる技１
「幕内4分・十両3分・幕下以下2分」
これで、一日200番近くある取り組みをコントロール。
時間通り終わらせる技２
ここからの解説は、日本相撲協会広報部長の芝田山親方。
相撲の審判員は全部で5人。
仕切り制限時間は向かって左側に座る審判員が計測。
この係は、時計係審判と呼ばれます。
手にはしっかりストップウォッチ。
時間になると時計係審判は行事に向かって右手で合図。
それを受けて行司はうなずきます。
そして、土俵の下にいる呼び出しが力士たちに制限時間いっぱいを伝えます。
その後、行司が軍配を返すと立ち合い。
しかし、勝負はその時その時で長くなったり短くなったり。
場合によっては力士休場で取組自体がなくなったり。
時間通り終わらせる技３
そこで、時計係審判が仕切り回数を状況に合わせて、立会時間を減らしたり、増やしたり。
時間通り終わらせる技４
さらに時間が早く進んでいる場合は、取組の合間に土俵をほうきで掃く作業なども。
また、呼び出しをあえてゆっくり行ったりする小技で時間調整するとのこと。
結論
というわけで、
「なんで大相撲はいつも決まった時間に終わるの？」は、
「いろんな技で時間をコントロールしているから」
でした。
補足
相撲好きなさだまさしさんから補足。
制限時間いっぱいになる前に両力士の呼吸さえ合えば立ち会ってもOKとのこと。
しかしながら、その機会は、あまり多くはないとのこと。
解説してくれたのは
相撲博物館の学芸員、長瀬光仁さん。
相撲博物館
沿革と概要
初代館長を務めた酒井忠正が長年にわたって収集した資料を基礎に、国技としての相撲資料の散逸を防ぐため、昭和29年（1954）9月、蔵前国技館の完成と同時に開館しました。昭和60年（1985）1月、両国国技館の開館に伴い移転し、現在に至っています。
活動
錦絵や番付、化粧廻しなど相撲に関する資料を収集、保存し、展示により公開しています。展示室が1室のため常設展示ではなく、年6回の企画展示により様々な資料をご覧いただけるよう努めています。また、相撲を日本固有の文化ととらえ、歴史などの調査・研究を行っています。
代表者名
相撲博物館館長 石山五郎（平成25年2月現在）
施設概要
所在地 〒130-0015
東京都墨田区横網1-3-28（国技館1階）
電話番号 03-3622-0366
開館時間 10:00～16:30（最終入館16:00）
休館日 土曜・日曜・祝日（一部開館日あり）、年末年始
展示替など臨時で休館する場合があります。
（東京本場所中は毎日開館）
詳しくは休館日カレンダーをご参照ください。
入館料 無料（東京本場所中は大相撲の観覧券が必要）
交通 JR総武線 両国駅 西口より徒歩1分
都営地下鉄大江戸線 両国駅 A4出口より徒歩5分
（駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください）
（HPより）
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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