今回は、2019年12月27日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!「拡大版SP!イチョウ並木・氷の謎・イラスト一挙公開!」のお話。
ちりめんじゃこってなに?
これは知ってるかな。
いろいろな生物を見つけたことありますよ。
ちりめんじゃこってなに?
本日の4つめの話題。
チコちゃん「3問目の指名は、この中で一番海の幸をよく食べるグルメな大人ってだーれ?」
さださん「僕は、ほぼうどんですよ?」「麺類は皆兄弟ですから。」
といいながら、さださんが回答者に。
チコちゃん「ちりめんじゃこってなに?」
さだまさしさんの口元に正解マークとピヨピヨ音。
チコちゃん「つまんねーヤツだな。」「知ってると思ったけど~。」
チコちゃん「ペン持って!」
チコちゃんから漢字の問題。
出題は「おおみそか」
岡村さんと萬田久子さん、高橋さんは不正解。
さださんは晦の字が毎になっていましたが、おまけで正解。
チコちゃんの答えは、「イワシの子ども時々いろんな海洋生物の子。」
イワシの子ども時々いろんな海洋生物の子
ちりめんじゃこの原料になるのは主にイワシ類。
特にカタクチイワシの子ども。
カタクチイワシは全国の沿岸域に生息し、体長はおよそ7cm~10cmの小さな魚。
実はカタクチイワシの子どもを加工すると色々な呼び名に。
まずは取れたばかりの状態は、生しらす。
釜茹でして水を切り、水分量がおよそ75%のものを、釜揚げしらす。
乾燥させて水分量およそ40%で、ちりめんじゃこ。
乾燥すると一気に名称が変わる理由
小さな魚を広げて乾燥させていた様子が絹織物の縮緬(ちりめん)に類似。
そして小さな魚を意味する雑魚(ざこ、じゃこ)が合わさってちりめんじゃこ。
そして海にすむ生きものの多くは卵からふ化すると一定期間、海中をプカプカと漂います。
イワシの子どもの群れを一気に収穫する際にそれらの種が混ざってしまうとのこと。
よく見つかる代表的な種がタコ、イカ、エビ、カニ。
珍しい物ではタツノオトシゴなども。
このちりめんじゃこの企画がスタートしたのは2018年12月とほぼ1年前の話。
ネタを決める定例会議にちりめんじゃこの企画書を提出。
担当D(左)に相対するのは、水高チーフプロデューサー(鶴見慎吾さん)。
カタクチイワシ以外のいろんな海洋生物の子がちりめんじゃこには混ざっている。
水高CP「じゃあお前が全部集めて持って来たら放送してやる。」「持って来れるんだよな?」
ナレーション「これを世間ではパワハラといいます。」
その後、1年にも渡るちりめんじゃこリサーチがこの時スタート。
いろいろなロケ地でちりめんじゃこをかって、いろいろな海洋生物を探します。
リサーチ開始から3か月後。
水高CPに「でも持って来れるんだよな?」
流石に不安になって来たのできしわだ自然資料館を訪ねて柏尾さんにアドバイスを求めます。
柏尾さん「ちりめんじゃこに他の生き物が混ざっていると価格が低下したり、エビやカニのアレルギーの方に配慮して極力取り除かれるようになっているものが多い。」
その後もさまざまなロケ地でちりめんじゃこを買って探します。
開始から5か月後経ってもやっぱりちりめんじゃこの事しか気にかけて来ない水高CP。
執拗に、「本当に集められるんだろうな?」と恫喝。
そして「なぜ炭を置くとニオイがしなくなる?」のロケ地、京都でちりめんじゃこ購入。
ここではエビをゲット。
「なぜ砂漠はできる?」のロケ地、鳥取砂丘で購入。
この時はタチウオ、イカをゲット。
水高CPは「ちりめんじゃこに混ざる生きもの探しをしているうちに人生のパートナーとも結ばれるはずだ!」
という妄想をいうように。
隣に居たADから「取り除かれるって先生言ってましたけど、加工場行けばあるんじゃないですか?」
という事でちりめんじゃこの加工場へ。
加工場ではちりめんじゃこに混ざる他の生き物を手作業や機械を使って風で吹き飛ばして選別。
そして取り除いた生きものをチェック。
タツノオトシゴ、
イセエビ、
サバ、
カニダマシ、
ヘイケガニなど
確認できるたものだけでも、20種類以上。
数か月かけて自力で見つけたのが3種類。
加工場に行ったら一発で20種類以上。
水高CP「お前、これでコンプリートだと思うか?」「コンプリートだよ。」
水高CP「これぞ、、ちりめん積もればじゃことなる。はっはっはっは!」
彼女との結婚については結局踏ん切りがつかなかった担当D。
水高CP「チッ!肝っ玉の小さい奴だな!1年かけてちりめんは集まっても、お前の心は雑魚のままだな!」と捨て台詞。
ナレーション「この番組はコンプライアンスを順守して制作しています。」
結論
というわけで、
「ちりめんじゃこってなに?」は、
「イワシの子ども時々いろんな海洋生物の子」
でした。
解説してくれたのは
きしわだ自然資料館の学芸員、柏尾翔さん
きしわだ自然資料館
自然資料館の組織
組織
館長 岡本素治(植物)
次長 西川正宏
学芸員(主幹) 平田慎一郎(昆虫・クモ)
学芸員(主査) 風間美穂(鳥類)
学芸員(主任) 柏尾 翔(海洋生物)
庶務 宮崎ゆかり
庶務 川崎恵子
アドバイザー 濱塚 博(地質学)
アドバイザー 植野敏郎(プランクトン・学校教育)
アドバイザー 田中正視(ブナ林の植物・昆虫類・学校教育)
アドバイザー 花崎勝司(魚類)
アドバイザー 上地健琉(淡水貝類)
(平成31年4月1日現在)
*専門員(専門分野:所属等)
今西隆和(哺乳動物:大阪市天王寺動物園副園長)
大畠麻里(甲殻類:元きしわだ自然資料館学芸員・和歌山県立海南高等学校教諭・日本甲殻類学会会員)
河合正人(昆虫類・普及教育:元あやめ池自然博物館学芸員・日本昆虫学会会員)
日下部敬之(海水魚:独立行政法人大阪府環境農林水産総合研究所経営企画監)
楠瀬雄三(植物:元自然資料館臨時職員・元高知県立牧野植物園職員)
児島 格(貝類:日本貝類学会会員)
武 修次(鉱物学・博物学:日本鉱物科学会会員・和泉鉱物化石研究会会長)
谷本正浩(古生物:大阪市立自然史博物館外来研究員・日本古生物学会特別会員・化石研究会会員)
玉置さやか(自然科学図書:豊中市立第二中学校学校司書)
徳川広和(古生物復元:造形作家・日本古生物学会会員)
中村 進(鳥類・観察指導:大阪府立岸和田高等学校教員・大阪府鳥獣保護員・日本鳥学会会員)
西澤真樹子(哺乳類形態・博物館学:NPO法人大阪自然史センター職員・哺乳類形態学の研究家)
畑中義治(学校教育・元自然資料館アドバイザー・元阪南市立小学校長)
廣木義久(地質学・堆積学:大阪教育大学教授・日本地質学学会会員)
藤田吉広(古生代の古生物:日本古生物学会会員)
前畑真美(昆虫類:元自然資料館アドバイザー・伊丹市昆虫館学芸スタッフ)
松永 豪(中生代の古生物:大阪府立泉北高等学校教諭・日本古生物学会会員)
渡辺克典(新生代の古生物:鳥取県立博物館地学標本専門員・大阪市立自然史博物館外来研究員)
(令和元年7月1日現在)
(HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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