今回は、2020年1月24日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!▽新聞の4コマ漫画・鍾乳洞の秘密・福山雅治が叱られる?のお話。
鍾乳洞ってなに?
改めて聞かれたら答えられないですね。
石灰岩の洞穴?
鍾乳洞ってなに?
本日の3問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で探検好きでステキな大人ってだーれ?」
岡村さんが立候補して回答者に。
視聴者から寄せられた質問を渡され、岡村さんが紹介。
東京都 福山雅治くん (5さい)から。
先日、NHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園」という番組でカリブ海のユカタン半島に撮影に行って来たとのこと。
そこで、福山さんからの質問は、「鍾乳洞ってなに?」
岡村さん「それよりちょっと若干番宣入ってますね。」
福山さん「いやいや。しっかり入ってますけど。」
岡村さんの答えは「驚異の水の力で自然に出来た洞穴」
正解に至らず、叱られちゃいました。
その後の街頭インタビューでも正解なし。
チコちゃんの答えは、「生き物の死体が溶けた穴。」
岡村さん「いや。違うと思う。」
福山さん「ええっ!?そうだっって言ってんのに!」
生き物の死体が溶けた穴
鍾乳洞と聞くとつららのような石を想像する人が多いと思いますが、あれは鍾乳石。
鍾乳石などが垂れさがっている洞窟そのものが鍾乳洞。
この鍾乳洞の元になっているのが石灰岩。
石灰岩には2つの大きな特徴が!
表面の穴や隙間から水が入りやすいこと。
そして、酸に溶けやすい性質。
鍾乳洞が作られるメカニズム
まず鍾乳洞の材料となる石灰岩はサンゴや貝といった生き物の死体に含まれる炭酸カルシウム。
海中の魚などの死体は腐敗して無くなってしまいます。
しかし、炭酸カルシウムは腐敗したり海水に溶けたりしないのでどんどん海底に積み重なります。
そして石灰岩の地層が形成。
この石灰岩の地層が地殻変動などによって地表に露出。
そうすると、雨に晒される事に。
雨は空気中の二酸化炭素をを取り込んでわずかに酸性の性質。
石灰岩の表面にある穴や隙間から雨が入り込んで内部を溶かしながら徐々に浸透。
そして地層の変わり目などでそれ以上水が下方向に浸透できない。
すると、横方向に水が浸透。
このように、どんどん石灰岩が溶けて行って大きな空洞が。
この空洞が鍾乳洞。
つまり鍾乳洞とは生き物の死体が積み重なって出来た石灰岩が雨に溶かされて出来た大きな穴。
トゲトゲの鍾乳石は溶けた石灰岩が空洞内で水滴として垂れているうちに再び固まったもの。
これまで100か所以上の鍾乳洞を研究の為に訪れた井龍教授が選ぶ日本の絶景鍾乳洞
沖縄県・南大東島にある星野洞(ほしのどう)
この地に存在する鍾乳洞の中でも最大規模のもので全長は約375m。
鑑賞ポイントは「ストロー」と呼ばれる細く伸びた鍾乳石。
鹿児島県・沖永良部島にある銀水洞(ぎんすいどう)
人生で最も感動した鍾乳洞と紹介。
全長約3kmに及ぶ内部はほとんど人の手が入っておらず、雄大な自然がそのままの姿で鑑賞可能。
おすすめポイントが輝く水面を持つ「リムプール」
石灰岩が棚田の田んぼのような地形を作り、その中に澄んだ水をたたえています。
ニュージーランドのワイトモ洞窟(Waitomo Caves)
井龍教授がこれから行って見たいと思っている鍾乳洞。
お尻の先端が発光する虫であるグローワーム(glowworms)が鍾乳洞内に。
鍾乳洞内を美しくライトアップ
死ぬまでに一回は行ってみたいとのこと。
結論
というわけで、
「鍾乳洞ってなに?」は、
「生き物の死体が溶けた穴」
でした。
解説してくれたのは
東北大学の井龍康文教授。
研究者氏名
井龍 康文
イリュウ ヤスフミ
eメール
yasufumi.iryu.d8tohoku.ac.jp
URL
http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/fe5aafd70cebfb83f88db0b26787d2ac.html
所属
東北大学
部署
大学院理学研究科・理学部 地学専攻 地圏進化学講座
職名
教授
学位
理学博士(東北大学), 理学修士(東北大学)
研究キーワード
炭酸塩岩(10) , サンゴ礁(35) , 琉球列島(20) , サンゴモ(2) , 第四紀(56) , 気候変動(269)
研究分野
地球惑星科学 / 層位・古生物学 / 炭酸塩地球化学
基礎生物学 / 生態・環境 / サンゴ礁生態学
経歴
2012年4月 – 現在
東北大学大学院理学研究科 教授
2008年4月 – 2012年3月
名古屋大学大学院環境学研究科 教授
2007年4月 – 2008年3月
東北大学大学院理学研究科 准教授
1999年2月 – 2007年3月
東北大学大学院理学研究科 助教授
1995年4月 – 1999年1月
東北大学大学院理学研究科 助手
学歴
– 1987年3月
東北大学 理学研究科 地学専攻
– 1981年3月
東北大学 理学部 地学科地学第一(地質学古生物学教室)
(researchmapより)
東北大学(とうほくだいがく、英語: Tohoku University)は、宮城県仙台市青葉区片平二丁目1番1号に本部を置く日本の国立大学である。1907年に設置された。大学の略称は特になく、東北大と呼ばれるが、地元では「とんぺー」の愛称で親しまれている。
大学全体
国内で3番目の帝国大学として1907年(明治40年)に創設され、仙台においては1911年(明治44年)に開学[1]した東北帝国大学理科大学を源流とする大学である。大学全体としては、帝国大学令に基づく大学として創設された1907年を創立年としており、2007年(平成19年)には東北大学創立100周年を祝う様々な記念行事が行われた。
東北帝国大学創立期の大学の文書記号は、東京帝国大学のそれが「東大」であったため「北大」とされた[2]。後に東北帝国大学から分立した北海道帝国大学は「海大」とされた。ただし、現在では「北大」は北海道大学の略称として用いられることが多く、東北大学の略称は「東北大」が用いられる。2017年6月、指定国立大学法人に指定される。
大学理念
東北大学では、「研究第一主義」「門戸開放」「実学尊重」の3つを大学理念としている。
研究第一主義
「研究第一主義」の標語は、1911年(明治44年)の入学式における式辞で、「…大学の主とするところは研究第一であって…」と初代総長・澤柳政太郎が発言したことに由来している。先行した東京帝国大学が「官僚養成」を、京都帝国大学が「学問」を標榜したことから、第三の帝大である東北帝国大学は「研究」を標榜したものと考えられる。こうした研究第一主義の現れとして、全国の国立大学附置研究所の中で最も古い歴史を有する附置研究所の一つである金属材料研究所(設置当時の研究所名は臨時理化学研究所第2部)を擁すること、第二次世界大戦時には附置研究所の数が10を数えた時期があること等が挙げられる。なお、1998年(平成10年)-2008年(平成20年)の論文の被引用数では日本国内で第4位(世界第64位)[3]、2005年度の主要研究経費は約260億円で、日本国内で第2位となっている[4]。
門戸開放
東北帝国大学理科大学創設当初、既設の帝国大学が旧制高等学校出身者にのみ入学を認め、東北帝国大学農科大学が札幌農学校予修科の流れを汲む同農科大学予科出身者からの受け入れを主体としていたのに対して、理科大学は旧制高等学校、大学予科以外の教育機関出身者にも入学を認めた(傍系入学)。また、1913年(大正2年)には3人の女性(黒田チカ、丹下ウメ、牧田らく)に対して入学を許可した。これは帝国大学としては初めての女性に対する入学許可であった[5]。さらに、日本における外国人留学生の博士号取得第一号(陈建功)と第二号(苏步青)を輩出するなど、東北帝国大学時代より外国人留学生が数多く本学で学んできた。このような経緯のもとに、現在では「門戸開放」のフレーズは、「学生・教員・職員を問わず真に実力のある者はそのバックグラウンドにかかわらず受け入れる」という東北大学の方針を一言で表すための標語となっている。また、男女雇用機会均等法の改正を受け、杜の都女性科学者ハードリング支援事業やサイエンスエンジェル制度も導入されている。2014年には、男女共同参画社会を目指す活発な取組の一助となるよう、澤柳政太郎記念東北大学男女共同参画賞(通称:澤柳記念賞)が創設された。現在の学部学生は、東北地方以外の出身者が過半数を占めており[6]、旧帝国大学の中では地元以外からの入学者比率が高い方である(参照)。
実学尊重
東北大学では創設以来、社会で実用される研究が奨励されてきたことに加え、大学での研究に端を発した企業が複数設立されてきたなど、実学が大変重視されている。その伝統は、2007年(平成19年)の大学別特許公開件数で日本国内1位[7]であるところにも現れており、これは、自然科学のみならず、人文科学および社会科学の学問分野においても根付いている。
教育および研究
QS世界大学ランキング2020(2019年)では、第82位、アジア第23位、国内第5位である[8]。また、英タイムズ紙系の教育専門誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』によるTHE世界大学ランキング2020(2019年)では、第251-300位、アジア第28位、国内第3位である[* 1]。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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