今回は、2020年2月7日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!▽「しっとり」とは?▽おでんの謎▽段ボールの秘密▽の番組内容を紹介。
段ボールの「段」ってなに?
段々に積むから?
段ボールの「段」ってなに?
本日の1問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番片付け上手なステキな大人ってだーれ?」
岡村さんの意見で、草笛さんが回答者に。
段ボールの話題。
チコちゃん「段ボールの「段」ってなに?」
草笛さん「段ボール箱を積んでいくと段になるから段ボール!」
正解にいたらず、叱られちゃいました。
滝藤さんにも聞いてみると、口元にピヨピヨと正解マーク。
チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」
というわけで、いつもの漢字問題。
今回の問題は、「いす」
正解は、「椅子」
草笛さん以外は、不正解で、叱られちゃいました。
街頭インタビューでも、正解なし。
チコちゃんの答えは、「井上さんが段々だと思ったから「段」」
井上さんが段々だと思ったから「段」
そもそも段ボールの「ボール」とは一体なにか?
段ボールができているのが、「ボール紙」。
語源は、英語。
段ボールとは基本的に厚紙3枚で出来ているのが特徴。
平らな厚紙2枚で、中に三角の厚紙を挟んでいる構造。
板のような紙という所から英語では「paperboard (ペーパーボード)」
段ボールが伝わった頃の明治時代。
このペーパーボードのボードが、日本人には「ボール」と聞こえたのでボール紙となった。
段ボールが丈夫な理由
段ボールば波形の断面が何といっても特徴的。
三角形が連続した形。
これをトラス構造とよび、建築物にも多く採用されている強い構造。
四角形にくらべて、ぞっと強い。
例えば東京タワーやスカイツリー、他にも全国各地の陸橋などで使用。
このボール紙は1870年代のアメリカでガラス製品などの包装に利用。
そして、明治時代に日本に伝来。
その頃の日本での呼び名は「なまこ紙」。
これは見た目がなまこのようなウネウネだったから。
当時、輸入品しか存在しなかったなまこ紙。
国産化したのが井上貞治郎で、段ボールの名付け親。
日本の段ボールの父と呼ばれた男
井上貞治郎についての紹介。
1963年には井上貞治郎を主人公にしたドラマが制作されています。
(タイトル:「きんとま一代」主演:森繁久彌)も制作。
1881年兵庫県姫路市の農家に生まれた井上貞治郎。
小学校卒業後に神戸に奉公へ。
その後は職を転々として14年間で30以上の転職を繰り返します。
その間に住まいも転々。
満州にまで移った事もあったそう。
そして28歳になった時、藁をもすがる思いで占い師の元へ。
その時、「紙の仕事は立て板に水じゃ!」という訓示が。
そこで目を付けたのがなまこ紙。
輸入品ばかりで価格が高騰しており、なかなか日本で普及していなかった。
そこで独学で包装紙作りにとりかかり、製造機も自作。
なかなか上手く波形が作れず悪戦苦闘。
紙を湿らせて七輪の熱であぶりつつ波形を作るという製法を編み出してついに製品化に成功。
ついになまこ紙の国産化に成功。
そこで、画期的な新商品であると印象付ける為に新しい名前を考案。
波型紙、波状紙、弾力紙、波型ボール、しぼりボール、などなど。
そのネーミング案の中から語呂が良く、見た目が段々だからという理由で段ボールに決定。
やがて香水のビンを入れる箱を作って欲しいという依頼で段ボール箱作りに着手。
外国では1890年代には既に存在していた段ボール箱。
井上さんはボール紙を両面に貼り付けた上で何とか製品化に漕ぎつけ、これが結果的に大評判。
電球を入れる箱などに利用されて国産段ボール箱は大ヒット商品に。
こうして段ボールは日本中に普及して井上の会社は段ボール製造販売日本一になったとのこと。
結論
というわけで、
「段ボールの「段」ってなに?」は、
「井上さんが段々だと思ったから「段」」
でした。
解説してくれたのは
段ボールメーカー「レンゴー」の広報部長である後藤光行さん。
レンゴー株式会社
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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