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しっとりってなに?→2段階の摩擦力。触った瞬間に摩擦力が高まりその後は一気に摩擦力が低下してスルーッと滑るようななめらか感。

今回は、2020年2月7日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!▽「しっとり」とは?▽おでんの謎▽段ボールの秘密▽の番組内容を紹介。


しっとりってなに?





たしかに、しっとりって科学的にはどんな感じ?





しっとりってなに?


本日の4問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番美肌にこだわるステキな大人ってだーれ?」


最終問題ということで、岡村さんが立候補して回答者に。


チコちゃん「しっとりって知ってるよね。しっとりってなに?」


岡村さん「これは、海外由来では? シットーリ。」


チコちゃん「フランシス・シットーリ?」


岡村「イタリア! きっとーり!」


チコちゃん「ハイ!ボーっと生きてんじゃネ~ヨ~リ!」


チコちゃんの答えは、「2段階の摩擦力」



2段階の摩擦力


しっとりという感覚は日本人独特の感覚。


他の国にはしっとりに完全に対応する語が無いそう。





その為に研究が進んでおらず、しっとりの正体は長年謎。


その正体を突き止めたのが、野々村教授。


2019年7月に、イギリスの科学雑誌に「しっとり」についての論文を発表。




英語では、Shittori feeling!



しっとりの言葉の意味


しっとり=適度に水を含み、潤いのある様というのが辞書的意味。


しかしながらしっとりは水を含んでいなくても表現します。


例えばファンデーションの質感やティッシュの質感など。


それらに触れた時に「しっとりしている。」と感じます。


そのカギになるのが「2段階の摩擦力」。


「ベタッとして、スルーッ」がしっとりの正体。


「バイオミメティック触覚センシングシステム」=人が物を触った時の感覚を測定する機器実験。


使用するのは人の皮膚を再現した人工皮膚。


その表面に保湿クリームを塗り込んでしっとりとした状態。


そこで機器のスイッチを入れると人工皮膚の上をスリスリ。


その感覚を数値化・グラフ化。





触った瞬間にグッと摩擦力が高まり、音で表現するとベタッという水分が含まれたような湿り感。


その後は一気に摩擦力が低下して、スルーッと滑るようななめらか感。


このなめらか感は触る面が真っ直ぐであればあるほど感じやすい感覚とのこと。


この2つの摩擦力を同時に感じた時に、しっとりと感じるとのこと。



世界初!?いろんなもの対抗しっとり王決定戦






基準は人工皮膚。


まずは、高級ティッシュ。


人間の手による印象では水分は無いもののしっとり感はあるとの事。





計測結果では高いレベルのしっとり感の判定。



続いては、高級食パン


ベタッとした湿り感は良かったものの、その後の摩擦力が徐々に増大。





スルーッの部分がいまひとつ。


高級ティッシュに軍配。


続いては、チーズケーキ。


測定器の摩擦に耐えられずにチーズケーキが崩壊したので測定不。


高級ティッシュが不戦勝。


その後、様々なものを測定。





カステラ(湿り感× なめらか感×)

ゴム手袋(摩擦力高すぎ)

タオル(なめらか感×)


高級ティッシュの勝利。


最後に、野々村教授愛用の革の財布。





奥様と娘さんからの誕生日プレゼントで5年もの。


野々村教授「今までにない新しいパターンなんですよ!」


新しいベタッのパターンを発見。





それがスティックスリップという摩擦で生じるわずかな振動で生まれるパターン。


音で表現するとクック、キュッキュで少し引っかかる感じ。


これはベタッ感の一種。


さらに触っている間の摩擦力は高級ティッシュに比べてもさらにとんでもなくスルーッとなめらか。




というわけで、教授愛用の革財布が第1回しっとり王の王座に。




結論


というわけで、


「しっとりってなに?」は、


「2段階の摩擦力」


でした。



塚原アナから補足


食感のしっとりについては、舌触りに加えて口の中での食べ物の崩れ方も関係しているというのが野々村教授の見解。


今後はしっとり食感についてもさらなる研究を進めたいとのこと。


また「ぬくもり感」「サラサラ感」のメカニズムの究明という研究テーマもあるそう。




解説してくれたのは


山形大学の野々村美宗教授


(大学HPより)



山形大学


山形大学(やまがただいがく、英語: Yamagata University)は、山形県山形市小白川町1丁目4番12号に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は山大(やまだい)[注 1]。

大学全体
山形大学は1949年(昭和24年)、国立学校設置法に基づき新制大学として発足した。母体となったのは山形高等学校、山形師範学校、山形青年師範学校、米沢工業専門学校、山形県立農林専門学校である。設立時は文理学部、教育学部、工学部、農学部の4学部。現在では人文社会科学部、地域教育文化学部、理学部、医学部、工学部、農学部の6学部を有する総合大学となっている。学生数9,045名、教員数923名(非常勤を除く)、職員数1,317名(非常勤を除く)[1]。

キャンパスは山形県内各地に分散して立地している。

小白川キャンパス(山形市) – 事務局、人文社会科学部、地域教育文化学部、理学部
飯田キャンパス(山形市) – 医学部、医学部附属病院
松波キャンパス(山形市) – 附属小中学校、附属幼稚園
米沢キャンパス(米沢市) – 工学部
鶴岡キャンパス(鶴岡市) – 農学部
エリアキャンパスもがみ(最上地域)ー ヴァーチャルキャンパス
建学の精神 – 大学の理念・使命
基本理念として、「持続的発展が可能な循環型社会の形成」への貢献と「自然と人間の共生」を謳った『山形大学環境宣言』を策定している[2]。

教育および研究
教養教育を学士課程教育の基盤である「基盤教育」として重視しており、その運営・実施機関として「基盤教育院」を設置している。学生支援では、学生と大学の関係を密接にすることを狙いとして、大学が直接学生をスタッフとして雇用するインターンシップ制度が創設される見込みとなっている。他に、アドバイザーが新たな成績評価制度に基づいて個別の学生に指導・助言を行うYU-サポーティングシステム、ボランティアの学生サポーターと連携した就職支援事業なども進めている。

研究面では世界レベルの若手研究者の育成を掲げるとともに、学部別では、医学部がグローバルCOEなどの競争資金の獲得を積極的に進めており、世界水準の高度先進医療の研究・教育拠点整備に取り組み実績を挙げている。工学部でも有機ELに代表される「有機エレクトロニクス技術」の世界的な研究拠点「有機エレクトロニクス研究センター」を設立し、有機エレクトロニクス技術で世界をリードすることが期待されている。
(Wikipediaより)




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