今回は、2020年3月27日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!▽春一番の秘密▽魚のイラストの謎▽サンドイッチの番組内容を紹介。
春一番ってなに?
春の初めに吹く強い風のことですよね。
ちがうのかな?
春一番ってなに?
本日の1問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番華が似合うステキな大人ってだーれ?」
岡村さんからふられて、森さんが回答者に。
森さんは、高校卒業したばかりでまだ大人じゃないと拒否してました。
春の話題。
チコちゃん「春一番ってなに?」
森さん「春一番は、、あっ!春がやっぱり一番好き。」
岡村さん「キラキラした解答が。」
チコちゃん「すっごいキラキラ輝いてんだけども!ボーっと生きてんじゃねーよ!」
西川さんにも聞いてみると、
西川さん「暖かい風」
チコちゃん「あなたが浴びるような?」
正解に至らず、叱られちゃいました。
千葉県船橋市の公園で街頭インタビューするも正解なし。
チコちゃんの答えは、「死を招く怖い風」
岡村さん「それは植物(の死)とかの事?」
死を招く怖い風
解説してくれたのは、気象予報士の饒村曜さん。
気象庁の春一番の定義では「南寄りの風で風速8m/s以上」。
しかし、もともとの春一番の意味は死を招く風。
また“春一番発祥の地”があるとの事。
スタッフが向かったのは長崎県壱岐島。
そこにある郷ノ浦港が春一番発祥の地。
島民の方に「春一番」のイメージについて聞いてみると、皆さん「怖い風」。
記録によると、江戸時代の末期、安政の旧暦2月13日に出漁したほとんどの漁船。
南からの強烈な突風の影響で転覆し、53名の漁民が亡くなりました。
当時の記録によると集落に70軒以上あった家の半数以上が大黒柱である男手を失う大惨事。
この地では古来、春に吹く南風を「春一」「カラシバナ落とし」と呼称。
しかし、この海難事故を機に「春一番」という名称に統一。
この春一番が全国に知れ渡るきっかけ
民俗学者の宮本常一氏が俳句歳時記の季語として紹介したのが始まり。
そこから気象庁が定義付けを行って天気予報でも使われるように。
1960年前後、報道各社では春に吹く強風の事を「南の強風」「春を呼ぶ嵐」、
その他、「春の旋風」など、全国的に呼び名はバラバラ。
そこで、気象庁では春一番と呼び名を統一する決定し、国民に周知しました。
本来は怖い風だった春一番が今では何となく春を告げる陽気な風のイメージになった?
その原因の一つとして考えられているのがキャンディーズの「春一番」。
1976年にシングルリリースされたこの曲が多くの人に浸透。
「春一番=春を告げる陽気なモノ」のイメージに。
この曲を作詞・作曲した方はハワイ在住の穂口雄右さん。
穂口雄右さんに直接取材
春一番が吹くとその後に待ち遠しかった春がやって来るというイメージで作詞をして曲を発表したとのこと。
その後に実は春一番は怖い風という意味だったという事を知りました。
「間違っていたのかな」という思いもあったそう。
しかし、まわりの誰からも異論が出ていない事から、あれで良かったと今では納得しているそう。
西川さん「自分に責任は無いと。なるほど。」
日本中を誤解させる要因になってしまったかもしれない穂口雄右さん。
罪滅ぼしに「春一番」を「あぶない春一番」にアレンジ。
途中に、「あぶないぞ!」と合いの手が入ったり、曲調もちょっととんがってました。
結論
というわけで、
「春一番ってなに?」は、
「死を招く怖い風」
でした。
解説してくれたのは
解説は気象予報士の饒村曜さん。
饒村 曜(にょうむら よう、1951年 – )は、気象予報士、文筆家。
新潟県生まれ。1973年新潟大学理学部卒業。気象庁に入り、気象庁予報課予報官、企画課調査官を経て、95年阪神大震災のときは神戸海洋気象台予報課長。その後、気象庁統計室補佐官、企画課技術開発調整官、海洋気象情報室長、福井・和歌山・静岡地方気象台長などを経て東京航空地方気象台長で退官。気象予報士で減災コンサルタント。[1]
著書
『台風物語 記録の側面から』日本気象協会編 クライム気象図書出版部 1986
『続・台風物語 記録の側面から』日本気象協会 1993
『防災担当者の見た阪神・淡路大震災』日本気象協会 1996
『イラストでわかる天気のしくみ 気象現象の基礎知識と観測から天気予報の実際まで』新星出版社 1998
『気象のしくみ』日本実業出版社 入門ビジュアルサイエンス 2000
『図解地震のことがわかる本 大地震は突然やってくるのか?』新星出版社 2000
『お天気用語事典』新星出版社 2002
『気象災害の予測と対策』オーム社 2002
『台風と闘った観測船』成山堂書店 気象ブックス 2002
『気象予報士過去問徹底攻略 この一冊で決める!!』新星出版社 2005
『気象予報士完全合格教本 ここが出る!!』新星出版社 2005
『海洋気象台と神戸コレクション 歴史を生き抜いた海洋観測資料』成山堂書店 気象ブックス 2010
『静岡の地震と気象のうんちく』静岡新聞社 静新新書 2010
『お天気ニュースの読み方・使い方』新田尚監修 オーム社 2012
『大人の算数・数学再学習 小中高12年』オーム社 2012
『大気現象と災害』近代消防社 2012
『東日本大震災 日本を襲う地震と津波の真相』近代消防社 近代消防ブックレット 2012
『最新図解PM2.5と大気汚染がわかる本』オーム社 2013
『天気と気象100 一生付き合う自然現象を本格解説』オーム社 2014
『最新図解特別警報と自然災害がわかる本』オーム社 2015
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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