今回は、2020年4月24日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!▽ブルーシートの青の謎▽中国料理の回転テーブルの番組内容を紹介。
なんで中国料理は回転テーブルで食べるの?
たしかに、中華料理だけ、ターンテーブルですね。
なぜなんだろう?
なんで中国料理は回転テーブルで食べるの?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、なんでもまーるくおさめるステキな大人ってだーれ?」
岡村さんのすすめで足立梨花さんが回答者に。
中華料理の話題。
チコちゃん「なんで中国料理は回転テーブルで食べるの?」
足立さん「すぐに食べられるように面倒を省いた。」
チコちゃん「あだっちー!ボーっと生きてんじゃねーよ!」
続けて鈴木さんにふってみると。
鈴木さん「チームワーク。Rock and Roll」
当然不正解。
鈴木さん「回しながらツイスト踊れますよね。」
中国料理屋さんで聞いてみても正解なし。
チコちゃんの答えは、「チップの習慣が日本に根付かなかったから。」
チップの習慣が日本に根付かなかったから
回転テーブルは、なんと本場の中国ではなく日本が発祥。
中国では身分などの社会的地位によって食事の席の順番が決定。
食事が取り分ける順番も決められています。
そのため、回転テーブルを使用すると、とてもややこしくなってしまいます。
そのため、中国では回転テーブルは不要。
その回転テーブルが日本で生まれた要因
そのの一つが、「文明開化」
明治時代になると西洋の文化が日本に伝来。
そして、チップの文化も日本にはいってきます。
中国料理は大皿で供される事が多いので、従業員が小皿に取り分けるのが一般的。
その際にチップを払うという習慣が日本でも生まれる事に。
しかし、このチップは当時の日本で社会問題化。
賃金をチップでまかなって無給で働かせる店が続出。
さらにチップの上前までもピンはねするというお店まで現れました。
そして、昭和5年に起こった昭和恐慌で日本が不景気に突入。
多くの飲食店はがチップに頼った経営をそのまま続けたのに対して世間が猛反発。
こうしてチップに対してネガティブなイメージが。
そして、チップ廃止が声高に叫ばれることに。
この動きに呼応してチップを禁止にする地域や、店では「チップ不要」を売りにするお店も。
こうしてチップを敬遠する動きが。
お店側と客側で徐々に、チップがなくなる方向に。
しかし、大皿料理が中心の中国料理店。
チップを廃止して取り分ける従業員が居なくなると客自身が料理を取り分けるという手間が発生。
そこで導入されたのが回転テーブルだったとのこと。
回転テーブルの発明者は?
それについては不明とのこと。
発明者を探す代わりに日本にある最古の回転テーブルを探す取材。
昭和6年発行の書籍に掲載された日本橋のお店の回転テーブル(製造年不明)
記事が紹介。
昭和7年製造と伝わっている目黒雅叙園に残っている回転テーブル(創業者の細川力蔵が製作を依頼)
らでん細工という薄く切った貝の殻をはめ込んだ伝統的な技法で作られた一品。
昭和8年発行の雑誌に掲載された日比谷のお店の回転テーブル(製造年不明)
古い写真に回転テーブルが
この雑誌は昭和8年発行
まとめるとこんな感じ。
結局、日本最古の回転テーブルの記録については詳しい事はわからずに終了。
そして、日本で生まれた回転テーブルは、本場中国へ渡り、そして世界へ広まりました。
結論
というわけで、
「なんで中国料理は回転テーブルで食べるの?」は、
「チップの習慣が日本に根付かなかったから」
でした。
塚原アナから補足
回転テーブルは英語ではLazy Susan (レイジー スーザン)という名称。
「怠け者のスーザン(=一般的な女性の名前)」という意味。
この回転テーブルの歴史については、18世紀に既にイギリスやフランスで使用されていたという記録もあるとのこと。
解説してくれたのは
江戸川大学の斗鬼正一名誉教授
斗鬼正一名誉教授
斗鬼 正一(とき まさかず、1950年(昭和25年) – )は、日本の文化人類学者。専門は都市人類学、地域研究。江戸川大学社会学部現代社会学科文化人類学・民俗学コース教授。明治大学文学部講師。明治大学大学院講師。 日本テレビ「世界一受けたい授業」「月曜から夜ふかし」「ZIP」「Nスタ」、テレビ朝日「Qさま」「相葉マナブ」「モーニングバード」、TBSテレビ「アイアム冒険少年」、テレビ東京「所さんの世界のビックリ村」、フジテレビ「リアルスコープハイパー」などのテレビ番組、「週刊女性」などの雑誌、新聞書評で、日本、世界の文化に関する解説、論評多数。
(Wikipediaより)
江戸川大学(えどがわだいがく、英語: Edogawa University)は、千葉県流山市駒木474番地に本部を置く日本の私立大学である。1990年に設置された。大学の略称は江戸大。
江戸川大学在校生には、1人につき1台のノートパソコンが入学後に配布されている。そして、コンピュータの基礎教育、文章教育、コミュニケーション教育(専門講師を招いて)を積極的に行っている。また、大学敷地内には無線LANも配置されており、インターネットが常時利用できる。
教員には小倉淳(マス・コミュニケーション学科教授)、西條昇(マス・コミュニケーション学科准教授)、小林至(経営社会学科教授)、北原憲彦(経営社会学科教授)、斗鬼正一(現代社会学科教授)他、各分野において著名な人物(非常勤講師も含めて)が多く、同大学卒業生の専任教員もおり、学生との交流も盛んである。
それぞれの学科においての野外活動も多い。特に現代社会学科は、専任教員の専門分野が幅広く、現代社会の諸相を野外活動(フィールドワーク)を軸に研究する学科として、江戸川大学の特色が生かされた学科である。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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