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(画像無し)なんで鯛は赤いの?→一番目立たない色だから。生息域では赤の波長が吸収され、黒や青のほうが目立つ

今回は、2020年7月3日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!「▽鯛(たい)の秘密▽ポケットの大事な役目▽短距離スタート」の番組内容を紹介。


なんで鯛は赤いの?





確かに鯛は赤いですね。


エビなどの甲殻類をたべるから?




なんで鯛は赤いの?


本日の2つめ目の話題。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、お魚に詳しそうなステキな大人ってだーれ?」


岡村さんの指名で、若槻さんが回答者に。


お魚から、鯛の話題に。


チコちゃん「なんで鯛は赤いの?」


若槻さん「体温が高いから赤い。」


正解にいたらず、叱られちゃいました。


岡村さんにも聞いてみると、口元にピヨピヨと正解マークが!


チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」


岡村さん「当たった!」


正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題。


出題は「じしゅく」


3人とも不正解。


正解は「自粛」


問題の答えは、「一番目立たない色だから。」



一番目立たない色だから


解説してくれたのは、有人潜水調査船しんかい6500を保有する海洋研究開発機構の藤原義弘研究員。


人間にとって赤色はとても目立つ色。


しかし、鯛が暮らしている場所では保護色で目立たない色。



水族館で赤色がどれだけ目立たないのかをリサーチ


鯛の他にも、深い海に住む生きものたちは、赤色をしているものが多い。


沼津港深海水族館には、赤色が水深によってどう見えるか?を再現した水槽が存在。


浅瀬ではくっきりと赤色の魚影が見えます。


水深が50mになった途端に背景に溶け込んで保護色に。


これが鯛が生きている所での見え方。


この理由は赤色が水中に届かなくなるから。


光は普段は白っぽく見えています。


しかし、実際にはいくつもの色が混ざっています。


例えばリンゴが赤く見えるのはリンゴに当たった光のうち、リンゴが赤以外の光を吸収。


赤い光だけを多く反射して私たちの目に届くから。


同様に、鯛も私たちが見る陸上では赤い光だけを多く反射。


しかし水深が深くなると光の世界は変わります。


深いところでは、反射する赤い光が無くなります。


だから、鯛は赤く見えなくなって周囲の色に溶け込むことに。


水は赤い光を一番最初に吸収しやすい性質を持っているから、このような結果に。


鯛は自分が暮らす環境で一番目立たなくなる色を、進化の過程で選択。


このような戦略で生き残ってきたとのこと。



実験企画。「誰が一番色鮮やかなのか!?第1回水中スター決定戦SP」


1:赤色、笑点の山田たかおさん。

2:橙色、8.6秒バズーカー。

3:黄色、ダンディ坂野さん。

4:緑色、サボさん。

5:青色、青色のジャケットの五木ひろしさん。

6:紫色、紫色のジャケットの鼠先輩。

7:黒色、黒いジャケットの松崎しげるさん。


それぞれのパネルを水に沈め、その色の目立ち具合でレース。


舞台は最深部は2500m、日本一深い湾である駿河湾。


パネルを沈めて徐々に水深を深くしていきます。


水深10mの時点


赤色、橙色が目立たなくなっていきます。


水深40mでは赤、橙色は完全に暗くなってしまい脱落。


70mではそれぞれ色がかなり変化。


青色は、健在。


黒色もずっと黒色のまま。


この2色は変化なし。


青 vs 黒の一騎打ち。


この時の赤色はちょっとボヤけて見えているので余計に見にくい状態。


黒の方がハッキリ見えています。


水深100mでは暗くてほとんどの色がはっきりしない。


暗闇にぼんやり浮かぶのはワイシャツの白。さらに松崎しげるさんの白い歯。


白は全ての色を反射する色。


そのため、深い所にあってもわずかな光で反射してしまうとのこと。


結果発表


第1回水中スター決定戦は、最後まで真っ白な歯をキープした松崎しげるさん。


白色が一番目立ちますが、青や黒も目立つという結果でした。



結論


というわけで、


「なんで鯛は赤いの?」は、


「一番目立たない色だから」


でした。



解説してくれたのは


有人潜水調査船しんかい6500を有する海洋研究開発機構の藤原義弘研究員。


藤原 義弘
フジワラ ヨシヒロ

所属
地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 深海生物多様性研究グループ グループリーダー代理

兼務
地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 東日本海洋生態系変動解析グループ グループリーダー代理

キャリア
上席研究員
(大学HPより)



有人潜水調査船 しんかい6500


しんかい6500は、国立研究開発法人海洋研究開発機構が所有する大深度有人潜水調査船。2012年現在、世界で2番目[注 1]に深く潜れる、運用中の潜水調査船である。「しんかい2000」の運用実績をもとに1989年に完成し[1][2]、2002年11月には「しんかい2000」が運用休止となったため、日本で唯一の大深度有人潜水調査船となっている。

運用目的
1989年1月19日、三菱重工業神戸造船所(兵庫県神戸市兵庫区)において進水式が行われ、一般公募により「しんかい6500」と命名された。同年、メーカーによる三陸沖・日本海溝での潜航能力試運転においてテストパイロットを務めた山内満喜男により潜航深度6,527mを記録した。1990年に母船を含むシステムが完成、翌1991年より調査潜航を開始。日本近海だけでなく、太平洋や大西洋、インド洋などで、海底地形、深海生物などの調査を行っており、2007年には通算1000回目の潜航を達成した。

しんかい6500は、その名称が示す通り、6,500mまでの大深度の潜水調査を目的とし、その主な任務は、

地震、地殻を構成するプレートの沈み込み運動、マントル中のプルーム運動など地球内部の動きの調査
深海生物の生態系、進化の解明
深海生物資源の利用と保全に向けた調査
海底に堆積した物質、海底熱水系の調査を通した地球の熱・物質循環の解明
と位置づけられている。

自然科学調査を主目的とするフランス、自然科学および軍事を目的とするアメリカなどが保有する大深度有人潜水調査船を上回る6,500mという目標性能が設定されたのは、日本が世界有数の地震国であり、上記任務のうちでも巨大地震予知に関連するプレート運動の観測が重視されたためである。日本列島の太平洋側海溝で沈み込む海洋底プレートは、およそ水深6,200〜6,300m付近で地中へ沈降を始めており、地震予知の研究にはそれら地点の重点的観測が必要と考えられている。
(Wikipediaより)




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