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なんで虫は小さいの?→骨も肺もないから。大きくなると外骨格だけで支えられず、気管呼吸で全身に酸素が届かない。

今回は、2020年9月4日金 チコちゃんに叱られる!「▽クイズ王と対決!▽100万ドルの夜景▽にらめっこ」の番組内容を紹介。


なんで虫は小さいの?




大きな虫は、こわいけどね。。


でも、なぜなんだろう?




なんで虫は小さいの?


本日の2つめ目の話題。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、自然が大好きなステキな大人ってだーれ?」


岡村さんがみずから手を挙げて回答者に。


昆虫の話題。


チコちゃん「なんで虫は小さいの?」


岡村さん「昔は、大きかったものが、人間の手によって小さくなった。」


チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」


伊沢さんに聞いてみると。


伊沢さん「昔は地球上の酸素濃度が濃く、血管の構造が単純な昆虫でも大きくなりやすかった。でも、今ではそれが難しくなったから。」


正解というわけではないですが、あせった様子のチコちゃんはそのままVTRへ。


VTRでの取材では、お笑い芸人さん(趣味でクワガタなどの飼育をしている。)に聞いてみますが、正解に至らず。



チコちゃんの答えは、「骨も肺もないから。」


伊沢拓司「どうなってんだ、これ?」



骨も肺もないから


普通の虫の大きさは、大きくても10cm程度。


哺乳類などの他の動物に比べて圧倒的に虫が小さい。


これには、2つの理由があります。


それが、骨が無いことと、肺が無いこと。



骨がないこと



虫の体内には人間のように体を支える骨がありません。


その代わりに虫の身体を支えているのは体を覆う硬い皮。


この硬い皮を外骨格とよびます。


これが虫が大きくなれない原因の一つ。


内部に骨を持つ人間と、外骨格しか持たない虫。




これを建物に置き換えて考えてみると、人間は内部に骨という柱を持つ大きな一軒家。




虫は内部に柱を持たない壁や犬小屋。


小さい犬小屋なら柱は不要。




これをどんどんサイズアップしていくと





内部に柱がないと支えられなくなります。





虫も、内部に骨が無いので外骨格だけでは大きな体を支えられません。





これが、虫が大きくなれない理由。



肺が無いこと


一つのポイントが肺。


人間の呼吸では、肺を通して酸素を全身に送ります。





虫の体にはこの肺に当たる器官がありません。


虫の呼吸法は人間とはことなります。


それが気管呼吸と呼ばれる虫の呼吸法。


多くの虫の体には気門という呼吸のための穴がいくつも開いています。




この気門とつながっている気管を通して体内に酸素を取り込んでいます。





しかし、この気管呼吸では気門から徐々に酸素が入るだけ。


人間のように息を大きく吸う事で大量の空気を一気に吸い込めません。


小さい虫であれば気門からゆっくりと入って来る酸素だけでも問題なし。




しかし、これが大きな虫になると内部まで十分に酸素が届きません。


肺を持たない虫の呼吸法では、体全体に酸素が届かない。


そのために、虫は大きくなれないとのこと。



高濃度の酸素環境でトンボを飼育すると


アリゾナ州立大学の研究室で酸素濃度を通常の1.5倍に設定した環境を用意。


そこで、トンボを飼育する実験が行われたところ、通常よりも15%大きなトンボが生育。





このように、やはり酸素濃度は虫の体の大きさを決める重要な要素。


この酸素濃度1.5倍という環境はおよそ3億年前の地球と同等の環境。




そしてこの時代には巨大な虫が生息していました。


その一つがメガネウラ。





シオカラトンボを比較すると、その大きさは一目瞭然。





羽を広げた横幅は約70cmと超巨大で史上最大の昆虫といわれているとのこと。





また、外骨格に関しては体を支えるだけでなく、身を守る盾の役割も。


気管呼吸は体の小さい虫にとって酸素を全身から吸収できるという大きなメリットも。


その後、CGで、メガネウラと岡村さんの合成写真を作成し、終了。





結論


というわけで、


「なんで虫は小さいの?」は、


「骨も肺もないから」


でした。



塚原アナから補足


エビやカニの体を覆っているのも外骨格の一種。


伊勢海老やズワイガニがとても大きな体をしているのは水の浮力で外骨格を支える重さが軽減されるから。





チコちゃんから最後の補足


メガネウラは“トンボでは無い。


原始的なトンボで、現在のトンボとは別とのこと。


伊沢さん「ちゃんとファクトチェックも5歳なのに出来るんだね。」



解説してくれたのは


解説は千葉大学大学院 野村昌史教授


氏名 野村 昌史

職位 教授

学位 農学博士

所属
・園芸学研究科 園芸科学コース 生物生産環境学領域 生物環境分野
・園芸学部 園芸学科 生物生産環境学プログラム 生物環境分野

居室 B棟 2階 209

電話 047-308-8828

Fax 047-308-8828

E-mail nomuram@faculty.chiba-u.jp
ホームページ http://www.h.chiba-u.jp/lab/insect/
(大学HPより)



千葉大学

千葉大学(ちばだいがく、英語: Chiba University)は、千葉県千葉市稲毛区弥生町1番33号に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は特になく、千葉大、千大と呼ばれる。旧制官立千葉医科大学の流れを汲む、旧官立大学の一つである。

大学全体

亥鼻キャンパスのシンボルの一つである医学部本館(旧制千葉医科大学附属医院本館)

西千葉キャンパスのシンボルの一つである附属図書館本館(K棟)の「やよいの鐘」
千葉大学は、1949年(昭和24年)に千葉医科大学・同附属医学専門部・同附属薬学専門部、千葉師範学校、千葉青年師範学校、東京工業専門学校、千葉農業専門学校を包括して新制の国立大学として発足した。国立大学法人法により、2004年度には国立大学法人千葉大学となる。

新制国立大学として発足した当時は、5学部(医学部、園芸学部、学芸学部、工芸学部、薬学部)から成り立っていた。その後に学部研究科の拡充改組を重ね、現在は10学部(国際教養学部、文学部、教育学部、法政経学部、理学部、医学部、薬学部、看護学部、工学部、園芸学部)、11研究科(教育学研究科、理学研究科、看護学研究科、工学研究科、園芸学研究科、融合科学研究科、人文社会科学研究科、医学薬学府、専門法務研究科、自然科学系研究科アソシエーション)によって構成されるに至る。

学部学生数10,702名[1]、大学院生数3,461名[2]、計14,163名、教員数3,402名[3](2016年5月1日時点)。

2005年10月11日の国立大学法人化をきっかけに千葉大学憲章(理念と目標)、行動規範が制定された[4]。「つねに、より高きものを目指して」を理念としている。

学風および特色
前身となった学校に個性的なものが多かったこともあり、それを引き継ぐ形で国立大学としては独自色の強い学部・学科が多い、首都圏の総合大学である。国際教養学部、法政経学部、園芸学部、看護学部は国立大学で唯一設置されている。

一方で各学部や大学院研究科、附属機関が持つ資料や研究成果を電子データ化して、教育などに活用する「デジタル・スカラシップ」構想を進めている。その中心として千葉大学アカデミック・リンク・センターを設け、活動の一環として古文献や写真などを学外にも開放する「千葉大学学術リソースコレクション」 (c-arc) を2018年に稼働させた[5]。
(Wikipediaより)




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