サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

タイムマシンは既に存在。相対性理論、高速で動く物体の時間はゆっくり流れる。でも過去に戻れない。

今回は、2018年6月22日放送、第11回「チコちゃんに叱られる!」の1つ目のお話。

「タイムマシンがないのはなぜ?」だよ!



ドラえもんの世界だね。

まあ、漫画の世界だからね!


タイムマシンがないのはなぜ?


ナレーション「タイムマシンは存在するのかしないのか?その意外な答えが明かされます。」


チコちゃん、「タイムマシンに乗ったことある人?」


岡村さんも、ゲストのYOUさん、田中さんも当然、「ない。」と返答。


チコちゃんの質問は、「タイムマシンはないの?」



みなさん「ない」と答えて、叱られちゃいました。



チコちゃんの答えは、「タイムマシンはもうある。


びっくり!


番組会場もざわついてたね!


タイムマシンはもう出来てる


以下、専門家の解説。


今回の解説は、東京大学名誉教授で、宇宙の始まりや仕組みを研究している佐藤勝彦教授。


先生「実はね。タイムマシンはもう出来てるんですよ。」


例えば、新幹線に乗って東京から博多まで約1200kmを移動すれば、10億分の1秒だけ未来に。


アインシュタインの考えた相対性理論にで説明可能とのこと。


映画「猿の惑星」


映画「猿の惑星」では、宇宙探索を終了して地球に戻る途中の宇宙船が、ある惑星に不時着。


そこは猿が人間を支配する世界、実は2000年後の未来の地球。


では、なぜ彼らは2000年も未来の地球に行けたのだろう?


それは地球上よりも高速で移動する宇宙船の中の方がゆっくり時間が流れるから。



これが相対性理論なんだって!



相対性理論から説明


光の速さはどんな状況でも絶対不変。

地球上で時計を用意して部屋内の地面から天井まで光を出した場合に、天井まで光が届くまでを1秒と仮定。


宇宙船の中で地面から天井まで光を出した場合、宇宙船は動いているので地球から見ると光は斜め。


宇宙船内では距離が長くなるから。



そのため、地球上での1秒は、宇宙船内では長くなり、時間がゆっくり流れるとのこと。


これが相対性理論の基本なんだね。


要は、高速で動いている物体の時間は、止まっている物体の時間よりゆっくり進むということ。


映画「猿の惑星」でも、宇宙船内でゆっくり時間が進むため、主人公たちは年を取らない。



一方、地球上では、2000年先の未来になっていたという設定。


この自由の女神は、衝撃的だね!


高速で飛ぶジェット機内の時計が地上の時計よりもわずかに遅れていたという記録が残っているそう。

(注:1971年に物理学者ジョー・ハーフェルと、リチャード・キーティングがおこなった実験)


新幹線では?


だから、高速で走行する新幹線に乗っている人の方が、止まっている人より、時間がちょっとだけゆっくり。


時速285kmの新幹線に停車せずに100万年乗り続けた1秒先の未来へ。


新幹線だと、ほんのちょっぴり未来だね。


ずっと未来にいけるタイムマシンの実現は?


何百年も未来へ行くタイムマシンを実現するためには、光速に近い速さの乗り物が必要なんだ。


その実現には、100年以上かかるんだって。


残念!


人間が粒子のように小さくなれば可能


小さな粒子なら、光速で移動させることができるそう。


人間を粒子のように小さくすれば、未来に行くことは可能なんだって。


番組では、スイス、ジュネーブ郊外の大型ハドロン衝突型加速器が紹介されてたよ。


地下100mに作られている巨大なトンネル。1周およそ27km。


この加速器は、小さな粒子を光速に近い速さで動かせる装置。


人間が小さな粒子になってこの加速器の中に入れば、タイムマシンのように未来に行けるとのこと。


ちなみに、この粒子の中で1年過ごしたとすると、理論上は1万年後にタイムトラベル。


でも、小さな粒子サイズとは、10のマイナス13乗cmで、とっても微小とのこと!



ということで、チコちゃんの答え。


「タイムマシンはもうある。」


でした。



塚原アナから補足


過去に戻る方法については見つかっていない。

それは、マイナスのスピードを持つ乗り物が存在しないため。時間を戻す方法がない。

要は、未来に行けても過去には行くのは不可能とのこと。。



解説してくれたのは


東京大学名誉教授、宇宙の始まりや仕組みを研究している佐藤勝彦教授

佐藤勝彦教授


佐藤 勝彦(さとう かつひこ、1945年8月30日 – )は、日本の宇宙物理学者。専門は、宇宙論。インフレーション宇宙論の提唱者として知られる。東京大学名誉教授、大学共同利用機関法人自然科学研究機構長、明星大学理工学部客員教授。日本学士院会員。

香川県坂出市出身。香川大学教育学部附属坂出中学校、香川県立丸亀高等学校を卒業後京都大学理学部に入学し、物理学科及び大学院理学研究科物理学第2専攻天体核物理学研究室で林忠四郎に師事した。
学士院会員。

香川県坂出市出身。香川大学教育学部附属坂出中学校、香川県立丸亀高等学校を卒業後京都大学理学部に入学し、物理学科及び大学院理学研究科物理学第2専攻天体核物理学研究室で林忠四郎に師事した。

略歴
1968年:京都大学理学部物理学科卒業。
1973年:京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程を単位取得退学。日本学術振興会奨励研究員。
1974年:同博士課程修了、理学博士の学位を取得。
1977年:京都大学理学部助手。
1979年:デンマークの北欧理論物理学研究所(NORDITA)の客員教授となる( – 1980年)。
1982年:東京大学理学部物理学科助教授。
1988年:国際天文学連合(IAU)第47委員会(宇宙論)委員長( – 1991年)。
1989年:井上学術賞受賞。
1990年:東京大学理学部教授。仁科記念賞受賞。
1997年:日本物理学会会長(~1998年)。
1999年:東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター長( – 2001年3月、2003年4月〜2007年3月)。
2002年:紫綬褒章受章。東京大学理学部長、理学系研究科長。
2003年:21世紀COEプログラム「極限量子系とその対称性」拠点リーダー( – 2008年)
2005年:日本物理学会会長( – 2006年)。
2007年:東京大学数物連携宇宙研究機構主任研究員(併任)。
2009年:東京大学を定年退官。名誉教授の称号を受ける。東京大学数物連携宇宙研究機構主任研究員兼特任教授( – 2010年)。明星大学理工学部物理学科客員教授( – 2010年)。
2010年:大学共同利用機関法人自然科学研究機構機構長、明星大学理工学部総合理工学科物理学系客員教授(改組)、日本学士院賞受賞。
2014年:文化功労者[4]
2017年:日本学術振興会学術システム研究センター長
(Wikipediaより)



東京大学

東京大学(とうきょうだいがく、英語: The University of Tokyo)は、日本東京都文京区本郷七丁目3番1号に本部を置く日本の国立大学である。
1877年に設置された。
大学の略称は東大(とうだい)。
東京大学は欧米諸国の諸制度に倣った、日本国内で初の近代的な大学として設立された。

憲章
東京大学には、特に創立時に明文化された建学の精神はない。しかし、国立大学法人化に伴い、現在は「東京大学憲章」が定められている。東京大学憲章は、「大学」としての使命を公に明らかにすることと、目指すべき道を明らかにすることを目的として学内有識者会議によって制定されたものである。学部教育の基礎としてリベラル・アーツ教育(教養教育)を重視することを謳っている。

教育研究とキャンパス
東京大学は、主な3つのキャンパスごとに教育内容・研究内容を異にする。教育内容の面では、主に教養課程を実施する駒場キャンパス、専門教育を行う本郷キャンパス、主に大学院課程の教育を行う柏キャンパスに分けられる。また研究内容の面では、伝統的な学問領域の研究を行う本郷キャンパス、学際的な研究を行う駒場キャンパス、新しい学問領域の研究を行う柏キャンパスに分けられる。こうしたキャンパス分立体制は、学部ごとにキャンパスを分けることの多い他の大学と比べると珍しい形態である。さらに、現在でも学部入学時の教養課程を分化して設置していることも、日本国内の大学では珍しい存在となっている(設立の経緯から、大学予備門、大学、工部大学校、東京開成学校、東京医学校などが統合してできた大学でもあるからである)。
(Wikipediaより)



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