2021年6月26日土曜日のチコちゃんに叱られるは、2021年4月23日の再放送。
(以下、以前のコピペです。)
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今回は、2021年4月23日金 チコちゃんに叱られる!「▽イヌの種類の謎▽たわし誕生秘話▽目が回る理由」の番組内容を紹介。
なんで犬はあんなに種類がいるの?
確かに大きな犬から小さな犬までたくさんの種類がいますね。
なぜなんだろう?
なんで犬はあんなに種類がいるの?
本日の1つめ目の話題。
オープニング。
今回のゲストは、「2丁目軍団、Wコウジ」の東野幸治さんと、7回目、オリジナルメンバー「みちゃみちゃ」の田中美佐子さん。
早速問題へ。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、犬みたいにとっても素直な大人ってだーれ?
「俺は、吉本の犬や!」とよく発言している東野幸治さんが回答者に。
東野幸治さんはマルプーを飼っておられるそう。
そこから、さまざまな犬の種類があることの話題へ。
チコちゃん「なんで犬はあんなに種類がいるの?」
東野さんは、その種が誕生した地域によって特徴が分かれたからという旨の回答。
正解に至らず、叱られちゃいました。
田中美佐子さんにも聞いてみると、「犬の遺伝子はバリエーションが豊富だから」という旨の回答。
こちらも正解に至らず。
チコちゃんの答えは、「遺伝子が緩いから」
遺伝子が緩いから
解説してくれたのは、麻布大学の菊水健史教授。
ネコは、世界中に約100種類に対して、犬は、約800種類。
さまざまなバリエーションがあります。
このように、イヌの大きさ・姿・形はバラバラ
大型犬のセントバーナードと小型犬のチワワを比べると体の大きさは5倍以上。
体重に至っては45倍。
これは人間に置き換えるとこんな感じ。
身長8mの人間もいることになります。
このサイズだと、足のサイズは、126㎝に。
これのほどまでに大きさや姿かたちがバラバラな犬。
これは、犬の体の大きさを決める遺伝子であるIGF1が関係しています。
IGF1は哺乳類すべてに存在する動物の成長や発達を促す遺伝子。
犬はこのIGF1がヒトやネコよりも突然変異しやすい特徴があります。
そうなると成長や発達がバラバラになって様々な大きさや姿に。
このように枝分かれしてさまざまな種類ができました。
なぜ、IGF1遺伝子のバリエーションが豊富?
犬は遺伝子の構造がヒトやネコに比べて“緩い”という特徴が。
一般に、ヒトやネコの場合は遺伝子同士が解きほぐされずにギューっと固まっている状態。
これに対して、イヌは、遺伝子同士の結び付きが緩い。
そのため、さまざまな外部からの物理的刺激などで遺伝子が変異を起こしやすいとのこと。
しかし、これだけでは犬種が800種類にもなった理由とは言えないそう。
その他の理由として。
先生は、「オオカミの中にボーっとしたオオカミがいたから。」という解説。
犬の祖先はオオカミと言われています。
元々人間とオオカミの関係性は天敵の関係。
本来であれば交わる事の無かったこの両者。
ある時に人間を怖がらずに、側に寄っていくボーっとしたオオカミが。
これに対して、ボーっとした人間が、オオカミを受け入れて一緒に生活。
そのうちにどんどん仲良くなります。
このボーっとした狼と人間がいた事でこの奇跡の出会いに繋がったそう。
かつて、ユーラシア大陸のどこかを起点にして狩猟採集をしていた人間。
犬も共に過ごし、世界各地へ移動していきました。
それぞれの様々な環境に合わせた犬の種類がどんどん派生。
その後は移動先の環境・気候に合わせてどんどん姿かたちを変化。
例えばロシアや中国のように寒さが厳しい場所では毛がモコモコに。
日本では、野山を駆け回るしゅんびんさが必要な事から小型化。
暑い南側では、脂肪を蓄える必要がないので小型化。
このように気候などに適した姿・形に変化。
さらに17世紀に入ると人間は犬の進化しやすい特性に気付きます。
生活に役立てる為に交配。
アナグマやウサギの住む巣の中に入りやすいように交配されたダックスフント。
その先祖はジュラ・ハウンドという犬種。
足の短い個体同士を交配させる事で穴で獲物を掴まえやすい短足胴長体型に。
101匹わんちゃんで有名なダルメシアン。
猟犬だったポインターとグレートデーンから交配。
18世紀に馬車の伴走犬に。
水辺での狩りが得意なセントジョンズウォータードッグとプードルを先祖に持つのがカリーコーテッドレトリーバー。
人間と犬の関係性によって今後もどんどん色んな犬種が誕生する可能性がありますね。
結論
というわけで、
「なんで犬はあんなに種類がいるの?」は、
「遺伝子が緩いから」
でした。
解説してくれたのは
麻布大学の菊水健史教授。
研究室
介在動物学研究室 介在動物学研究室特設サイト
所属と主な研究内容
動物行動学、行動神経科学、比較認知科学、神経内分泌学
担当科目
犬学・猫学、馬学、医学概論、動物介在活動・療法演習 I、乗馬応用実習 I、動物介在活動・療法演習 II
プロフィール
本研究室では下記3つのテーマに関しての研究を展開しています。
発達期社会環境と社会性の発達
発達期にある動物は周囲環境の情報、特に母親からのバイオシグナルを基に、適応的な表現型を獲得していきます。近年の発達した生殖工学や出生後の個体管理技術の発展に伴い、本来の母子間のあり方が急速に変化しつつあり、そのような中、生物学的な母子間バイオシグナルの重要性は指摘されていたものの、その分子基盤はいまだ不明のままでした。そこで本研究では胎生期と授乳期における母子間のバイオシグナルの生物学的意義を分子レベルで明らかにすることを目的とし、発達期にある個体が母体からどのようなシグナルを受け、正常な発達を獲得するのかを明らかにします。特に永続的影響が大きいとされる中枢機能、胎盤を介して次世代への影響が懸念されるストレス内分泌機能への影響に着目し、エピゲノム解析による分子レベルでの影響の検出を目指します。これら研究は「経験が脳にどのように永続的に刻みこまれるのか」を分子レベルでの解明を目指すものであり、獣医学、応用動物学領域にとどまらず、臨床医学や心理学領域にも多大なる貢献できるものと期待しています。
動物の社会認知機構
動物は様々な感覚器を用いてお互いの情報を交換し、社会生活を営んでいます。その基礎となるのもが母子間と雌雄間におけるコミュニケーションといえます。近年分子生物学的手法を用いた研究が盛んになり、フェロモンなどの匂い物質の構造、受容機構、さらには機能が解き明かされつつあります。また雄マウスはメスマウスに遭遇すると「ラブソング」なる超音波を発声します。おなじように、子マウスは母マウスから隔離されると超音波領域で母親を呼ぶこともわかりました。これら音声や匂いを用いたマウスの世界のコミュニケーションの解明に挑戦し、社会経験や発達期環境がどのように脳内で社会認知機構を変容させるかの解明を目指します。
犬の社会行動学的研究
犬は特殊な進化を経て、ヒトと共生する非常に身近でそしてまれな動物です。しかし、犬の基礎科学的研究は非常に立ち遅れています。本研究室では盲導犬を用いたイヌの母子間の関係と発達行動学的な研究を開始し、犬がどのような社会環境で発達することで、どのように社会性を習得し、行動を変容させるかを明らかにします。またこれまでの研究で、ヒトと犬の間で形成される社会的関係(絆)について、その視線を用いたコミュニケーションが重要であることを見出しました。この犬とヒトとの間で交わされる視線の生物学的意義に関して、神経内分泌学的アプローチを用いた解明を目指します。
(大学HPより)
麻布大学(あざぶだいがく、英語: Azabu University)は、神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71に本部を置く日本の私立大学である。1950年に設置された。大学の略称は麻布大。 学校名は創立当初、現在の東京都港区南麻布にあったことに由来する。
教育・研究
学部
獣医学部
獣医学科
動物応用科学科
生命・環境科学部
臨床検査技術学科
食品生命科学科
環境科学科
大学院
獣医学研究科
獣医学専攻
動物応用科学専攻
環境保健学研究科
環境保健科学専攻
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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