2021年6月26日土曜日のチコちゃんに叱られるは、2021年4月23日の再放送。
(以下、以前のコピペです。)
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今回は、2021年4月23日金 チコちゃんに叱られる!「▽イヌの種類の謎▽たわし誕生秘話▽目が回る理由」の番組内容を紹介。
なんでフィギュアスケート選手は目が回らない?
確かに、フィギュアの選手って、クルクル回りますよね。
目が回らないのかなぁ?
なんでフィギュアスケートの選手は目が回らないの?
本日の4つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、子どもの頃、元気に遊んでいたステキな大人ってだーれ?」
本日は先発していない岡村さんが立候補して回答者に。
チコちゃんは、岡村さんに、遊園地のコーヒーカップや、公園の回る遊具などで遊んだことがあるか、そして目が回ったことがあるかなど質問。
チコちゃん「目が回るとまっすぐ歩けなかったり、気持ち悪くなったりするよね。」
チコちゃん「でも、フィギュアスケートの選手ってスピンでクルクル回って、そのあと目が回ったりしてる?」
岡村さんは、回っていないと回答。
チコちゃん「なんでフィギュアスケートの選手は目が回らないの?」
岡村さんは、「景色が見えてしまうことで酔ってしまったような状態になる。近くは揺れる。遠くを見てたら島は見えて動いていないから。」などとよくわからない解説。
結局、高速回転をしているので景色が見えていないからという回答。
正解に至らず、叱られちゃいました。
東野さんはどこか一点だけ見ているとか、田中さんは、「回っていない!」と思いこむなどの回答。
そこで、フィギュアスケーターの村上佳菜子さんを取材。
村上さん「私は目が回らないわけじゃないと思っています。三半規管のトレーニングだと思っています。」
正解に至らず、出張用チコちゃんに叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「脳から目が回らない物質が出るから。」
脳から目が回らない物質が出るから
解説してくれたのは、JCHO東京新宿メディカルセンターの石井正則医師。
最初に、「なぜ目が回るのか?」
そのメカニズムを解説。
目が回るとは、回転する事で視界が上下左右に揺れて、立っていられなくなる状態。
そしてこの目が回っている状態では、実際に目が揺れ動いています。
回転し続けると目が左右に小刻みに揺れます。
これは、本人の意思に関係なく起こります。
この現象が眼振。
私たちは、色んな姿勢や動作の最終でもふらついたり、転ばないようにバランスを保つ三半規管が耳の中に備わっています。
この三半規管の中には、ワカメのようにゆらゆらと揺れる沢山の有毛細胞が存在。
そしてこの毛の傾きが目が回る感覚を引き起こしています。
体が回転するとその勢いで三半規管の中にある有毛細胞が傾きます。
すると有毛細胞から脳へ「体が回転しているぞ!」という信号が。
そして脳は「回転する動きについていくように!」という指令を目に伝達。
実際に回転中の目の動きをモニターで観察。
回転に付いて行こうと小刻みに動く眼球が認められます。
この眼振は視界を安定させるためには必要な動き。
そして、長い間回転し過ぎると、急に回転が止まっても三半規管内の有毛細胞は急には止まれず。
今度はその勢いで逆方向へ傾く事に。
電車やバスが急停止すると体が勢いで傾くのと同じ。
このように回転と止めると有毛細胞は逆方向に傾き、脳から指令が出続けるため、目が回ります。
なぜ、フィギュアスケートの人は目が回らない?
フィギュアスケート選手はスピンの練習を何度も繰り返ります。
そうすると、脳内でGABA(ギャバ)という物質が多く分泌されるように。
このGABAは神経伝達、神経の興奮を抑える働きがあります。
リラックス効果のあるサプリメントとして販売もされています。
これが脳で分泌されと「体が回転している」という信号をブロック。
そのため、目が回らなくなるとのこと。
反復練習によってこの機能が働くようになるという先生のお言葉。
検証実験
番組の取材担当ディレクターが実験。
仕事の合間に体を回転させるます。
これを1週間つづけます。
そして、回転いすで30秒回った後に目の前にある平均台を真っ直ぐ歩けるか?という実験に挑戦。
しかしながら、まったくあるけず失敗。
先生にその結果について聞いてみると。
先生「あの後、フィギュアスケートのコーチに聞いたんですけど、大体2000回転とか3000回転くらい回らないとダメみたいですね。3か月から半年ぐらいはかかるそうですよ?」
つまり、ディレクターの一週間では、練習量が足りていなかったという結果に。
そこで村上佳菜子さんに協力していただき、同じ実験。
回転いすで30秒回った後、あっさりと平均台をクリア。
では左右どちらに回転しても同じなのか?
現役時代は左回転をしていた村上佳菜子さんに、右回転にも挑戦してもらいます。
右回転で30秒後、立ち上がると、平均台にたどり着く前にふらふらと傾き、失敗。
フィギュアスケートは基本的にリンクを左回りに滑走。
遠心力を使かった左回転の技をする選手がほとんど。
すなわち、いつも回る方向に回った時にしかGABAが出ない。
ちなみに右回転は、あまり練習することはなく、逆回転を難なくこなす選手はかなり珍しい。
そのため、採点では、逆回りのスピンを演技に取り入れると評価が上がるとのこと。
宮原知子選手は左右どちらも均等に行えるそう。
右回りでもGABAが出ているんですね。
結論
というわけで、
「なんでフィギュアスケートの選手は目が回らないの?」は、
「脳から目が回らない物質が出るから」
でした。
解説してくれたのは
JCHO東京新宿メディカルセンターの石井正則医師。
JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長。1980年、東京慈恵会医科大学卒業。84年、同大学院卒業とともに米国ヒューストン・ベイラー医科大学耳鼻咽喉科へ留学。87年に帰国後、東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科講師を経て、2000年より同大学准教授。日本耳鼻咽喉科学会評議員、宇宙航空研究開発機構(JAXA)・宇宙医学審査会委員。ヨギー・インスティテュート認定インストラクター/専門講師として、スタジオ・ヨギー等でワークショップ講師としても幅広く活躍中。医学博士
(HPより)
地域医療機能推進機構東京新宿メディカルセンター(ちいきいりょうきのうすいしんきこうとうきょうしんじゅくメディカルセンター 英語:Japan Community Health care Organization Tokyo Shinjuku Medical Center)は、東京都新宿区津久戸町にある独立行政法人地域医療機能推進機構設置の病院。癌や内視鏡治療を得意としており、がん診療連携拠点病院の指定を受けている。略称は、JCHO(ジェーコー)東京新宿メディカルセンター。
全国の社会保険病院、厚生年金病院、船員保険病院の3団体は、2014年(平成26年)4月1日より独立行政法人地域医療機能推進機構が直接運営する公設・公営の病院へと移行することとなり、それに伴い、財団法人厚生年金事業振興団東京厚生年金病院(1952年(昭和27年)開設)が現名称に改称された[1]。
(Wikipediaより)
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