今回は、2022年1月14日金 チコちゃんに叱られる!「▽食後にコーヒー?▽平熱とは?▽マンホールの謎」の番組内容を紹介。
なんでマンホールは曲がり角に多いの?
なんでマンホールは曲がり角に多いの?
本日の最後の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、街歩きが好きなステキな大人ってだーれ?」
本日は先発していない岡村さんが立候補して回答者に。
マンホールの話題に。
チコちゃん「なんでマンホールは曲がり角に多いの?」
岡村さん「(点検とかする際に)車を停めやすいから。」といった趣旨の回答。
正解に至らず、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「下水道を曲げるため」
下水道を曲げるため
解説してくれたのは、日本下水道協会の岡久宏史理事長。
マンホールの用途は水道用・下水道用・ガス用・電力用・通信用とさまざま。
その中でも曲がり角に多く設置されているのが、下水道用のマンホール。
マンホールはこんな形と大きさ。
中は空洞。
穴とフタだけでなく、コンクリート製の筒の部分も含めてマンホール。
このマンホールは中に人が入って下水道などの管理や修理をするための筒状の装置。
下水道管とマンホールの配置図を見てみると、下水道は道路に沿って作られています。
公共施設である下水道は管理や整備を行いやすいように公共施設の道路の地下に作られる事がほとんど。
道路に沿って作るためにはカーブや交差点では下水道を曲げる必要があります。
当然道路は場所によって様々な形。
その道路に合わせて曲げた下水道菅を作るのは効率が悪い。
そこで、真っ直ぐな下水道菅同士をジョイント部で繋げて角度を変える事で対応。
このジョイント部になるのがマンホール。
実際に緩やかなカーブに設置されたマンホール内を見てみると、
カーブして掘られた溝に下水を流して下水道を曲げています。
下水道設置に関するルールでマンホールの配置については、維持管理する上で必要な箇所方向または勾配が変化する箇所段差が生じる箇所と明記。
ちなみに下水道はポンプなどで水の流れを人為的に作り出すという事はありません。
管に角度をつけることで水を流しています。
特に交差点などは高さの違う下水道管をまとめるもあります。
その際に活用されるのもマンホール。
高さの違う下水道管をまとめる重要な役割。
このように角度の調整と、高さの調整も一手に引き受けているのがマンホール。
その為には曲がり角に設置する方が都合がよいとのこと。
マンホールと同じ機能を持ったもっとコンパクトなジョイント部でもよいように思えます。
しかし、下水道には生活排水や雨水が流れ込み、固形物や油分によって詰まりやすい。
そのため、定期的な管理の為にも人が立ち入るスペースが必要になります。
そのため、結局、マンホールにしておく方が得策とのこと。
マンホールニュース
森花子アナウンサーが、マンホールニュースを伝えます。
マンホールの滑り止めに成功
立坑兼用により工期短縮
デザインマンホール全国に普及
マンホールに関する業界情報で終了。
結論
というわけで、
「なんでマンホールは曲がり角に多いの?」は、
「下水道を曲げるため」
でした。
解説してくれたのは
日本下水道協会の岡久宏史理事長
日本下水道協会
下水道は、毎日の生活によって生じる汚水や雨水を速やかに排除して生活環境を改善するほか、公共用水域の水質保全を図るとともに、近年では循環型社会にも対応する施設としてなくてはならない社会資本のひとつです。
日本下水道協会は、下水道整備の急速な普及と健全な発達を目的として、東京オリンピックが開催された1964年に設立されました。以来、日本下水道協会は、下水道に関する調査研究を行い、会員である地方公共団体の下水道事業を支えると共に、下水道の急速な普及と健全な発展を図り公共用水域の水質保全に資し、国民生活の向上に寄与することを目的に事業を行っています。
下水道普及率は約78%(平成28年3月時点)まで達しましたが、未普及地区は今も残されており、急速に整備を進める必要がある一方、早期に整備を進めた都市では施設の老朽化や合流改善が喫緊の課題となっています。さらには、昨今の地球温暖化の影響で頻発する浸水被害や、今後発生が予想される巨大地震への備え等、多様化する課題へ対応していく必要があります。
このような下水道事業の様々な課題に対応し、会員の下水道事業を支え、持続的発展が可能な社会の構築に貢献することが協会の役割です。そこで、3つのミッションを果たすべき役割とし会員へサービスを提供していきます。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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