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サバを読むってごまかすのは腐りやすいから。数え間違いからごまかすに変化

今回は、2018年7月28日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。

「サバを読むってなぜ「サバ」なの?」だよ!




確かに、年齢をごまかすときに「サバ」を読むよね。


なぜ、「アジ」とか、ほかの魚でなくて「サバ」なんだろう?


チコちゃんの答えは、「サバが腐りやすいから」


それと年齢をごまかすのとどんな関係があるんだろう?


サバを読むってなぜ「サバ」なの?


以下、専門家の解説。


解説してくれたのは、食文化史研究家、永山久夫さん。


そもそもサバは、味が良い魚として、古くから日本人の間で人気が高かった。


江戸時代、サバは、大人気!


特に刺しサバ(サバの干物)は人気が高く、徳川将軍家に競って献上された食べ物だったんだ。


この刺しサバ文化が現代のお中元の起源ともいわれているんだって。


この時代の書物、大成武鑑(幕府への献上物を記した江戸時代の書物)にも、記されているんだ。


サバの大きな問題?


サバは腐りやすくすぐに出荷しないとおいしい干物にできなかった。


サバは消化酵素が多いんだ。




その消化楮が身を分解 → 早く腐る




この、大人気のサバが早く腐ることが問題だったんだ!


朗読劇 サバ読み物語


番組では、森本レオさんの朗読。


「庶民の間に豊かな文化が広がりつつあった江戸時代。

おいしいサバを一人でも多くの人に味わって… もらいたい。

そう願う漁師たちは水揚げしたサバを 急いで数え出荷していました。

でも、慌てて作業すればミスが出るのは世の常。

サバの数え間違いは多く『頼んだ数と違うじゃないか!誰が サバを読んだんだい』などという事も度々でございます。



漁師さんは、サバは腐りやすいので、急いで数えたんだって。





本来は、「数え間違い」という意味で使用されていんだ。




当時、江戸の大火災や、大飢饉などがあって、困窮した生活の中ではサバの数え間違いも、許されなくなったんだ。




「サバを読む」は、「数え間違い」という意味だったのがら「数をごまかす」という悪い意味になってしまったんだね。




というわけで、


「サバを読むってなぜ「サバ」なの?」は、


「サバが腐りやすいから」


でした。



解説してくれたのは


食文化史研究家、永山久夫さん



永山久夫オフィシャルホームページ「長寿王国」


氏名:永山 久夫
ふりがな:ながやま ひさお
肩書き:食文化史研究家
出身都道府県:福島県
生年(西暦):1932
現住所:東京都
主な経歴:
1959年 福島県に米食文化研究所設立
1962年 東京に食文化研究所設立
1998年 総合長寿食研究所
食と農の応援団HPより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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2018年6月29日放送、第12回「チコちゃんに叱られる!」の放送内容は、下記の各回放送・放送日別一覧ページからどうぞ!


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