今回は、2018年7月28日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
「学校のチャイム、なんであの音?」だよ!
学校のチャイムといえば、「キンコンカンコーン!」だね。
なぜって考えたこともなかったよ。
誰が決めたんだろう?
学校のチャイム、なんであの音?
間宮さんが回答者。
チコちゃん「学校の授業の始まりと終わりの合図って何だった?」
間宮さん「チャイム」
チコちゃん「学校のチャイムってなんで あの音なの?」
間宮さん「なんで??」
というわけで、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「子どもたちのつらい思い出をよみがえらせないため」
ええ、どういうことなんだろう?
子どもたちのつらい思い出をよみがえらせないため
解説してくれたのは、大森第四中学校校長、細越政道先生
キンコンカンのチャイムを最初に導入したのが、大森第四中学校。
その前までは、全く違う音だったそう。
現在のチャイムのメロディは、昭和31年に誕生
当時は、学校の職員がベルを鳴らし、時間を伝えていた。
当時、クラスも多かったので、端から端まで行くのに相当時間がかかった。
クラスによっては、休み時間が短くなるなどと不満の声も!
ベルの音も問題だった
当時は戦後。
学校のベルト似た音が空襲の警報として使用。
空襲時には このベルの音が町じゅうに鳴り響いたんだ。
戦後間もない頃は生徒も それから教師も、あのベルの音を聞くとどうしても戦争の時のつらい記憶がよみがえってしまう。
そこで生まれたのが今のチャイム音
発明したのは、国語の教師をしていた井上尚美先生。
「ベルの音を変え、生徒たちを安心させたい」と考えていたんだって。
その時、ラジオから流れてきたのが、ロンドン、ビックベンの鐘の音。
その音を聞いてみると、まさしくチャイムのメロディーなんだね。
井上先生は、ビックベンの鐘の音に安らぎを感じたんだ。
そして、学校中にあのメロディーが一斉に流れるチャイムの機会をつくったんだ。
実は、あのメロディには、歌詞がある!
実は、あのチャイムのメロディーには、歌詞があったんだ。
その歌詞は、井上先生が生徒たちを思いやる気持ちとぴったり合った歌詞。
番組では、八代亜紀さん登場、そして熱演してたよ!
学校のチャイムの歌
All through this hour (すべての時をとおして)
Lord be my guide (主よ、みちびいてください)
And by the Power (あなたの力によって)
No foot shall slide (迷いはなくなる)
(番組より)
さすが、八代さん、学校のチャイムの歌を終わった後、舟歌も歌ってました。
チャイムのメロディーは、日本中の子供たちを癒し続けているんだね。
というわけで、
「学校のチャイム、なんであの音?」なのは、
「子供たちがつらい記憶を思い出すことなく安らかに過ごせるようにするため」
でした。
解説してくれたのは
大森第四中学校校長、細越政道先生
大森第四中学校
学校紹介
大森第四中学校は池上本門寺に隣接し、多くの樹木に囲まれた自然豊かな学校です。樹木の中には樹齢数百年の黒松も数本あり、歴史的な風情を醸し出しています。東京都内にありながら、タヌキが姿を現したり、青大将を見かけることもあります。また、杏、桃、琵琶、梅、茗荷、夏ミカン、栗、蜜柑、柚なども校内で実をつけたり、根をつけたりしています。このような恵まれた環境の中、生徒達は日々心と体を鍛え、学業に精を出しています。
本校の紹介で忘れてはいけないことがあります。それは昭和31年に全国で初めて始業を終業を知らせるチャイムを取り入れたことです。それまでのカネを鳴らしながら廊下を歩いて回る方法から、時計と連動して設定した時間になると、ウエストミンスターの鐘の音を模したあの聞き慣れたチャイム発祥の学校が大森第四中学校ということです。現在もチャイム連動時計が本校には設置されています。(現在は実用はしていませんが、手動でチャイムの音を聞くことができます。)
教育目標
人権尊重 の精神を基調として、広い視野をもって未来を主体的に生き抜く資質を養うため、次の目標を掲げ、全教職員で教育実践に取り組む。
恵まれた環境を活かして
自主的で品のよい
健康な
努力を惜しまない 生徒を育てる
(学校HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。
2018年6月29日放送、第12回「チコちゃんに叱られる!」の放送内容は、下記の各回放送・放送日別一覧ページからどうぞ!