チコちゃんファンのみなさま
次回のチコちゃんに叱られるは、2021年4月2日の再放送。
以下、以前の内容のコピペです。
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今回は、2021年4月2日金 チコちゃんに叱られる!「▽炭酸飲料の謎▽卒業証書入れ秘話▽飛行機の秘密」の番組内容を紹介。
なんで空には目印が無いのに飛行機は迷わないの?
たしかに、目印はないですね。
GPS?
なんで空には目印が無いのに飛行機は迷わないの?
本日の4つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ、岡村、この中で一番、青空のように澄んだ心を持ったステキな大人ってだーれ?」
岡村さんが立候補して回答者に。
飛行機に乗ったことがあるか聞くチコちゃん。
岡村さんは、もちろん乗ったことありますと返答。
チコちゃん「道には、交番や信号などいろいろな目印があるわよね。なんで空には目印が無いのに飛行機は迷わないの?」
岡村さんは「管制官の働き」とか、「鳥の動き」とか、よく分からない返答が。
正解に至らず、叱られちゃいました。
松下さんにも聞いてみると、GPSで確認しているからと回答。
しかし、これも不正解。
チコちゃんの答えは、「ウェイポイントのおかげ」
ウェイポイントのおかげ
解説はパイロット歴30年の現役JALのパイロット、木賀孝彦さん。
空には地上のように道路、標識、看板、建物などといった目印になるようなものが一切ありません。
代わりに存在しているのがウェイポイント。
ウェイポイントとは飛行機が飛び立つ空港から目的地の空港までの進路上に設定されている目印の事。
それぞれのウェイポイントは緯度・経度で表されています。
ウェイポイントから次のウェイポイントへ、そのまた次のウェイポイントへとに空に設定。
これをたどっていく事で飛行機は迷わずに目的地へ。
しかしこれは人が作った地図上の話。
実際の空には「ここがウェイポイント」と分かるような具体的な何かが浮かんでいるわけではありません。
飛行機が実際にどのようにしてウェイポイントを通過している?
案内してくれたのはシミュレーター。
飛行機には高度なナビゲーションシステムが搭載。
ナビゲーション画面。
パイロットはこれを頼りに操縦。
刻一刻と天気の状況が変わる空を安全かつ正確に飛行するにはウェイポイントの存在が絶対不可欠。
例えば次のウェイポイントのルート上に雲が発生。
予定通りの飛行が出来ない場合、まずパイロットは空の交通整理をする管制官に進路変更を提案。
管制官の承諾を得るとパイロットはルート変更。
するとナビゲーション画面には元々のルートに加えて変更後のルートを点線で表示。
さらに次のウェイポイントも表示させることが可能。
雲を避けて通過した後に次のウェイポイントを目指せば本来のルートに戻って来れます。
こうした緊急時にパイロットと管制官のやり取りの際に使われるのがウェイポイント。
変わった名前のウェイポイント
POTET(ポテト)、ONIKU(オニク)、LAMEN(ラーメン)なんかも。
九州北部から中国・上海に飛ぶ際に正式に使われているウェイポイント。
パイロットと管制官が通信する際に、国籍に関係なく
・聞き取りやすい
・発音がしやすい
・他のウェイポイントと混同して間違えにくい
といった点が考慮されて国土交通省が5文字のアルファベットで決定。
他にも北海道利尻島付近にはKONBU(コンブ)
和歌山県にはMIKAN(ミカン)
秋田県にはKILLY(キリ)とTAMPO(タンポ)
北海道には他にYOSAN(ヨーサン)というウェイポイント
北海道出身のスター大泉洋さんが由来。
秋田にも秋田県出身の俳優・柳葉敏郎さんでGIBAR(ギバー)や、
元乃木坂46で秋田県出身の生駒里奈さんでRINAH(リナー)
関西にはHONMA(ホンマ)、KAINA(カイナ)、
BERTH(バース)、KAKEF(カケフ)、OKADA(オカダ)なども。
結論
というわけで、
「なんで空には目印が無いのに飛行機は迷わないの?」は、
「ウェイポイントのおかげ」
でした。
解説してくれたのは
パイロット歴30年の現役パイロット、木賀孝彦さん
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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