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なんでカレンダーの土曜日は青なの?→オイルショックが起きたから

今回は、2022年5月13日金 チコちゃんに叱られる!「▽なぜ逆上がり?▽土曜日はなぜ青?▽浮世絵の謎 初回放送日: 2022年5月13」の番組内容を紹介。


なんでカレンダーの土曜日は青なの?





なんでカレンダーの土曜日は青なの?


本日の2つめ目の話題。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、幸せな終末を過ごしているステキな大人ってだーれ?」


岡村さんのご指名で、大竹さんが回答者に。


チコちゃん「カレンダーの日曜日、お休みの日はなに色?」


大竹さん「赤」


チコちゃん「土曜日は?」


大竹さん「青」


チコちゃん「なんで?」


大竹さん「日曜日は晴れているから岡井、土曜日は半ドンだった。」


(半ドン:午前で仕事・学校が終わり午後から休みのこと)


さらに突っ込まれます。


大竹さん「土曜日の青だから、空の青さ」といった趣旨の回答。


正解に至らずられちゃいました。


チコちゃんの答えは、「オイルショックが起きたから」



オイルショックが起きたから


解説してくれたのは、日本カレンダー暦文化振興協会の中牧弘充理事長。


庶民の間にカレンダーが広まったのは江戸初期。


その頃使われていたカレンダーは伊勢暦(いせごよみ)という暦。





月ごとに分かれていて日付が振ってあるのは今のカレンダーと同じ。


しかし、曜日の順番は今とは異なっています。


このころは、まだ曜日の概念がありませんでした。


当時より重要な星占いに使われる星の名前が表示されているに過ぎません。




順番はバラバラ





ここから時代が進んで明治6年になると西洋式にならった現在の太陽暦に変更されます。


この時点で今と同じような曜日という概念が生まれます。


1週間が7日と考えられるようになりました。


そして、日曜=休日に。


しかし、日曜、土曜に色がついていません。





色が付いたカレンダーが主流になるのは戦後になってから。


例えば1951年のカレンダー





日曜祝日を赤く表示する欧米のカレンダーを模倣するスタイルが日本でも採用。


土曜日にも働いていたこの頃は特に土曜日の色が変わる事も無く平日と同じ黒。


ところが1973年に第一次オイルショックが起きると変化が。


オイルショックをうけて日本では省エネルギーや省資源が意識されるように。


営業時間の短縮や土曜日を休みにしたりする習慣が徐々に浸透。


これによって土曜日は休みの人もいれば働いている人もいるという複雑な立場の曜日に。


そこで、カレンダーの色も分かりやすく平日と差別化。


翌年の1974年のカレンダーでは土曜日が黒から青へ。





なぜ青のカラーが選ばれたのか?


当時の印刷技術が関係しています。


当時の印刷の4原色が黒・黄色・赤・青。





既に使われている黒と赤は除外すると、黄色or青。


しかし、黄色が見えづらかったという事で消去法的に青が選ばれたのこと。




世界のカレンダーをみてみると、



イギリスのカレンダーは、土日が緑




その他、世界の面白いカレンダーの紹介。


韓国では、ビル一面に、女性の写真が貼られたカレンダー




化粧品会社が作成したもので、当社の化粧品を使えば、「モテてデートの予定で埋まる」という宣伝。



ドイツのシュレッダー付き日めくりカレンダー




これは、「過去は振り返らない」というメッセージとのこと。




結論



というわけで、


「なんでカレンダーの土曜日は青なの?」は、


「オイルショックが起きたから」


でした。



解説してくれたのは


日本カレンダー暦文化振興協会の中牧弘充理事長。


日本カレンダー暦文化振興協会


設立趣意
世界各地には、民族・文化により様々な暦の文化がありますが、とりわけ四季のある日本では、庶民レベルで季節とともに生き、年間習俗として、長く暦の文化が続いてきました。先人の知恵によって積み重ねられてきた日本の「暦」に関しては、今日もそれに関わる産業界と、多様な学術研究・文化分野が存在しています。しかし、これら各分野が交流する組織は国内にはまだありません。

私どもは暦、カレンダーを日本文化の核として捉え、その価値を広く国民の方々に知っていただくための公平な文化交流団体として、有識者と専門業者や関連団体から成る一般社団法人「日本カレンダー暦文化振興協会(略称:暦文協)」の設立を提唱します。
(HPより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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