サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

なんで夕方になると街にメロディーが流れるの?→防災無線のテストをしているから

今回は、2022年6月24日金 チコちゃんに叱られる! 「▽鼻の下の溝▽夕方のメロディー▽特急列車の座席 初回放送日: 2022年6月24日」の番組内容を紹介。


なんで夕方になると街にメロディーが流れるの?





なんで夕方になると街にメロディーが流れるの?


本日の2つめ目の話題。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、夕日をみて黄昏ていそうなおセンチな大人ってだーれ?」


この問題は、足立さんが回答者に。


チコちゃん「なんで夕方になると街にメロディーが流れるの?」


足立さん「子どもへ帰宅をうながすため。」といった趣旨の回答。


正解に至らず、られちゃいました。


柄本さんにも聞いてみると


柄本さん「人間が人間であるために流している。」といった趣旨の回答。


こちらも不正解。


岡村さんにも聞いてみると、


岡村さんの口元に正解マーク。


チコちゃん「なんや、、、つまんねーヤツだな~」


正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題。


地名「くらしき」


足立梨花さんだけが正解


正解は、「倉敷」


岡村さんは不正解。



チコちゃんの答えは、「防災無線のテストをしているから。」



防災無線のテストをしているから


解説してくれたのは、関西大学の城下英行准教授。


防災無線は災害などが起きた際に自治体からの情報を住民に伝える無線。


正式名称「同報通信用の市町村防災行政無線」




昭和53年度から設置・運用開始されたもの。


これらは主に市役所・小学校・公民館・公園などに設置されたスピーカーから流れます。


その設備の性格上、常に正しく動くかどうかをチェックする必要があります。


災害時に正しく動くか動作テストの為に毎日メロディーを流しています。


時間帯を夕方にしているのは防災無線テストも兼ねて子供たちの帰宅を帰すための合図。


地域によっては「早く家に帰りましょう」とはっきりメッセージが流れる所もあります。


何をメロディーとして流すかは各自治体に任されています。


東京エリアだと、

渋谷・新宿、千代田、品川、板橋など – 夕焼け小焼け




中央・葛飾・江東・世田谷・国立市など – ウェストミンスターの鐘



目黒 – めぐろ・みんなの歌 (目黒区歌)など。




全体的にゆったりしたメロディーが多いようです。


これは防災無線テストなので災害時に流れるサイレン・ブザーとハッキリ区別するため。


夕方の雰囲気に合ったのんびりした音が採用されています。


この防災無線テストは夕方に指定されておらず、何時に流しても問題なし。


福島県須賀川市では朝7時に「ウルトラセブンの歌」。


円谷プロの創業者である円谷英二の出身地。


7時=セブンでこの曲を採用。




須賀川市自体もウルトラマンの故郷であるM78星雲光の国と姉妹都市提携を結んでいます。


他にも北海道登別市ではお昼12時に「いい湯だな」。


歌詞の中に「ここは北国、登別の湯」という歌詞が出てくるので採用されました。


長野県南相木村では夕方6時にMr.Children「innocent world」。


南相木村では住民に楽しんでもらいたいという事でメロディーを「いとしのエリー」、「涙そうそう」など毎月変更。


大阪枚方市で午後9時に市役所の時報として流れるメロディーはちょっと不気味で枚方サスペンス。


元々テープを使って流していたものが経年劣化で間延びしてしまい、微妙に音が外れたような謎の音楽が誕生。


10年以上前にデジタル化はしているそうですが、当時の担当者が伸びたメロディーのままで録音してしまいました。


原曲「別れの曲」が枚方リミックスに。


ただし誰が作曲した「別れの曲」なのかは、他の番組でも調査されていてわからずじまい。


市の担当者でも不明。


いつから流れているのかも不明ということで終了。



結論


というわけで、


「なんで夕方になると街にメロディーが流れるの?」は、


「防災無線のテストをしているから」


でした。



解説してくれたのは


関西大学の城下英行准教授


城下 英行 准教授

しろした ひでゆき

専門分野・担当科目
防災教育、自然災害科学

メールアドレス:hideyuki

Expert’s Eyes

 学校「教育」のイメージから、防災「教育」は、防災に関する知識を覚えたり、技術を身につけたりすることと考えられがちです。もちろん、そうした防災の科学的な研究成果に基づいた知識や技術を学び、実践することも重要です。一方で、防災分野には科学的な知識や技術だけでは、うまく対処できないと考えられるような問題も数多く存在しています。こうした問題をも解決するための学びについて探求し、その学びを実現するための教育が求められています。

注目ファイル

・大阪府泉大津市、大阪市東淀川区、和歌山県印南町、愛知県小牧市など、各地で実践的な防災活動を展開
・ネパール、台湾、英国等の海外での研究活動や共同研究、合同ゼミ等も実施
・Northumbria University(英国)Disaster and Development Networkアフィリエイト
・分担執筆にShiroshita, H. (2018). Is disaster education just knowledge transmission? Co-learning and disaster governance in Japan. In Forino, G., Bonati, S., Calandra, L., M. (Eds.), Governance of Risk, Hazards and Disasters Trends in Theory and Practice. Routledge.など
・自宅のコンセントを増設するためだけに第二種電気工事士免状を取得

略歴
2004年(平成16年) 3月 名古屋大学経済学部経営学科 卒業
2006年(平成18年) 3月 京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻修士課程 修了 修士(情報学)
2010年(平成22年) 3月 京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻博士後期課程 修了 博士(情報学)
2010年(平成22年) 4月 関西大学社会安全学部 助教(~2015年(平成27年)3月)
2015年(平成27年) 4月 関西大学社会安全学部 准教授
(大学HPより)



今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。


過去放送日別一覧ページ



モバイルバージョンを終了