今回は、2022年7月22日金 チコちゃんに叱られる! 「▽チーズの不思議▽卵の謎▽夏休みの宿題がギリギリ 初回放送日: 2022年7月22日 」の番組内容を紹介。
なんで卵は常温で売っているの?
なんで卵は常温で売っているの?
本日の2つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、スーパーによく行くステキな大人ってだーれ?」
岡村さんのご指名で、大竹さんが回答者に。
スーパーから卵の話題に。
チコちゃん「なんで卵は常温で売っているの?」
大竹さん「採れてから何日かは常温の方が美味しいから。」といった趣旨の回答。
正解に至らず、られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「常温でも十分日持ちする食べ物だから ただし要注意!!」
常温でも十分日持ちする食べ物だから ただし要注意!!
解説してくれたのは、東京家政大学の峯木眞知子教授。
今では卵はスーパーやコンビニに並んでいます。
昔は干物などを扱う乾物屋などで卵が売られていました。
明治時代などは卵は日持ちするので買うなら乾物屋で購入。
特に冬場は長く保存が可能なので、明治後期になるとお歳暮の贈答品などに重宝されていました。
現在では市販の卵の賞味期限はおよそ2週間に設定。
これは”安心して生で食べられる期間”の事。
卵は冷蔵庫に入れて10℃以下で保存すると、約50日間は生で食べられます。
しかし、サルモネラ菌が増殖する可能性があるので、2週間が安心とのこと。
2週間を過ぎたら、匂いや見た目を確認し、加熱調理して食べるほうがいいそうです。
冷蔵なら長持ちするのになぜ常温保存?
売っている時から冷蔵していた方がさらに賞味期限が長くなりそうですが、そうしない理由は”結露”。
一度冷やした卵が暖かい所に出ると結露ができて、卵の表面が汗をかいた状態。
この水分に雑菌が付きやすく卵の傷みの原因に。
そうならない為にも常温で販売。
卵の殻には気孔と呼ばれる小さな穴が約1万個存在。
そこから内部の炭酸ガスを排出したり、必要な空気を取り込んだりしています。
その小さな穴から雑菌が内部に入ってしまうと卵が腐ってしまいます。
すなわち、卵にとっては温度変化が大きい環境は腐りやすい環境。
そのため、養鶏場からお店に卵が並ぶまではなるべく温度変化させないようにすべて常温で保存。
最後に、番組では、卵がどのようなルートで卵が流通しているのかVTR。
養鶏場で産み落とされた卵をコンベアで回収 (養鶏場の温度は27℃)
卵はGPセンターに集められ洗浄、ひび割れチェックの品質検査(センターは25℃以下で管理)
重さごとにパック詰め
出荷用トラックに積み込み (荷台の温度は24℃)
スーパーなど店頭に並びます。
ずっと常温が基本。
最後に冷蔵庫の保管場所について解説
卵の保管場所として、冷蔵庫のドアポケットでだめ。
温度変化しにくい冷蔵庫の奥にパックごと入れる事。
補足
最近は流通から販売まで全て冷蔵になっているケースも増えています。
冷蔵販売の卵は持ち帰ったらすぐに冷蔵庫に入れて温度変化を起こさないようにすると良いとのこと。
結論
というわけで、
「なんで卵は常温で売っているの?」は、
「常温でも十分日持ちする食べ物だから ただし要注意!!」
でした。
解説してくれたのは
東京家政大学の峯木眞知子教授
峯木 眞知子
ミネキ マチコ (Machiko Mineki)
学位
農学(東北大学)
研究分野
ライフサイエンス / 動物生産科学 /
ライフサイエンス / 動物生産科学 /
ライフサイエンス / 食品科学 /
人文・社会 / 家政学、生活科学 /
経歴
2001年 – 現在青葉学園短期大学 食物栄養学科 教授
1992年 – 2001年青葉学園短期大学 食物栄養学科 助教授
1987年 – 1992年聖セシリア女子短期大学 講師
1973年 – 1987年共立女子大学 助手
1973年 – 1987年共立女子大学
学歴
– 2000年東北大学 農学研究科 資源生物科学
– 2000年東北大学
– 1973年共立女子大学 家政学部 食物学科管理栄養士専攻
– 1973年共立女子大学
(大学HPより)
東京家政大学(とうきょうかせいだいがく、英語: Tokyo Kasei University)は、東京都板橋区加賀1-18-1に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は東京家政大。
概要
創立者は渡辺辰五郎。専門学校令による、日本で最初の服装を教授する専門学校であった。
(Wikipediaより)
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