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なんで夏休みの宿題はギリギリまでやらないの?→人間はこれからやること7つしか覚えられないから

今回は、2022年7月22日金 チコちゃんに叱られる! 「▽チーズの不思議▽卵の謎▽夏休みの宿題がギリギリ 初回放送日: 2022年7月22日 」の番組内容を紹介。


なんで夏休みの宿題はギリギリまでやらないの?



なんで夏休みの宿題はギリギリまでやらないの?


本日の最後の話題。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、こどものころ夏休みを満喫していたステキな大人ってだーれ?」


本日は先発していない岡村さんが回答者に。



チコちゃんn「夏休みの宿題がどうしてもギリギリまで終わってない子、いたでしょ?なんで?」


チコちゃん「なんで夏休みの宿題はギリギリまでやらないの?」


岡村さん「やりたくないもん。初日から宿題やる人います? 夏休みという名前が、やすみなんで休んでええねんで。。って考えるから。」といった趣旨の回答。


正解に至らず、られちゃいました。



チコちゃんの答えは、「人間はこれからやること7つしか覚えられないから。」




人間はこれからやること7つしか覚えられないから


解説してくれたのは、医学博士の森田敏宏先生。


人間は目先の事は7つぐらいしか覚えらません。


脳内には優先順位があって、夏休みの宿題はなかなかこの7つに入ることができません。



人間の記憶にはいつまでも覚えている長期記憶としばらくすると忘れる短期記憶の2種類があります。


自転車の乗り方や自分の家の住所など生きていくうえで覚えておく必要があるものや、旅行の楽しい思い出など感情が伴う記憶は長期記憶として脳に残ります。



しかし、駐車場の番号などは短期記憶




目的を達成するとすぐに忘れてしまいます。




つまり自分が”これから何をやるかのリスト”は全て短期記憶となります。






ここに夏休みの宿題も入ってしまいます。


しかしこの短期記憶には夏休みの宿題は相性が悪い。



それが一度に覚えられるのは7つほどが限界。


例えば夏休みのとある一日を考えてみると、今日やることリストには予定がどんどん入って記憶がいっぱいに。




短期記憶は”すぐにやる事”が優先されます。


朝ごはん、歯磨き、水やり、セミ取り、ゲーム、テレビなごがどんどん優先。



そして夏休みの宿題は、後回しに。


朝ごはんや歯磨きの予定がなくなれば、夏休みの宿題も優先順位が繰り上がりそうですが、短期記憶には”楽しい事を優先する”という性質が。


決して楽しくはない宿題はやっぱり後回しに。


友達と夏祭りに行く約束が出来たら、そっちに気を取られて夏休みの宿題は後回しに。


その結果、宿題に手を付けることなくその日が終わります。


あとは後回しの連続。


ところが8月後半になって夏休み終盤になるとあせります。


こうなると優先順位が自然と上がって来るので宿題に取り掛かる事に。


人間は時間に余裕があると目いっぱい使ってしまいがち。


これを「パーキンソンの法則」と言います。



例えば待ち合わせの時間まで余裕があると逆に家を出るのがギリギリになってしまったり。






夏休み前半は余裕があるのでのんびり過ごしてしまい、ギリギリになってしまうわけ。



最後に、先生が夏休みの宿題を早く終わらせる方法について解説。


・どんな宿題があるかノートに書き出して視覚的に量を把握

・自分が一日に出来る分量を考えてスケジュールを組む
(詰め込まずに夏休みの日数の8割に振り分ける)




・宿題の後にご褒美になる楽しい予定を入れる



夏休みの宿題がギリギリになるのは苦い感情を伴うものなのでこれは逆に長期記憶になっていつまでも覚えているとのこと。




結論


というわけで、


「なんで夏休みの宿題はギリギリまでやらないの?」は、


「人間はこれからやること7つしか覚えられないから」


でした。



解説してくれたのは


医学博士の森田敏宏先生


経歴
1991年
東京大学医学部附属病院内科研修医

1992年
都立墨東病院救命救急センター研修医

1993年
財団法人心臓血管研究所付属病院内科レジデント

1996年
東京大学大学院医学系研究科大学院生

2000年
東京大学医学部附属病院循環器内科助手

2009年
東京大学医学部附属病院加圧トレーニング・虚血循環生理学講座特任助教

2011年
加圧国際大学教授
(大学HPより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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