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なんで竹って節がいっぱいあるの?→めちゃめちゃ早く成長するため

今回は、チコちゃんに叱られる! ▽竹の節の謎▽ソースとは▽人と名どっちを使う 初回放送日: 2023年4月14日の番組内容を紹介。


なんで竹って節がいっぱいあるの?





なんで竹って節がいっぱいあるの?


本日の最初の話題。


本日のゲストは、キムラ緑子さんとあばれる君。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で旬の食べ物にこだわっているステキな大人ってだーれ?」


この問題は、あばれる君が回答者に。


筍の話題。


チコちゃん「なんで竹って節がいっぱいあるの?」


あばれる君「体をささえるため。」といった趣旨の回答。


正解にいたらず、しかられちゃいました。


チコちゃんの答えは、「めちゃめちゃ早く成長するため」




めちゃめちゃ早く成長するため


解説してくれたのは、山梨大学の島弘幸教授。


ほとんどの樹木では成長する起点となる成長点は枝や茎の先端に存在。





その枝や茎の先端から木が成長していきます。




一方、竹は節ごとに成長点が存在しています。


そこからどんどん伸びていくという特徴があります。


タケノコを切ると出てくるあのヒダがそれぞれが節で、成長前の状態。





そして節ごとに一斉に成長するという特徴を持っている竹はその成長スピードがめちゃめちゃはやい。





成長が分かりやすいようにテープを貼った竹を観察。



まずは、成長前にテープをはります。





3日経でめちゃめちゃ成長します。





竹はタケノコの状態から大体2か月で大人の竹に成長します。


その間に竹の節は1日2~3mmから、、場所によっては1cm以上伸びることもります。


1本の竹には平均して60個ほどの節があるので2か月経つと10mに成長。


これまでに1日に伸びた記録として残っているのが121cm。


小学校の平均身長ぐらいを一日で成長。





なぜこんなに早く竹は成長する必要があるのか?


皮を剥いたタケノコは非常に柔らかくて、人間だけでなく動物にとっては格好のご馳走だから。


タケノコの状態では、イノシシなどの野生動物に食べられてしまいます。


それを防ぐためには早く成長して硬い竹になる必要があります。


竹の根っこの方と中間地点の節の幅を比べてみると、根っこは狭く、真ん中以降は広くなっています。




これは風や力が加わった時に折れないようにした進化の証。


先端に行くと節を広く取って力を受け流します。


また、対照的に力がかかる根本は節を狭くして頑丈に。


また、竹の繊維は縦方向に細かく走っているので縦方向の引っ張りには非常に強い。





また、中が空洞になっているという構造も折れないための進化。



繊維が力を逃がすように伸縮し、非常に丈夫に出来ています。


さらに中が空洞で軽量化に繋がっているので自身の重さに耐えかねて折れるというリスクも少ないとのこと。



最後に、光る竹が作れるかどうかを実験。





毛細管現象を利用して、竹に蛍光塗料をしみこませます。


最後に電気を消したところ、まったく光らずに終了。



結論


というわけで、


「なんで竹って節がいっぱいあるの?」は、


「めちゃめちゃ早く成長するため」


でした。



解説してくれたのは


山梨大学の島弘幸教授

教授
シマ ヒロユキ
島 弘幸
1975年生まれ

経歴
日本学術振興会特別研究員(DC1)1999/04/01-1999/08/31
北海道大学大学院工学研究科 量子物理工学専攻 助手1999/09/01-2007/03/31
北海道大学大学院工学研究科 応用物理学専攻 助教2007/04/01-2012/03/31
カタルーニャ工科大学 (バルセロナ, スペイン) 客員教授2009/09/22-2010/07/17
山梨大学 大学院総合研究部 准教授2012/04/01
サイバー大学 IT総合学部 客員准教授(兼任)2014/05/14

学歴
北海道大学1999/08/31

学位
博士(工学)北海道大学2005/03/25

研究分野
数理物理・物性基礎
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
物性Ⅰ
ナノ構造物理
数学基礎・応用数学
構造・機能材料
スポーツ科学
食品科学
研究キーワード
(大学HPより)



山梨大学


山梨大学(やまなしだいがく、英語: University of Yamanashi、公用語表記: 公用語表記)は、山梨県甲府市武田四丁目4-37に本部を置く日本の国立大学。1795年創立、1949年大学設置。大学の略称は梨大(なしだい)。

全ての座標を示した地図 – OSM
江戸の昌平坂学問所の分校として1795年に設立された徽典館(きてんかん)を源流とする。日本では珍しいワイン専門研究所である「ワイン科学研究センター」を擁する。
(Wikipediaより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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