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頭がいいって何?→「未知の環境に柔軟に適応できること」by専門家

今回は、チコちゃんに叱られる! ▽卵の不思議▽頭がいいって?▽ラグビーの謎 初回放送日: 2023年6月23日の番組内容を紹介。


頭がいいって何?




頭がいいって何?


本日の2つめ目の話題。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、頭がよさそうなステキな大人ってだーれ?」


この問題は、岡村さんが回答者に。


チコちゃん「頭がいいって何?」


岡村さん「IQは関係ない。」といった趣旨の回答。


正解に至らず、叱られちゃいました。


チコちゃんの答えは、「あえて言えば「未知の環境に柔軟に適応できること」by専門家」




「未知の環境に柔軟に適応できること」by専門家


頭の良さを表すものとしてIQ(知能指数)がよく知られています。


これはそこで問われる能力というのが、流動性推理ワーキングメモリー。


これは、言語理解といった能力。


【流動性推理】


未知の状況に対して答えを導く問題解決力。


問題に隠された法則を推理して先を読む力の事。


例題は、次に入る形と色は?





正解は、赤の三角。





このように、隠された法則を推理することができる能力が流動性推理。


番組では、IQが高いことで知られている原西さんが登場。


原西さんのIQは135。





日本人の平均は100で、原西さんは、上位約1%


原西さんに出された問題。ならびかえる


下記のカードを正しい順番にならびかえます。



正解は、下記の通り。




おかむらたかしの順番に並び替えるのが正解。


原西さんも、簡単に正解に至りました。


【ワーキングメモリー】


情報を一時的に記憶して処理する能力。


聞いたことをパッと覚えてすぐに活用できる力の事。


この問題では、「月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか」のグループ名とメンバーの名前を暗記するというもの。




この問題は、原西さんも苦手なようで、名前間違い、ヒト間違いなどありました。


IQが高いといっても、すべての能力が優れているわけでなく、苦手な分野もあるとのこと。



【言語理解】


言葉を聞いて理解し、考える力に関わる分野。


ヘナに閉じ込められた原西さんに出された問題がこちら。




原西さんはすぐに理解。


答えは、




ドアをしめ切っているフランス人を割らさせたら出ることができます。


しかしながら、フランス人に原西さんのギャグは通じず。


次に出されたお題が、「そ↑2、ば↓、ね←4」。


これも原西さんはすぐに理解します。


答えは、下記より




矢印の方向にずらすと、




そこで、ギャグですべって、無事部屋から脱出。



こういった能力を備えていれば「頭がいい」と言えるとのこと。


もともと知能検査とは1905年にフランスの心理学者だったアルフレッド・ビネが開発しました。


その本来の目的は学校教育において特別な支援が必要な生徒を見つけ出すこと。


IQは苦手分野や勉強の進み具合といった人それぞれの個性を理解して支援のヒントにする道具として開発されたもの。


「頭の良さを測るテスト」とは異なるとのこと。


先生が考える頭の良い人の特徴というのが「未知の環境に柔軟に適応できる能力を持っている」というもの。


誰かの真似ではなくこれまでの経験を活かして自分の力で課題を達成できる人。


例えば、料理人が新しい食材を見たときに、試行錯誤して新しい料理をうみだすとか。


こういった人は未知の問題に対して解決策を見つけ出して技術・文化の発展をリードできる人物。


各分野で優れた能力を発揮する人たちが必ずしも知能検査で良いスコアを出すとは限りません。


一つの基準にとらわれず柔軟に物事を考えるのが頭の良さに繋がる第一歩とのこと。



結論


というわけで、


「頭がいいって何?」は、


「あえて言えば「未知の環境に柔軟に適応できること」by専門家」


でした。



解説してくれたのは


立命館大学のサトウタツヤ教授


佐藤 達哉
SATO Tatsuya
所属総合心理学部 総合心理学科
職名教授

学歴
1. 2002/02 (学位取得) 東北大学 博士(文学)
2. 1987/03 (学位取得) 東京都立大学 文学修士
3.~1987/03 東京都立大学 人文科学研究科 心理学 修士課程 修了
4.~1989/03 東京都立大学 人文科学研究科 心理学 博士課程 中退
5.~1985/03 東京都立大学 人文学部 心理学 卒業

職歴
1. 2022/04/01 ~ 学校法人立命館 立命館災害復興支援室 副室長
2. 2021/04/01 ~ 立命館大学 総合心理学部 部長(学部長含む)
3. 2021/04/01 ~ 2022/03/31 学校法人立命館 立命館災害復興支援室 室長
4. 2016/04/01 ~ 2021/03/31 学校法人立命館総合企画室 室長
5. 2012/04/01 ~ 2013/03/31 立命館大学 衣笠総合研究機構長
(大学HPより)



立命館大学


立命館大学(りつめいかんだいがく、英語: Ritsumeikan University)は、京都府京都市中京区に本部を置く日本の私立大学。略称は立命、立命大、Rits(リッツ)。近畿地方では立大も使用される[注 1]。

概観
大学全体
「立命館」の由来は、『孟子』盡心章句(じんしんしょうく)にある「殀寿貳(ようじゅたが)わず、身を修めて以て之を俟(ま)つは、命を立つる所以(ゆえん)なり」(人間の寿命は天命によって決められており、修養に努めてその天命を待つのが人間の本分である)から採られた。

建学の精神
建学の精神は「自由と清新」である。教学理念は「平和と民主主義」である[1]。

立命館憲章
学問研究の自由に基づき、価値の創造と人類的諸課題の解明に力を入れる。建学の精神と教学理念に基づき、「未来を信じ、未来に生きる」の精神をもって、学力精進を保ったうえで、正義と倫理をもった地球市民として活躍できる人間の育成に努める。この憲章の本旨を踏まえ、教育・研究機関として世界と日本の平和的・民主的・持続的発展に貢献する。[2]

理事長・総長(学長)・副学長
理事長  森島朋三
総長・立命館大学長  仲谷善雄
副総長・立命館大学副学長 松原洋子
副総長・立命館大学副学長 伊坂忠夫
副総長・立命館大学副学長 徳田昭雄
学風および特色

末川博記念碑(衣笠キャンパス)
末川博 名誉総長のことば「未来を信じ 未来に生きる」が刻まれる記念碑。末川記念会館前の木立に立つ。
従来、立命館大学は戦前から戦中にかけて、世相を反映して国家主義的傾向が強まっていったとする評価が支配的であった[注 2]。しかし最近の研究で、学園創立者の中川小十郎は、学校運営や学生の受け入れに対して国家主義的な思想に与せず、従来考えられていたよりも自由な空気を大事にしていたことが明らかにされつつある[3]。

滝川事件(立命館大学では「京大事件」と呼称)の際には、同事件に連座して京都帝国大学を退官した教員を受け入れているが、これは中川小十郎が重視した自由な空気に理由があったのではないかとする最近の研究もある[4][注 3]。終戦直後には、同事件に連座した、京都大学法学部教授の末川博を総長へ招聘した。その末川を中心に大学の改革へ乗り出す。憲法と教育基本法を尊重して「平和と民主主義」を守ろうという末川の思想が中心となって、立命館大学は「民主的な学園運営」「自主的学習の尊重」の2本柱によって構成され、以下に記載する取り組みが現在の立命館大学に至るまで実施され続けている。末川が立命館大学に与えた影響は極めて大きく[5]、これらの功績を讃えて、同大学では末川を名誉総長として顕彰している。また、末川が構成した思想を「立命館民主主義[6][7]」と呼んでいる。

理事者・評議員・専任教職員・学生・生徒からなる全学代表による総長公選制(間接選挙)の導入(1949年開始)。
理事会・教授会・学友会・教職員組合などの全ての学園組織と学生の代表を加えた全学協議会制度を創設し、学園運営の重要事項の合意を形成する(1948年創設)。
「社会に開かれた大学」を目指した市民を対象とした立命館土曜講座などの公開講座の開催(1946年開始)。
学部長の法人理事職の兼任。
立命館大学全学協議会

立命館大学全学協議会
立命館大学には最高の協議機関である「立命館大学全学協議会」を設置している。

1948年9月25日に名誉総長の末川博によって創設された[8]。

参加者は常任理事会、学友会、院生協議会連合会、教職員組合および生活協同組合(オブザーバー)の各代表となっている。

特に学生や大学院生の代表を大学自治の重要な担い手として位置づけ、正式な構成員としている点が特徴的であり、立命館大学の掲げる「全構成員自治」の要となる民主的制度である。

この全学協議会では、学園の重要な課題である長期計画や教学課題、学生生活課題、学費課題など正課や課外を問わず、大学運営や学園創造に関するすべての重要な事項について協議をし、学園の構想に反映させ教育やキャンパス環境の高度化を図っている。

通年は一般には非公開で「全学協議会代表者会議」が行われているが、原則4年に1度「公開全学協議会」の形で開催される。公開全学協議会には、立命館に在籍する学生および教職員が傍聴することできる。
(Wikipediaより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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