今回は、チコちゃんに叱られる! ▽同じ40°Cなのに?▽ドってなに?▽うんちの謎 初回放送日: 2023年10月6日の番組内容を紹介。
なんでうんちはブラウンなの?
なんでうんちはブラウンなの?
本日の最後の問題
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、健康的でステキな大人ってだーれ?」
この問題は、岡村さんが回答者に。
チコちゃん「なんでうんちはブラウンなの?」
岡村さん「(体の)中にある時は真っ黒、それがブラウンに変化するから。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「血液の色が回り回ってあの色になるから。」
血液の色が回り回ってあの色になるから
便というのは食べ物に含まれる「白い食物繊維」が中心となって作られています。
それがそのまま排出されるとなるとうんこの色は白。
そこに血液の赤い成分が作用して茶色になっています。
私たちの血液の中には酸素を運ぶ役割を担う赤血球という赤い成分が存在。
赤血球は作られてから約120日間で最終的に脾臓でバラバラに分解。
赤血球が分解されるとヘモグロビンと呼ばれる赤いたんぱく質の一部が体の外へ。
赤血球が分解されて残った赤いヘモグロビン。
一部は脾臓でビリルビンという黄色い物質に変化して肝臓に移動。
このビリルビンは増えすぎると体が黄色くなる黄疸などの病気の原因。
うんこと一緒に体外に排出する必要があります。
このように黄色のビリルビンは、肝臓から消化管へ。
消化液の胆汁に混ぜられることで十二指腸に排出。
この時にビリルビンは胃を通って来た食べ物と合流。
小腸、大腸を経て消化吸収されていきます。
ビリルビンは乳酸菌やビフィズス菌などお腸内細菌によってステルコビリンという物質に変化。
このステルコビリンの色が茶色。
こうしてあの茶色になります。
番組では華道家の先生にその過程を花で表現してもらう事に。
赤いヘモグロビン
黄色いビリルビンが加わり、
茶色いステルコビリンで完成。
タイトルは「道のり」
ちなみに作成された先生は、最初の赤だけが一番よいと思うとのこと。
結論
というわけで、
「なんでうんちはブラウンなの?」は、
「血液の色が回り回ってあの色になるから」
でした。
解説してくれたのは
消化器専門医の川本徹先生。
川本 徹(かわもと とおる)
Toru Kawamoto
消化器専門医
1987年筑波大学医学専門学群卒業。専門は消化器外科。元筑波大学消化器外科講師。2003年より、アメリカテキサス大学MDアンダーソンがんセンターにてがんの研究も行うなど幅広い知識も習得、2010年にみなと芝クリニック院長に就任。患者の症状に対し全体と細部の両方からアプローチする「森を見て木を見る」診療がモットー。日本テレビ 「ザ・世界仰天ニュース」、テレビ朝日 「林修の今でしょ!講座」などメディア出演多数。
(HPより)
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