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万華鏡はなんで出来たの?→デビッドが夜も船を走らせようとしたから

今回は、チコちゃんに叱られる! ▽古い硬貨の謎▽万華鏡誕生秘話▽床に落ちた髪の毛 初回放送日: 2024年3月8日の番組内容を紹介。


万華鏡はなんで出来たの?




万華鏡はなんで出来たの?


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、童心を忘れないステキな大人ってだーれ?」


チコちゃん「万華鏡はなんで出来たの?」


チコちゃんの答えは、「デビッドが夜も船を走らせようとしたから」


デビッドが夜も船を走らせようとしたから


万華鏡の発明者は、スコットランドの物理学者デビッド・ブリュースター。




色はシアン・マゼンタ・イエローの組み合わせで出来ています。




その色の三原色を発見した人物。


そのデビッド先生が1816年に世界初の万華鏡を発明。


19世紀はヨーロッパで蒸気船が発明されたタイミング。


大きな船が行き交うようになった時代。


特にスコットランドは造船業が盛んな国。


港には多くの船が出入りしていました。


そうなると船の事故も急増。


この時代の船の事故のほとんどは陸や海中の岩に乗り上げてしまうもの。


その原因として挙げられるのが灯台の光が弱かったから。



海岸の高い位置から明かりを照らすと、そこが陸地である事が分かります。


事故防止のために灯台は非常に重要な役割を担っていました。


当時の灯台は電気ではなくランプ。


ランプだと光が弱いので明かりが見えたと思ったらもうそこは陸だったという事も。


そこで安全のためには船は昼間に走るというのが基本となっていました。


そこで灯台の光をパワーアップ出来れば船が夜も走れるようになるとかんがえたのがデビッド先生。


1つの光だと、いろいろな方向に光が分散します。





後ろに鏡を置くと、反射した光も増えて2倍に。




そこで、さらに明かりの後ろに2枚の鏡を置くことで光の反射をより遠くへ届かせるという仕組み考えました。




そんな実験中に偶然見つけたと考えられています。


万華鏡はこのように6つにわかれてみえます。



これは、1回目の反射と2回目の反射があるから。





そこから発展させて万華鏡ことカレイドスコープが発表。


ロンドンやパリで偉大なる哲学的な玩具ともてはやされて世界中に広まっていくことに。


誕生から僅か3年後の1819年には日本の大坂で万華鏡が見られていたという記録が残っています。


20世紀に入ると観光地のお土産品として日本でも浸透しました。




結論


というわけで、


「万華鏡はなんで出来たの?」は、


「デビッドが夜も船を走らせようとしたから」


でした。




解説してくれたのは


日本万華鏡博物館の大熊進一館長

日本万華鏡博物館館長の大熊進一です。

 万華鏡と出会ったのは1990年1月、ハワイ・マウイ島です。おもちゃからアートへ大変身した万華鏡を見て、思わず買ってしまったのがコレクション第1号です。それから少しずつ集めていたのですが、93年、雑誌『ぴあ』(7月27日号)が「平成のコレクター」というコーナーで取材に来てくれました。コレクション数180本と書かれています。この時から、日本一の万華鏡コレクターになったのです。

 1949年12月24日、埼玉県川口市幸町2ー1で生まれました。実家の生まれた所に、日本万華鏡博物館を作ったのです。72年、立教大学経済学部卒。在学中は探検部に所属し、無人島生活や洞窟探検を行なう。卒業後、埼玉新聞記者として4年間勤務。76年、インダス・モヘンジョ・ダロ、チグリス・ユーフラティス、エジプト、ヨーロッパの古代遺跡を1年かけて巡る。77年、(株)エンジンルームに所属し、『ビックリハウス』の編集、各種プランニングに従事。82年、著書『私とモノとの出会い』を出版。85年、独立して、企画編集会社(株)ベアーズを設立、代表取締役就任、資本金1000万円。プランニング業務と、日産自動車、JT日本たばこ、リクルート、ミスタードーナツ、東京モード学園、綜合警備保障、等のPRマガジンを企画編集。

 万華鏡と出会ってから、91年、アメリカの万華鏡愛好家団体「ブリュスター・ソサエティ」に入会。96年、日本万華鏡倶楽部設立、そして98年、日本万華鏡博物館を開館。2000年、日本で初めての万華鏡の本『万華鏡の本』を日本万華鏡博物館から刊行。万華鏡だけの公募展「日本万華鏡大賞展」をスタート。02年、上野国立科学博物館で「光を楽しむ」展に万華鏡を出品。03年、『万華鏡の本・増補版』刊行、文渓堂から『万華鏡』を出版。滋賀県長浜市に日本一高い8mの万華鏡「天の華」をプロデュース。05年、中国北京市「索尼探夢(ソニータンモン)」で万華鏡展開催。2012年、3月現在、コレクション数は1900点を越えています。

 日本万華鏡博物館では、館長が万華鏡の歴史と仕組みの説明をし、手作りをサポートし、不思議な万華鏡を解説し見てもらいます。“学んで・作って・見る”全てに館長が説明します。万華鏡を頭で、手で、目で楽しんでもらうための、一番いい方法が、館長による解説付き見学だ、と思います。だから予約優先になります。予約がなくても空いていれば入館できますが、毎正時ごとに、好きな日時を予約して、楽しい1時間を過ごしてください。
(大学HPより)



日本万華鏡博物館



今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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