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恥ずかしいってなに?→自分の居場所を守るための人間ならではの感情

今回は、チコちゃんに叱られる! ▽薬はなぜ薬局?▽木の枝の謎▽恥ずかしいとは 初回放送日:2024年5月31日の番組内容を紹介。


恥ずかしいってなに?




恥ずかしいってなに?


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、恥ずかしいことにも動じないステキな大人ってだーれ?」


チコちゃん「恥ずかしいってなに?」


チコちゃんの答えは、「自分の居場所を守るための人間ならではの感情。」



自分の居場所を守るための人間ならではの感情


恥ずかしいという感情は群れの中で集団生活をしている人間ならではの感情。


他に群れを作る動物は多くいます。


それらに比べて人間が社会的な動物で他人の存在が無いと生きて行けないという特異性が深く関係。




ヒトは家族、学校、会社など様々な社会の中で人との関わりを持って生きています。


日常生活には常に他人の存在があるというのが人間社会。


そうなると、社会の中に自分の居場所を確保して、社会の一員でいられるようにしておく必要があります。


そこで役に立つのが恥ずかしいという感情。


例)知り合いと間違えて赤の他人に声をかけてしまうというミス


大抵の人は恥ずかしいという感情がうまれます。


共に自分の勘違いを謝ってその場を収めようとします。




赤の他人に急に声をかけて変な人だと周囲に思われてしまうと、社会の中で自分の評価が下がる可能性があります。


そうすると、「社会から見放されてしまうかもしれない」という懸念が生じます。


そうなってしまわないようにする危険信号が「恥ずかしい」という感情。


それ以外にも、褒められて何だか照れくさくて恥ずかしい場合も同様。


相手から受けた評価に対して自分の能力が見合っていないと感じるのがその根底にある考え。




「もしかすると相手の期待に応えられないかもしれない」


そうなると自分の評価が下がってしまうというリスクが。


そこから、恥ずかしいという感情が生まれています。


実際はちょっとした出来事だけで社会から追放されるような事はありません。


大昔からヒトは集団の中でそれぞれの役割を担って生き延びてきたという歴史があります。


その頃の習性が未だに残っているかもしれないとのこと。



恥ずかしい時の人間の表情の研究





その表情のタイプは主に4つに大別されます。



左上の表情はマイナスの評価を受け入れた時に出て来る表情。


目を閉じたり、下を向いたりという特徴があります。



左下の表情はプラスの評価を受け入れた時の表情。




いわゆるドヤ顔。


他に右上のパターンの場合はおちゃらけた表情やポーズ。




「自分の本当の実力はこうじゃないよ」とアピール。


右下のパターンは口を結んだり、顔をそらしたり隠したり。






その評価から逃げようとしている時の表情。


このように自分への評価が下がったり上がったりした時に、その評価を受け入れるか受け入れないか。


それを。言葉にしなくても、表情で周囲に伝えようとしている感情。



結論


というわけで、


「恥ずかしいってなに?」は、


「自分の居場所を守るための人間ならではの感情」


でした。




解説してくれたのは


聖心女子大学の菅原健介教授


研究テーマ: 社会心理学、人格心理学。研究テーマは羞恥心、対人不安、自己呈示。

著書:
『人ははぜ恥ずかしがるのか』サイエンス社
『ひとの目に映る自己』(編著)金子書房
『羞恥心はどこへ消えた』光文社新書など
(大学HPより)



聖心女子大学

聖心女子大学(せいしんじょしだいがく,英語: University of the Sacred Heart, Tokyo)は東京都渋谷区広尾四丁目3番1号に本部を置く日本の私立大学。1916年創立、1948年大学設置。

概要
開校は1916年(大正5年)である。私立聖心女子学院高等専門学校を前身とし、1948年(昭和23年)、新学制により聖心女子大学として発足した。日本最初の女子大学の一つで、初代学長はエリザベス・ブリッドである。

1800年にフランスで設立された女子修道会「聖心会」を母体とし、世界42カ国に170校の姉妹校を持つ。現在の聖心会総本部はイタリア・ローマにある。広尾の大学構内には聖心会日本管区本部のほか、付属研究機関としてキリスト教文化研究所、カトリック女子教育研究所が設置されている。
(Wikipediaより)




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